意匠ウォッチ

発行日2025-10-14
公報種別意匠公報(S)
登録番号1726841
登録日2022-09-29
意匠に係る物品製錬炉内確認用治具
意匠分類K0-490(K1～K9に属さないその他の産業用機械器具)
出願番号2021027321
出願日2021-12-10
意匠権者住友金属鉱山株式会社,SUMITOMO METAL MINING CO.,LTD.
代理人個人,個人
意匠に係る物品の説明本願意匠に係る物品は、製錬炉内確認用治具である。本願意匠に係る製錬炉内確認用治具は、点検口を通して1000℃を超える製錬炉内に挿入され製錬炉内を確認するために使用される治具である。本願意匠に係る製錬炉内確認用治具は、支持パイプと、この支持パイプに挿通された支持パイプの軸方向に沿って移動可能な角度調整棒と、ステンレス板の表面を鏡面加工した反射板と、反射板を支持パイプおよび角度調整棒の先端に連結する角度調整部と、から構成されている。角度調整部は、支持パイプおよび角度調整棒に対する反射板の表面の角度を調整するものであり、反射板の背面と支持パイプの先端とを連結する第一連結部と、反射板の背面と角度調整棒の先端とを連結する第二連結部と、を備えている。第一連結部は、支持パイプの先端に設けられた第一連結片と、先端が反射板の背面に固定され基端が第一連結片に回転可能に連結されたブラケットと、を備えている。第二連結部は、反射板の背面に第一連結部の第一連結片が接続された位置よりも先端側に設けられたブラケットと、先端がブラケットに回転可能に連結され基端が角度調整棒の先端に回転可能に連結された第二連結片と、を備えている。以上のような構造を有しているので、本願意匠に係る製錬炉内確認用治具の先端部、つまり、反射板が設けられている部分を点検口を通して製錬炉内に挿入すれば、点検口を通して直接には視認できない部分でも反射板の表面を通して確認することができる。しかも、本願意匠に係る製錬炉内確認用治具では、ステンレス板の表面を鏡面加工した反射板を使用するので、数分間連続して製錬炉内で使用することができるから、反射板等を掃除・交換しなくても、製錬炉内のジャケットなどを十分に確認することができる。また、反射板を製錬炉内に入れても、本願意匠に係る製錬炉内確認用治具の基端部、つまり、支持パイプや角度調整棒の基端部は製錬炉外に位置させることができる。そして、角度調整棒を支持パイプの先端側に移動させれば、反射板の先端を先端側に傾ける(参考図1、2では下方に揺動させる)ことができる。一方、角度調整棒を支持パイプの手元側に移動させれば、反射板の先端を手元側に傾ける(参考図1、2では上方に揺動させる)ことができる。すると、製錬炉外にある角度調整棒の基端部を操作すれば反射板の表面の角度を変更できるので、製錬炉の広範囲を確認することができる。
意匠の説明右側面拡大図は、本願意匠に係る製錬炉内確認用治具の右側面の拡大図である。左側面拡大図は、本願意匠に係る製錬炉内確認用治具の左側面の拡大図である。A部分拡大図は、正面図のA部分拡大図である。B部分拡大図は、背面図のB部分拡大図である。参考図1は、角度調整棒を引っ張った状態を説明する拡大図である。参考図2は、参考図1の状態からさらに角度調整棒を引っ張った状態を説明する拡大図である。正面右方向からの斜視図は、本願意匠に係る製錬炉内確認用治具を正面右斜め上方から見た図である。正面右方向からの参考斜視図は、角度調整棒を引っ張った状態における本願意匠に係る製錬炉内確認用治具を正面右斜め上方から見た図である。正面左方向からの斜視図は、本願意匠に係る製錬炉内確認用治具を正面左斜め上方から見た図である。正面左方向からの参考斜視図は、角度調整棒を引っ張った状態における本願意匠に係る製錬炉内確認用治具を正面左斜め上方から見た図である。

関連意匠