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公開番号
2025124306
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-26
出願番号
2024020261
出願日
2024-02-14
発明の名称
ブリ属養殖魚の育成方法
出願人
マルハニチロ株式会社
代理人
弁理士法人平木国際特許事務所
主分類
A01K
61/17 20170101AFI20250819BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】効率よくブリ属養殖魚を雌雄に分別して育成することが可能な育成方法を提供する。
【解決手段】ブリ属養殖魚の性分化前の稚魚に、性ホルモン又は性ホルモン様物質を投与して、ブリ属養殖魚を育成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ブリ属養殖魚の性分化前の稚魚に、性ホルモン又は性ホルモン様物質を投与することを含む、ブリ属養殖魚の育成方法。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記性分化前の稚魚への性ホルモン又は性ホルモン様物質の投与開始が、孵化後30日~90日である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記性ホルモン又は性ホルモン様物質が、雄性ホルモン、雌性ホルモン及びこれらのいずれかの類似物質から選択される少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記性ホルモン又は性ホルモン様物質が、エストロゲン及び植物性エストロゲンから選択される少なくとも1つである、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記性ホルモン又は性ホルモン様物質が、植物性エストロゲンである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記性ホルモン又は性ホルモン様物質が、テストステロンである、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記性ホルモン又は性ホルモン様物質を、7~60日間の期間投与する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記性ホルモン又は性ホルモン様物質の投与期間の後、雌のブリ属養殖魚のみを含む群又は雄のブリ属養殖魚のみを含む群を得る工程;及び
前記雌のブリ属養殖魚のみを含む群又は雄のブリ属養殖魚のみを含む群を育成する工程;
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
ブリ属養殖魚の性分化前の稚魚群に、雄性ホルモンを投与して、雌の遺伝子型(ZW)を有するブリ属養殖魚を含む、雄のブリ属養殖魚群を形成する工程;
雌の遺伝子型(ZW)を有する雌のブリ属養殖魚と、前記雌の遺伝子(ZW)を有する雄のブリ属養殖魚とを交配させ、採卵する工程;
前記採卵で得られた卵を孵化させ、得られた稚魚群から、雌の遺伝子型(WW)を有する雌のブリ属養殖魚を選別し、育成する工程;
雄の遺伝子型(ZZ)を有する雄のブリ属養殖魚と、前記雌の遺伝子型(WW)を有する雌のブリ属養殖魚とを交配させ、採卵する工程;及び
前記採卵で得られた卵を孵化させて育成し、雌の遺伝子(ZW)を有する雌のブリ属養殖魚のみを含む群を得る工程;
を含む、ブリ属養殖魚の雌の性分別方法。
【請求項10】
ブリ属養殖魚の性分化前の稚魚群に、雌性ホルモンを投与して、雄の遺伝子型(ZZ)を有するブリ属養殖魚を含む、雌のブリ属養殖魚群を形成する工程;
雄の遺伝子型(ZZ)を有する雄のブリ属養殖魚と、前記雄の遺伝子型(ZZ)を有する雌のブリ属養殖魚とを交配させ、採卵する工程;及び
前記採卵で得られた卵を孵化させて育成し、雄の遺伝子型(ZZ)を有する雄のブリ属養殖魚のみを含む群を得る工程;
を含む、ブリ属養殖魚の雄の性分別方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ブリ属養殖魚を雌化又は雄化して育成する、ブリ属養殖魚の育成方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
養殖コストの低減等を目的として、養殖魚の育成期間を短縮するための試みが実施されている。ブリ属の養殖においては、従来よりも早く、特に供給量の少ない夏場に出荷するために、例えば、採集した稚魚(モジャコ)のうち、サイズの大きなものだけを選別して育成したり、親魚から採卵し孵化させた人工種苗を育成したりする手法がとられている。
【0003】
ブリの育成期間短縮の手法として、特許文献1には、ブリの人工養成親魚の雌雄を9月上旬に陸上水槽に収容し、日長と水温を制御してその卵巣を増大させた後、成熟誘起ホルモン剤を注射して産卵を誘発する早期採卵技術によって12月に採卵を行い、その仔魚の一部を1年間養殖して得られた成魚を出荷すると共に、残りの仔魚を2年間親魚として養成して上記の早期採卵技術を用いて12月に採卵を行う方法を繰り返すことによって、ブリ養殖期間と親魚養成期間をそれぞれ約1年間短縮する方法が記載されている。このように、孵化の段階から人工的な環境下に置く、いわゆる人工種苗を採用し、育成環境を管理・制御することで、ブリ属養殖魚の育成期間が短縮できることが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-300837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、孵化後のブリ属養殖魚について、早期に雌雄別に育成することで、雌雄共にその生育が早まることを見出した。しかしながら、ブリ属養殖魚を雌雄別に分けるためには、例えば、魚体の生殖腺の形状観察による分別又は遺伝子の性識別マーカーの検出による分別が必要となるが、前者は生殖腺の形成が見られるまでブリ属を育成する必要があり、早期に分別することが困難であり、後者は、すべての個体について試料を採取して遺伝子検出を行う必要があり、非常に煩雑な作業を必要とする。
