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公開番号2025121991
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2025077776,2023096922
出願日2025-05-08,2016-11-11
発明の名称雛の健康状態及び性別を判定するシステム及び方法
出願人ターガン インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人
主分類A01K 29/00 20060101AFI20250813BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】初生雛の性別を判定し且つ続いて性別で初生雛を分けるために初生雛を迅速且つ自動的に検査する必要がある。
【解決手段】雛を支持するための第1移動プラットフォームと、第1画像取り込み装置と、健康な雛及び不健康な雛に関連するデジタル画像のライブラリを有する第1データベースと、画像取り込み装置及びデータベースと通信するコンピュータープロセッサとを有する雛の相対的な健康状態を判定するための第1システム。雛の性別を判定する第2システムは、第2移動プラットフォームと、第2画像取り込み装置と、雛にその翼を開かせるために雛に向けられる刺激手段とを含む。第2システムはまた、第2移動プラットフォーム上の雛の品種の雄雛及び雌雛の翼の模様を有する第2データベースと、第2画像取り込み装置及び第2データベースと通信する第2コンピュータープロセッサとを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
雛の性別を判定するシステムであって、
雛を支持する移動プラットフォームと、
前記雛にその翼を開かせる少なくとも1つの刺激手段と、
前記雛の少なくとも1つの画像を取り込むための画像取り込み装置と、
デジタル画像のライブラリを有するデータベースと、
前記画像取り込み装置及び前記データベースと通信するコンピュータープロセッサであ
って、それによって前記雛の画像が前記雛の性別を判定するために前記デジタル画像のラ
イブラリと比較されるコンピュータープロセッサと
を含むシステム。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記カメラ、移動プラットフォーム、データベース、コンピュータープロセッサ及び移
動プラットフォームと通信するマスターコントロールシステムを更に含む、請求項1に記
載のシステム。
【請求項3】
前記刺激手段は傾斜コンベヤーベルトである、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記刺激手段は振動コンベヤーベルトである、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記刺激手段はストロボライトである、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記刺激手段は、前記雛に吹き付ける空気の流れである、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記デジタル画像のライブラリは雛の品種に特有である、請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記デジタル画像は翼の模様である、請求項5に記載のシステム。
【請求項9】
初生雛の健康状態を判定するシステムであって、
雛がその上に配置される移動プラットフォームと、
前記移動プラットフォーム上の前記雛の少なくとも1つの電子画像を取り込むための画
像取り込み装置と、
前記雛の品種の範囲内の健康な雛及び不健康な雛の電子画像を含むデータベースと、
前記画像取り込み装置及び前記データベースと通信するコンピューター化された画像処
理装置であって、それによって取り込んだ前記雛の画像が前記コンピューター化された画
像処理装置に送られ、そこで前記データベースと比較され、前記雛の画像が前記データベ
ース内の画像から逸脱する場合、移動している前記雛が群れから分離される、コンピュー
ター化された画像処理装置と
を含むシステム。
【請求項10】
前記画像は足、顔及び脚の画像である、請求項9に記載のシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
(優先権)
本出願は、2015年11月13日に出願された米国仮特許出願第62/254,73
7号及び2016年6月14日に提出された米国仮特許出願第62/349,981号の
優先権を主張する。それぞれの内容は、その全体が本明細書に組み込まれるものとする。
続きを表示(約 1,800 文字)【0002】
本明細書に記載の実施形態は、初生雛の相対的な健康状態及び性別を検出するためのシ
ステム及び方法を対象とする。不健康な雛に関しては、病気又は怪我が検出されると、そ
れらは群れから引き離される。性別の判定に関しては、一度検出されると、雛は性別で分
けられる。
【0003】
現代の量産環境で処理される家禽には、本質的にブロイラー、種鶏及び産卵鶏の3種類
がある。ブロイラーは、人の食用に育てられて成熟すると屠殺される。種鶏は、ブロイラ
ー又は産卵鶏を繁殖させるために飼育され、産卵鶏は、人及び動物の食用の卵を産むため
に飼育される。いずれの場合も、雛が孵化すると、それらはすぐに処理され、それらの一
生の次の段階に移される。初生雛は、病気及び感染に対して弱い。雛が孵化及び居住する
混雑した状態が原因で、異常な状態又は病気で生まれた雛は、周囲の他の多くの雛に感染
させる立場にある。したがって、他の雛に病気をもたらす可能性のある病気又は先天性異
常を有する雛を取り除くことは、群れの健康にとって非常に重要である。また、深刻な病
気の雛又は身体障害のある雛を、それら自身に更なる損傷を引き起こす前に人道的に安楽
死させて処分することができるように取り除くことは、人道的なことである。
【0004】
ブロイラーの初生雛は、孵化場で迅速に処理され、「成育場」に迅速に輸送され、そこ
で食用の所望の体重まで居住し且つ成長する。
【0005】
一部の雛を苦しめる2つの一般的な病気がある。1つ目は、卵黄嚢の吸収後に腹壁が閉
鎖しないことである。このような場合、雛は開いた腹腔を持って孵化する。この状態は、
一般的に致命的である。長時間に亘って検出されないと、開いた創傷はその領域に望まし
くない細菌及び感染を引き付け、最終的には雛の死を招く。
【0006】
2つ目の障害は、奇形の又は障害を持った脚又は足又は奇形の嘴又は目である。奇形の
脚又は足を持った雛は、大規模飼養環境の厳しさに耐えて「成育場」で適切な飼料と水を
得ることができず、結果的に健康な仲間と同じように成長することはない。したがって、
それらは可能な限り迅速に除去する必要がある。
【0007】
したがって、初生雛を迅速且つ効率的に検査して、それらが家禽生産環境の厳しさに耐
えるのに十分なほど健康であるか否かを判定する必要がある。また、初生雛の身体的異常
を迅速且つ効率的に検出し、そのような異常を有する初生雛をそうでない健康な群れから
引き離すことができるようにする必要がある。
【0008】
雛の早期性別判定も、雄雌をできるだけ早く分けることを確実にして適切な資源の効率
的な投資を確実にするために家禽生産において重要である。産卵鶏の雄は価値がなく、同
様に必要とされる種鶏の雄の数は限られている。ブロイラーの場合、雄のブロイラーは望
ましくない。飼料要求率(FCR)、すなわち体重当たりの飼料のコストが、ブロイラー
の雄が好ましくないことの主な要因である。
【0009】
初生雛の性別を判定することは、1900年代初めから家禽産業において一般的なこと
であった。手作業による肛門及び羽毛の雌雄鑑別が、雄雌の雛を分けるのに業界で長年に
わたり利用されてきた。どちらの方法も、雛を手で扱うことによって雛に好ましくなく、
雌雄判別済みの雛の7日間の死亡率を増加させると考えられる。
【0010】
雛の翼羽によって初生雛の性別を判定できることが知られている。翼角における羽の模
様と長さは、雄雌の初生雛の間で異なる。しかしながら、雛の羽を手で開かせる現在の方
法は、雛の病気及び怪我の可能性を増加させる。また、手作業による方法は労働集約的で
あり、時間の経過とともに労働者に反復性の傷害を引き起こす可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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