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公開番号2025133762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2025106064,2024038267
出願日2025-06-24,2019-09-27
発明の名称紫外線硬化性樹脂組成物、発光装置の製造方法及び発光装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類H10K 50/858 20230101AFI20250904BHJP()
要約【課題】光源が発する光を透過させる光学部品を作製するために使用でき、発光装置における無機質層と光学部品とに起因する発光効率の低下を生じにくくできる、紫外線硬化性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】紫外線硬化性樹脂組成物は、アクリル化合物(A)及び光重合開始剤(B)を含有する。紫外線硬化性樹脂組成物の屈折率が、1.457以下である。アクリル化合物(A)は、屈折率1.450以下のアクリル化合物(A1)及び1分子中に三つ以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物(A3)を含有し、かつアクリル化合物(A)に対するアクリル化合物(A1)の百分比は55質量%以上である。アクリル化合物(A1)は、一分子中に二つ以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物を含有する。紫外線硬化性樹脂組成物は、光源が発する光を透過させる光学部品を作製するために用いられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アクリル化合物(A)及び光重合開始剤(B)を含有する紫外線硬化性樹脂組成物であり、
前記紫外線硬化性樹脂組成物の屈折率が、1.457以下であり、
前記アクリル化合物(A)は、屈折率1.450以下のアクリル化合物(A1)及び1分子中に三つ以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物(A3)を含有し、かつ前記アクリル化合物(A)に対する前記アクリル化合物(A1)の百分比は55質量%以上であり、
前記アクリル化合物(A1)は、一分子中に二つ以上の(メタ)アクリロイル基を有する化合物を含有する、
光源が発する光を透過させる光学部品を作製するための紫外線硬化性樹脂組成物。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記アクリル化合物(A1)の25℃での粘度は25mPa・s以下である、
請求項1に記載の紫外線硬化性樹脂組成物。
【請求項3】
インクジェット法で成形される、
請求項1又は2に記載の紫外線硬化性樹脂組成物。
【請求項4】
硬化物のガラス転移温度が80℃以上である、
請求項1から3のいずれか一項に記載の紫外線硬化性樹脂組成物。
【請求項5】
中空フィラー(C)を更に含有する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の紫外線硬化性樹脂組成物。
【請求項6】
前記中空フィラー(C)は、中空樹脂粒子を含有する、
請求項5に記載の紫外線硬化性樹脂組成物。
【請求項7】
光源と、前記光源が発する光を透過させる光学部品及び無機質層とを備え、前記光学部品と前記無機質層とは重なっている発光装置を製造する方法であり、
請求項1から6のいずれか一項に記載の紫外線硬化性樹脂組成物をインクジェット法で成形してから、前記紫外線硬化性樹脂組成物に紫外線を照射して硬化させることで前記光学部品を作製することを含む、
発光装置の製造方法。
【請求項8】
前記紫外線硬化性樹脂組成物を加熱してから前記紫外線硬化性樹脂組成物をインクジェット法で成形する、
請求項7に記載の発光装置の製造方法。
【請求項9】
光源と、前記光源が発する光を透過させる光学部品及び無機質層とを備え、前記光学部品と前記無機質層とは重なっており、前記光学部品は、請求項1から6のいずれか一項に記載の紫外線硬化性樹脂組成物の硬化物である、
発光装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線硬化性樹脂組成物、発光装置の製造方法及び発光装置に関し、詳しくは、光源が発する光を透過させる光学部品を作製するための紫外線硬化性樹脂組成物、この紫外線硬化性樹脂組成物を用いる発光装置の製造方法、及びこの光学部品を備える発光装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
有機EL発光装置などの発光装置は、照明、ディスプレイなどに適用されており、今後の普及が期待されている。
【0003】
有機EL発光装置のうち、トップエミッションタイプと呼ばれるものは、例えば支持基板上に有機EL素子を配置し、支持基板に対向するように透明基板を配置して構成される。この場合、有機EL素子が発する光は透明基板を通過して外部へ出射する。
【0004】
有機EL素子は水分によって劣化すると、ダークスポットとよばれる発光しない部分が生じることがある。そのため、有機EL素子を透明な封止材及び窒素化合物製のパッシベーション層で覆うことで、外部から有機EL素子への水分の侵入を抑制することが行われている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-186850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
有機EL発光装置には、ダークスポットを抑制することだけでなく、高い発光効率も要求される。発明者は、有機EL発光装置に封止材及びパッシベーション層を設けることが、発光効率の低下を招き、特に封止材の厚みが薄いと発光効率の低下が顕著になることを見出した。
【0007】
本発明の課題は、光源が発する光を透過させる光学部品を作製するために使用でき、発光装置における無機質層と光学部品とに起因する発光効率の低下を生じにくくできる、紫外線硬化性樹脂組成物、この紫外線硬化性樹脂組成物を用いる発光装置の製造方法、及びこの紫外線硬化性樹脂組成物の硬化物からなる光学部品を備える発光装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る、光源が発する光を透過させる光学部品を作製するための紫外線硬化性樹脂組成物は、アクリル化合物(A)及び光重合開始剤(B)を含有し、前記アクリル化合物(A)は、屈折率1.459以下のアクリル化合物(A1)を含有し、かつ前記アクリル化合物(A)に対する前記アクリル化合物(A1)の百分比は50質量%以上である。
【0009】
本発明の一態様に係る発光装置の製造方法は、光源と、前記光源が発する光を透過させる光学部品及び無機質層とを備え、前記光学部品と前記無機質層とは重なっている発光装置を製造する方法であり、前記紫外線硬化性樹脂組成物をインクジェット法で成形してから、前記紫外線硬化性樹脂組成物に紫外線を照射して硬化させることで前記光学部品を作製することを含む。
【0010】
本発明の一態様に係る発光装置は、光源と、前記光源が発する光を透過させる光学部品及び無機質層とを備え、前記光学部品と前記無機質層とは重なっており、前記光学部品は、前記紫外線硬化性樹脂組成物の硬化物である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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