TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025128067
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2025065750,2024024266
出願日
2025-04-11,2024-02-21
発明の名称
蓄電装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
50/204 20210101AFI20250826BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】クロス部材が間に位置するように第1蓄電セルおよび第2蓄電セルが配置された構成において、重量の増加を抑制しつつ、一方の蓄電セルから他方の蓄電セルへの輻射熱による影響を低減可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置10は、第1方向に並んで配置される第1蓄電セル211および第2蓄電セル221と、収容ケースと、第1方向に直交する第2方向に沿って延在し、第1蓄電セル211および第2蓄電セル221の間の隙間に配置されるクロス部材40とを備える。ケースは、第2方向に並んで配置された一対の側壁を含み、クロス部材40は、第2方向の両端において、一対の側壁と接続されている。クロス部材40には、中空部Hが設けられている。クロス部材40は、第1蓄電セル211と対向する第1壁部41と、第1方向に交差し、中空部Hを仕切る仕切壁45とを有する。仕切壁45の厚さは、第1壁部41の厚さ以下である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に間隔をあけて並んで配置される第1蓄電セルおよび第2蓄電セルと、
前記第1蓄電セルおよび前記第2蓄電セルを収容するケースと、
前記第1方向および鉛直方向に直交する第2方向に沿って延在し、前記第1蓄電セルおよび前記第2蓄電セルの間に配置されるクロス部材と、を備え、
前記ケースは、前記第1方向に沿って延在し、かつ、前記第2方向に並んで配置された一対の側壁を含み、
前記クロス部材は、前記第2方向の両端において、前記一対の側壁のそれぞれと接続されており、
前記クロス部材には、前記第2方向に垂直となる断面において中空部が設けられており、
前記クロス部材は、前記第1方向に前記第1蓄電セルと対向する第1壁部と、前記断面において前記第1方向に交差し、前記中空部を仕切る仕切壁とを有し、
前記仕切壁の厚さは、前記第1壁部の厚さ以下である、蓄電装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記第1方向における前記仕切壁の投影面積は、前記第1方向における前記第1壁部の投影面積の25%以上100%以下である、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記第1方向と前記仕切壁とが交差する交差角のうち小さい方の角度は、45度以上90度未満か、前記交差角が90度である、請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記第1蓄電セルは、第1排気弁を有し、
前記第1排気弁は、前記第1方向に前記クロス部材と対向している、請求項1から3のいずれか1項に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記第2蓄電セルは、第2排気弁を有し、
前記第2排気弁は、前記第1方向に前記クロス部材と対向している、請求項4に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記第1方向から見た場合に、前記第1排気弁は、前記仕切壁に重なるように配置されている、請求項4に記載の蓄電装置。
【請求項7】
前記第1壁部には、前記第1排気弁と対向する位置に第1開口部が設けられている、請求項6に記載の蓄電装置。
【請求項8】
前記第1開口部は、破断可能な断熱部材によって被覆されている、請求項7に記載の蓄電装置。
【請求項9】
前記断熱部材は、易破断部を有する、請求項8に記載の蓄電装置。
【請求項10】
前記易破断部は、破断線によって構成されており、
前記第1排気弁は、前記第1方向において、前記破断線と対向して配置されている、請求項9に記載の蓄電装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の蓄電装置として、特開2023-165300号公報(特許文献1)には、電池ケース内の空間を複数の領域に区画するクロス部材が設けられており、複数の領域の各々には、蓄電モジュールが配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-165300号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、蓄電モジュールは複数の蓄電セルを含んでおり、1つの蓄電セルが発熱した場合には、他の蓄電セルに輻射熱が伝わる場合がある。
【0005】
特許文献1に記載の蓄電装置においては、互いに隣り合う蓄電モジュールの間にクロス部材が配置されている。しかしながら、当該クロス部材に何ら手立てがない場合には、隣り合う蓄電モジュールのうち一方の蓄電モジュールに含まれる蓄電セルからの輻射熱の大部分がクロス部材を透過する。この場合には、上記輻射熱によって、上記隣り合う蓄電モジュールのうち他方の蓄電モジュールに含まれる蓄電セルを温度上昇させてしまうことがある。
