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公開番号
2025134039
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2025120140,2021082862
出願日
2025-07-17,2021-05-17
発明の名称
電子調光眼鏡用の電子素子
出願人
ホヤ レンズ タイランド リミテッド
,
HOYA Lens Thailand Ltd
代理人
インフォート弁理士法人
主分類
G02F
1/155 20060101AFI20250904BHJP(光学)
要約
【課題】レンズ形状の自由度を高くできる電子調光眼鏡用の電子素子を提供する。
【解決手段】レンズ(19)と組み合わされて電気エネルギーの供給によって調光効果を得る電子調光眼鏡用の電子素子(20)であって、基板(21,22)と、基板上に設けられた一対の透明電極層(24,25)と、一対の透明電極層の間に設けられた調光層(26)と、を有し、一対の透明電極層と調光層が重なる調光領域(E1)の外側の周縁領域(E2)に、透明電極層の少なくとも一部を覆うシール材(32)を有し、一対の透明電極層はそれぞれ周縁領域まで延びる張出部(24a,25a)を有し、張出部は他の導電部材を挟まずにシール材に接している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
レンズと組み合わされて電気エネルギーの供給によって調光効果を得る電子調光眼鏡用の電子素子であって、
基板と、前記基板上に設けられた一対の透明電極層と、前記一対の透明電極層の間に設けられた調光層と、を有し、
前記一対の透明電極層と前記調光層が重なる調光領域の外側の周縁領域に、前記透明電極層の少なくとも一部を覆うシール材を有し、
前記一対の透明電極層はそれぞれ前記周縁領域まで延びる張出部を有し、前記張出部は他の導電部材を挟まずに前記シール材に接していることを特徴とする電子調光眼鏡用の電子素子。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記周縁領域に、前記一対の透明電極層に接続して前記基板の外面に露出する一対の電極端子を有することを特徴とする請求項1に記載の電子調光眼鏡用の電子素子。
【請求項3】
前記一対の透明電極層は、IZOによって形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子調光眼鏡用の電子素子。
【請求項4】
前記一対の透明電極層は、導電性繊維で形成した導電性繊維層を含んでいることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子調光眼鏡用の電子素子。
【請求項5】
前記電子素子は、前記一対の透明電極層への電圧印加によって前記調光層で酸化還元反応による光物性の可逆的な変化を発生するエレクトロクロミック素子であることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子調光眼鏡用の電子素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子調光眼鏡用の電子素子に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
レンズの表面や内部に電子素子を備え、電子素子への電気エネルギーの供給によって光学的特性(光透過率や色など)を変化させて調光効果を得る電子調光眼鏡がある。調光用の電子素子の一例として、エレクトロクロミック素子(EC素子)が知られている。エレクトロクロミック素子は、球面状のレンズ面に対応した湾曲形状に形成することが可能であり、電子調光眼鏡用の電子素子に適している。
【0003】
エレクトロクロミック素子は、物質に電荷を加えたときに電気化学的な酸化還元反応などによって可逆的に光学的吸収が起きる現象(エレクトロクロミズム)を利用したものである。調光用のエレクトロクロミック素子は、エレクトロクロミズムを示す材料からなる調光層を挟んで、正極用と負極用の一対の透明電極層(透明導電膜)を配した積層構造にするのが一般的である。透明電極層の材料として、酸化インジウムに酸化スズを添加したITO(Indium Tin Oxide;酸化インジウムスズ)が用いる場合が多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6624206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
眼鏡レンズの形状は、ユーザーの好みや眼鏡フレームのデザインに応じた多様性を有することが望まれる。一方、電子調光眼鏡においては、レンズと組み合わされる調光用の電子素子の構造によって、レンズ形状が制約される可能性がある。そのため、電子調光眼鏡の商品価値を高めるために、レンズ形状の自由度を阻害しない電子素子が求められている。
【0006】
本発明は、以上の課題を解決するべく、レンズ形状の自由度を高くできる電子調光眼鏡用の電子素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、レンズと組み合わされて電気エネルギーの供給によって調光効果を得る電子調光眼鏡用の電子素子であって、基板と、基板上に設けられた一対の透明電極層と、一対の透明電極層の間に設けられた調光層と、を有し、一対の透明電極層と調光層が重なる調光領域の外側の周縁領域に、透明電極層の少なくとも一部を覆うシール材を有し、周縁領域に、一対の透明電極層に接続して前基板の外面に露出する一対の電極端子を有し、一対の透明電極層はそれぞれ周縁領域まで延びる張出部を有し、電極端子がシール材を貫通して張出部に接続する箇所を除いて、張出部は他の導電部材を挟まずにシール材に接していることを特徴とする。
【0008】
一つの形態として、一対の透明電極層はIZOによって形成される。
【0009】
別の形態として、一対の透明電極層は、導電性繊維で形成した導電性繊維層を含んで構成される。
【0010】
本発明は、一対の透明電極層への電圧印加によって調光層で酸化還元反応による光物性の可逆的な変化を発生するエレクトロクロミック素子に好適である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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