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公開番号2025116655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-08
出願番号2024011193
出願日2024-01-29
発明の名称ステータコア及びモータ
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人北斗特許事務所
主分類H02K 1/18 20060101AFI20250801BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】磁気特性の悪化を抑制することができるステータコア及びモータを提供する。
【解決手段】ステータコア21は、ヨーク4と、ティース5と、を備える。ヨーク4は、ロータ3の軸心30を囲む周方向に環状となる。ティース5は、ヨーク4とは別体として形成され、ヨーク4の内周面40から軸心30に向かって突出する。ティース5は、ティース本体部50と、嵌合部51と、を有する。嵌合部51は、突出端面52と、二つの外側面53、53と、を有する。ヨーク4は、嵌合部51が嵌合される凹部41を有する。凹部41は、底面42と、二つの内側面43、43と、を有する。二つの外側面53、53と二つの内側面43、43との間に締め代が設定されている。内側面43、43の内周面40に対してなす角度θが15度以上でかつ45度以下である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
ロータの回転軸の軸心を囲む周方向に環状となるヨークと、
前記ヨークとは別体として形成され、前記ヨークの内周面から前記軸心に向かって突出するティースと、を備え、
前記ティースは、
ティース本体部と、
前記ティース本体部から前記軸心と反対側に向かって突出する嵌合部と、を有し、
前記嵌合部は、
前記軸心と反対側を向く突出端面と、
前記突出端面の前記周方向の両側にそれぞれ連続して前記周方向における外側を向く二つの外側面と、を有し、
前記軸心と反対側の端部の前記周方向における前記二つの外側面間の長さ(W1)が、前記軸心側の端部の前記周方向における前記二つの外側面間の長さ(W2)よりも長くなるように形成されており、
前記ヨークは、
前記内周面から前記軸心と反対側に凹んで前記嵌合部が嵌合される凹部を有し、
前記凹部は、
前記軸心側を向く底面と、
前記底面の前記周方向の両側にそれぞれ連続して前記周方向における内側を向く二つの内側面と、を有し、
前記軸心と反対側の端部の前記周方向における前記二つの内側面間の距離(L1)が、前記軸心側の端部の前記周方向における前記二つの内側面間の距離(L2)よりも長くなるように形成されており、
前記二つの外側面と前記二つの内側面との間の締め代が設定されており、かつ、
前記内側面の前記内周面に対してなす角度(θ)が15度以上でかつ45度以下である、
ステータコア。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記角度(θ)が20度以上でかつ40度以下である、
請求項1に記載のステータコア。
【請求項3】
前記ヨークは、前記周方向に分割される複数の分割体により構成される、
請求項1に記載のステータコア。
【請求項4】
ステータと、
ロータと、を備え、
前記ステータは、
請求項1に記載された前記ステータコアと、
前記ステータコアに巻き回される巻線と、を有する、
モータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はステータコア及びモータに関し、より詳細には、ヨークと、ヨークとは別体のティースと、を備えるステータコア及びこのステータコアを備えるモータに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来の磁束路ヨークにティースを圧入して形成されたステータコアを有する回転電機のステータが開示されている。このステータにあっては、ティースの圧入部が磁束路ヨークの圧入溝に圧入嵌合されることで、ステータコアが形成されている。ティースの圧入部と磁束路ヨークの圧入溝は楔型をしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-115124号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しなしながら、特許文献1に記載された回転電機にあっては、圧入溝の内側面の磁束路ヨーク内周面に対してなす角度が大きくなる程、磁束路ヨークの真円性が低下し、磁気特性が悪化しやすいものであった。
【0005】
本開示は、磁気特性の悪化を抑制することができるステータコア及びモータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るステータコアは、ヨークと、ティースと、を備える。前記ヨークは、ロータの回転軸の軸心を囲む周方向に環状となる。前記ティースは、前記ヨークとは別体として形成され、前記ヨークの内周面から前記軸心に向かって突出する。前記ティースは、ティース本体部と、嵌合部と、を有する。前記嵌合部は、前記ティース本体部から前記軸心と反対側に向かって突出する。前記嵌合部は、突出端面と、二つの外側面と、を有する。前記突出端面は、前記軸心と反対側を向く。前記二つの外側面は、前記突出端面の前記周方向の両側にそれぞれ連続して前記周方向における外側を向く。前記軸心と反対側の端部の前記周方向における前記二つの外側面間の長さ(W1)が、前記軸心側の端部の前記周方向における前記二つの外側面間の長さ(W2)よりも長くなるように形成されている。前記ヨークは、凹部を有する。前記凹部は、前記内周面から前記軸心と反対側に凹んで前記嵌合部が嵌合される。前記凹部は、底面と、二つの内側面と、を有する。前記底面は、前記軸心側を向く。前記二つの内側面は、前記底面の前記周方向の両側にそれぞれ連続して前記周方向における内側を向く。前記軸心と反対側の端部の前記周方向における前記二つの内側面間の距離(L1)が、前記軸心側の端部の前記周方向における前記二つの内側面間の距離(L2)よりも長くなるように形成されている。前記二つの外側面と前記二つの内側面との間に締め代が設定されている。前記内側面の前記内周面に対してなす角度が15度以上でかつ45度以下である。
【0007】
本開示の一態様に係るモータは、ステータと、前記ロータと、を備える。前記ステータは、前記ステータコアと、前記ステータコアに巻き回される巻線と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示のステータコア及びモータにあっては、磁気特性の悪化を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第一実施形態に係るモータの断面図である。
図2は、同上のモータのステータの斜視図である。
図3Aは、同上のステータのヨークの正面図である。図3Bは、図3Aの一部拡大図である。
図4Aは、同上のステータのティースの正面図である。図4Bは、図4Aの一部拡大図である。
図5は、同上のティースとヨークの寸法関係を説明する一部拡大した正面図である。
図6は、角度と、ヨークの変形量と、の関係線及びその接線を示すグラフである。
図7は、角度と、関係線とその接線との差と、の関係を示すグラフである。
図8は、変形例に係るモータのヨークの一部拡大した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(1)概要
本開示に係るステータコア及びモータについて説明する。以下に説明する実施形態は、本開示の様々な実施形態の一部に過ぎないものであり、以下の実施形態において、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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