【0006】
本開示は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的は、クロス部材が間に位置するように第1蓄電セルおよび第2蓄電セルが配置された構成において、重量の増加を抑制しつつ、ケースの剛性を向上させるとともに、一方の蓄電セルから他方の蓄電セルへの輻射熱による影響を低減可能な蓄電装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に基づく蓄電装置は、第1方向に間隔をあけて並んで配置される第1蓄電セルおよび第2蓄電セルと、上記第1蓄電セルおよび上記2蓄電セルを収容する収容ケースと、上記第1方向および鉛直方向に直交する第2方向に沿って延在し、上記第1蓄電セルおよび上記第2蓄電セルの間に配置されるクロス部材と、を備える。上記ケースは、上記第1方向に沿って延在し、かつ、前記第2方向に並んで配置された一対の側壁を含む。上記クロス部材は、前記第2方向の両端において、上記一対の側壁のそれぞれと接続されている。上記クロス部材には、上記第2方向に垂直となる断面において中空部が設けられている。上記クロス部材は、上記第1方向に上記第1蓄電セルと対向する第1壁部と、上記断面において上記第1方向に交差し、上記中空部を仕切る仕切壁とを有する。上記仕切壁の厚さは、上記第1壁部の厚さ以下である。
【0008】
上記構成によれば、クロス部材の中空部が第1蓄電セルと第2蓄電セルが並ぶ第1方向に交差する仕切壁によって仕切られている。当該仕切壁によって、第1蓄電セルおよび第2蓄電セルのうち一方の蓄電セルから他方の蓄電セルに向かう輻射熱の透過を抑制することができる。これにより、当該一方の蓄電セルから他方の蓄電セルへの輻射熱による影響を低減させることができる。加えて、第2方向におけるクロス部材の両端がケースの一対の側壁のそれぞれに接続されていることにより、ケースの剛性が向上する。この結果、蓄電装置の側方からの衝撃に対するケースの耐久性を向上させることができる。
【0009】
上記本開示に基づく蓄電装置にあっては、上記第1方向における上記仕切壁の投影面積は、上記第1方向における上記第1壁部の投影面積の25%以上100%以下であってもよい。
【0010】
上記構成によれば、上記のように仕切壁の投影面積を設定することにより、クロス部材の重量の増加を抑制しつつ、当該一方の蓄電セルから他方の蓄電セルへの輻射熱による影響を低減させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
トヨタ自動車株式会社
給電支援装置
今日
トヨタ自動車株式会社
電動車救援システム
今日
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置及び組電池構造
今日
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置及び情報処理方法
今日
株式会社SOKEN
二次電池の製造方法
今日
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
今日
トヨタ自動車株式会社
バイポーラ集電体、バイポーラ電極及びバイポーラ型二次電池
今日
個人
フリー型プラグ安全カバー
5日前
沖電気工業株式会社
アンテナ
5日前
オムロン株式会社
電磁継電器
2日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
9日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
9日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
12日前
株式会社カネカ
二次電池
8日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
今日
愛知電機株式会社
負荷時タップ切換装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
9日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
三菱マテリアル株式会社
充電プラグ
6日前
株式会社タカトリ
ウエハの研削装置
7日前
大阪瓦斯株式会社
燃料電池システム
8日前
トヨタ自動車株式会社
電池管理装置
2日前
トヨタ自動車株式会社
交換式バッテリ
12日前
岩崎電気株式会社
発光素子、及び光照射装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
交換式バッテリ
12日前
住友電装株式会社
中継コネクタ
9日前
テルモ株式会社
可搬型機器
6日前
TDK株式会社
電子部品
1日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池用負極
1日前
東洋電装株式会社
スイッチ装置
1日前
本田技研工業株式会社
触媒インク
2日前
本田技研工業株式会社
触媒インク
2日前
住友電装株式会社
ワイヤハーネス
8日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
5日前
日本圧着端子製造株式会社
電気コネクタ
6日前
続きを見る
他の特許を見る