【0006】
本発明は、効率よくブリ属養殖魚を雌雄に分別して育成することが可能な育成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、以下を提供するものである。
[1]ブリ属養殖魚の性分化前の稚魚に、性ホルモン又は性ホルモン様物質を投与することを含む、ブリ属養殖魚の育成方法。
[2]前記性分化前の稚魚への性ホルモン又は性ホルモン様物質の投与開始が、孵化後30日~90日である、[1]に記載の方法。
[3]前記性ホルモン又は性ホルモン様物質が、雄性ホルモン、雌性ホルモン及びこれらのいずれかの類似物質から選択される少なくとも1つである、[1]又は[2]に記載の方法。
[4]前記性ホルモン又は性ホルモン様物質が、エストロゲン及び植物性エストロゲンから選択される少なくとも1つである、[1]~[3]のいずれかに記載の方法。
[5]前記性ホルモン又は性ホルモン様物質が、植物性エストロゲンである、[4]に記載の方法。
[6]前記性ホルモン又は性ホルモン様物質が、テストステロンである、[1]~[3]のいずれかに記載の方法。
[7]前記性ホルモン又は性ホルモン様物質を、7~60日間の期間投与する、[1]~[6]のいずれかに記載の方法。
[8]前記性ホルモン又は性ホルモン様物質の投与期間の後、雌のブリ属養殖魚のみを含む群又は雄のブリ属養殖魚のみを含む群を得る工程;及び
前記雌のブリ属養殖魚のみを含む群又は雄のブリ属養殖魚のみを含む群を育成する工程;
を含む、[1]~[7]のいずれかに記載の方法。
[9]ブリ属養殖魚の性分化前の稚魚群に、雄性ホルモンを投与して、雌の遺伝子型(ZW)を有するブリ属養殖魚を含む、雄のブリ属養殖魚群を形成する工程;
雌の遺伝子型(ZW)を有する雌のブリ属養殖魚と、前記雌の遺伝子(ZW)を有する雄のブリ属養殖魚とを交配させ、採卵する工程;
前記採卵で得られた卵を孵化させ、得られた稚魚群から、雌の遺伝子型(WW)を有する雌のブリ属養殖魚を選別し、育成する工程;
雄の遺伝子型(ZZ)を有する雄のブリ属養殖魚と、前記雌の遺伝子型(WW)を有する雌のブリ属養殖魚とを交配させ、採卵する工程;及び
前記採卵で得られた卵を孵化させて育成し、雌の遺伝子(ZW)を有する雌のブリ属養殖魚のみを含む群を得る工程;
を含む、ブリ属養殖魚の雌の性分別方法。
[10]ブリ属養殖魚の性分化前の稚魚群に、雌性ホルモンを投与して、雄の遺伝子型(ZZ)を有するブリ属養殖魚を含む、雌のブリ属養殖魚群を形成する工程;
雄の遺伝子型(ZZ)を有する雄のブリ属養殖魚と、前記雄の遺伝子型(ZZ)を有する雌のブリ属養殖魚とを交配させ、採卵する工程;及び
前記採卵で得られた卵を孵化させて育成し、雄の遺伝子型(ZZ)を有する雄のブリ属養殖魚のみを含む群を得る工程;
を含む、ブリ属養殖魚の雄の性分別方法。
[11][9]又は[10]に記載の方法で性分別されたブリ属養殖魚を、雌のブリ属養殖魚のみ又は雄のブリ属養殖魚のみを含む環境下で育成することを含む、ブリ属養殖魚の育成方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、効率よくブリ属養殖魚を雌雄に分別して育成することが可能な育成方法を提供することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
性転換魚を親魚として用いた雌のブリ属養殖魚の分別方法の原理を示す概略図である。
性転換魚を親魚として用いた雄のブリ属養殖魚の分別方法の原理を示す概略図である。
雄区、雌区及び混合区の養殖ブリの平均魚体重の推移を示すグラフである。
雄区、雌区及び混合区の養殖ブリの5月下旬時点の魚体重を示すグラフである。
対照区及び雌性ホルモンを投与した試験区2の養殖ブリの生殖腺の組織染色写真である。Aは対照区、Bは試験区2の養殖ブリの生殖腺の組織染色写真を示す。
対照区及び雄性ホルモンを投与した試験区2の養殖ブリの生殖腺の組織染色写真である。Aは対照区、Bは試験区2の養殖ブリの生殖腺の組織染色写真を示す。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.定義
本明細書において、「ブリ属」とは、スズキ目アジ科に分類される魚であり、学名Seriolaとして知られる魚である。ブリ属の魚としては、ブリ(Seriola quinqueradiata)、カンパチ(Seriola dumerili)、ヒラマサ(Seriola lalandi)、ヒレナガカンパチ(Seriola rivoliana)、Seriola carpenteri、Seriola fasciata、Seriola hippos、Seriola peruana、Seriola zonataなどが挙げられる。特にブリ又はカンパチが挙げられる。特に、ブリが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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