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公開番号2025118482
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024115748
出願日2024-07-19
発明の名称被覆剥離方法および被覆剥離装置
出願人株式会社片岡製作所
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類H02G 1/12 20060101AFI20250805BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】効率の良い被覆剥離方法を提供する。
【解決手段】レーザ照射装置10に対して線材100を送り方向Dに相対的に移動させながら線材100の被覆をレーザ光Lにより剥離する、被覆剥離方法であって、線材100を横切るように第一方向Fにレーザ光Lのスポット領域Sを動かして、線材100上の第一照射領域103にレーザ光Lを照射する第一照射工程と、第一照射工程の後に、線材100の送り方向にスポット領域Sを移動させる第一送り工程と、線材100を横切るように第一方向Fと逆向きの第二方向F’にレーザ光Lのスポット領域Sを動かして、第一照射領域103の少なくとも一部と重なるような第二照射領域104にレーザ光Lを照射する第二照射工程と、を有する、被覆剥離方法。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
レーザ照射装置に対して線材を送り方向に相対的に移動させながら前記線材の被覆をレーザ光により剥離する、被覆剥離方法であって、
前記線材を横切るように第一方向に前記レーザ光のスポット領域を動かして、前記線材上の第一照射領域に前記レーザ光を照射する第一照射工程と、
前記第一照射工程の後に、前記線材の前記送り方向に前記スポット領域を移動させる第一送り工程と、
前記線材を横切るように前記第一方向と逆向きの第二方向に前記レーザ光の前記スポット領域を動かして、前記第一照射領域の少なくとも一部と重なるような第二照射領域に前記レーザ光を照射する第二照射工程と、
を有する、被覆剥離方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第二照射工程の後に前記送り方向と逆向きに前記スポット領域を移動させる第二送り工程を有し、
前記第一送り工程の移動量と前記第二送り工程の移動量は等しい、請求項1に記載の被覆剥離方法。
【請求項3】
前記第一照射工程における前記スポット領域の前記送り方向への移動量は、前記第一送り工程における前記送り方向への移動量よりも小さい、請求項1または2に記載の被覆剥離方法。
【請求項4】
前記第一照射工程における前記スポット領域の前記第一方向への移動量は、前記第一送り工程における前記第一方向への移動量よりも大きい、請求項1または2に記載の被覆剥離方法。
【請求項5】
nを自然数、iはnよりも小さい自然数としたとき、
前記第一照射工程を開始してから前記第二送り工程を終了するまでをn回繰り返して、
i回目の第一照射領域とi-1回目の第二照射領域とが少なくとも一部で重なっている、請求項2に記載の被覆剥離方法。
【請求項6】
前記第一照射工程開始から前記第二送り工程終了までの間において前記レーザ光が連続して照射される、請求項2に記載の被覆剥離方法。
【請求項7】
前記第一照射工程を開始してから前記第二送り工程を終了するまでにおいて前記レーザ光の前記スポット領域は楕円形の軌跡を描く、請求項2に記載の被覆剥離方法。
【請求項8】
前記第一照射工程の終了から前記第二照射工程の開始までの時間間隔は少なくとも0.5ms以上である、請求項1に記載の被覆剥離方法。
【請求項9】
レーザ照射装置に対して線材を送り方向に相対的に移動させながら、レーザ光によって前記線材の被覆を剥離する被覆剥離装置であって、
前記レーザ照射装置は、
レーザ光を出力するレーザ光源部と、
前記レーザ光のスポット領域を前記線材に対して走査させる走査部と、
前記走査部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記線材を横切るように第一方向に前記レーザ光の前記スポット領域を動かして第一照射領域に前記レーザ光を照射した後に、
前記スポット領域を前記送り方向に移動させ、
前記線材を横切るように前記第一方向と逆向きの第二方向に前記レーザ光の前記スポット領域を動かして、前記第一照射領域の少なくとも一部と重なるような第二照射領域に前記レーザ光を照射するように、前記走査部を制御する、被覆剥離装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記被覆剥離装置と前記線材との送り方向の相対速度に基づき前記走査部を制御する、請求項9に記載の被覆剥離装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被覆剥離方法および被覆剥離装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の被覆剥離方法においては、レーザ光を電線の絶縁被覆に照射することによって、該絶縁被覆を除去する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-158819号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電線の絶縁被覆の剥離方法としては、特許文献1に記載のようにレーザ光を照射する方法が知られている。
【0005】
ここで、絶縁被覆の除去率を上げるためには、従来のレーザ光による被覆剥離方法では、絶縁された電線をレーザ光に対して往復させて送るなど、レーザ光に対して電線を複数回送る動作を行うことにより、レーザを複数回照射するか、複数のレーザ照射装置によってレーザを複数回当てる必要があった。しかし、レーザを複数回照射する場合は製品の生産性が悪化する恐れがあり、複数のレーザ照射装置を設ける場合は装置が大型化する恐れがある。
【0006】
そこで本開示は、効率の良い被覆剥離方法および被覆剥離装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面に係る被覆剥離方法は、
レーザ照射装置に対して線材を送り方向に相対的に移動させながら前記線材の被覆をレーザ光により剥離する、被覆剥離方法であって、
前記線材を横切るように第一方向に前記レーザ光のスポット領域を動かして、前記線材上の第一照射領域に前記レーザ光を照射する第一照射工程と、
前記第一照射工程の後に、前記線材の前記送り方向に前記スポット領域を移動させる第一送り工程と、
前記線材を横切るように前記第一方向と逆向きの第二方向に前記レーザ光の前記スポット領域を動かして、前記第一照射領域の少なくとも一部と重なるような第二照射領域に前記レーザ光を照射する第二照射工程と、を有する。
【0008】
また、本発明の一側面に係る被覆剥離装置は、
レーザ照射装置に対して線材を送り方向に相対的に移動させながら、レーザ光によって前記線材の被覆を剥離する被覆剥離装置であって、
前記レーザ照射装置は、
レーザ光を出力するレーザ光源部と、
前記レーザ光のスポット領域を前記線材に対して走査させる走査部と、
前記走査部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記線材を横切るように第一方向に前記レーザ光の前記スポット領域を動かして第一照射領域に前記レーザ光を照射した後に、
前記スポット領域を前記送り方向に移動させ、
前記線材を横切るように前記第一方向と逆向きの第二方向に前記レーザ光の前記スポット領域を動かして、前記第一照射領域の少なくとも一部と重なるような第二照射領域に前記レーザ光を照射するように、前記走査部を制御する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、効率の良い被覆剥離方法および被覆剥離装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態に係る被覆剥離方法を実行する被覆剥離装置の概略図である。
図2は、本開示に係るレーザ照射装置のブロック図である。
図3は、実施形態に係るガルバノ光学系の概略図である。
図4は、実施形態に係る被覆剥離装置による線材の被覆剥離の過程を示した図である。
図5は、実施形態に係る被覆剥離装置による線材の被覆剥離の過程を示した図である。
図6は、実施形態に係る被覆剥離装置による線材の被覆剥離の過程を示した図である。
図7は、第一照射工程の終了から第二照射工程開始までの時間と線材の中心導体の露出度の関係を表すグラフである。
図8は、別の実施形態に係るレーザ照射装置の内部構造を示す図である。
図9は、別の実施形態に係るレーザ照射装置の内部構造を示す図である。
図10は、別の実施形態に係るレーザ照射装置の内部構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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