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公開番号2025113947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024008372
出願日2024-01-23
発明の名称回転子、および回転子を備える発電機
出願人Yamada Power Unit株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 1/276 20220101AFI20250728BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】磁束の低減を抑制しつつより小型化できる回転子、および回転子を備える発電機を提供する。
【解決手段】回転子30は、一対の第1磁石60a,60bと、一対の第2磁石60c,60dとを備え、一対の第1磁石60a,60bは、第1平面を中心として面対称に配置され、第1方向において中心軸線Aよりも一方側に位置し、各第1磁石が第1方向の一方側に向かうに連れて第1平面側に位置するように延在し、各第1磁石が当該第1磁石の延在方向と直交する直交方向に着磁され、一対の第2磁石60c,60dは、第2平面を中心として一対の第1磁石60a,60bと面対称の位置に配置され、各第2磁石のN極が第2平面を中心として第1磁石のS極と面対称の位置に位置し、各第2磁石のS極が第2平面を中心として第1磁石のN極と面対称の位置に位置し、回転子鉄心50は、第2方向の寸法が第1方向の寸法よりも小さい。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
回転子鉄心と、
前記回転子鉄心に収容される一対の第1磁石と、
前記回転子鉄心に収容される一対の第2磁石とを備え、
前記一対の第1磁石は、前記回転子鉄心の中心軸線を含みかつ前記中心軸線と直交する第1直線を含む第1平面を中心として面対称に配置され、前記第1直線が延在する第1方向において前記中心軸線よりも一方側に位置し、各前記第1磁石が前記第1方向の一方側に向かうに連れて前記第1平面側に位置するように延在し、各前記第1磁石が前記中心軸線および当該第1磁石の延在方向と直交する直交方向に着磁され、
前記一対の第2磁石は、前記中心軸線を含みかつ前記中心軸線および前記第1直線と直交する第2直線を含む第2平面を中心として前記一対の第1磁石と面対称の位置に配置され、各前記第2磁石のN極が前記第2平面を中心として前記第1磁石のS極と面対称の位置に位置し、各前記第2磁石のS極が前記第2平面を中心として前記第1磁石のN極と面対称の位置に位置し、
前記回転子鉄心は、前記一対の第1磁石のうち前記第2直線が延在する第2方向の一方側の第1磁石に対して前記第1方向の一方側に位置しかつ前記第1方向の一方側に向かうに連れて前記第1平面側に位置するように延在する1以上の第1スリットと、前記第1平面を中心として前記1以上の第1スリットと面対称に配置される1以上の第2スリットと、前記第2平面を中心として前記1以上の第1スリットと面対称に配置される1以上の第3スリットと、前記第2平面を中心として前記1以上の第2スリットと面対称に配置される1以上の第4スリットとを有し、前記第2方向の寸法が前記第1方向の寸法よりも小さいことを特徴とする回転子。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記回転子鉄心の外周面は、前記1以上の第1スリットおよび前記1以上の第2スリットに対して前記第1方向の一方側に位置しかつ前記中心軸線を中心とする周方向に沿って湾曲しかつ前記第1平面を中心として面対称である第1面部と、前記第2平面を中心として前記第1面部と面対称に配置される第2面部と、前記第2方向の一方側の前記第1磁石および前記一対の第2磁石のうち前記第2方向の一方側の第2磁石に対して前記第2方向の一方側に位置しかつ前記第1平面と平行でありかつ前記第2平面を中心として面対称である第3面部と、前記第1平面を中心として前記第3面部と面対称に配置される第4面部と、前記第1面部の前記第2方向の一方側の端部と前記第3面部の前記第1方向の一方側の端部とに接続されかつ前記第1方向の一方側に向かうに連れて前記第1平面側に位置する第5面部と、前記第1平面を中心として前記第5面部と面対称に配置される第6面部と、前記第2平面を中心として前記第5面部と面対称に配置される第7面部と、前記第2平面を中心として前記第6面部と面対称に配置される第8面部とを有することを特徴とする請求項1に記載の回転子。
【請求項3】
前記1以上の第1スリットは、前記第2方向の一方側の前記第1磁石の前記延在方向に並ぶ複数の第1スリットであり、
前記1以上の第1スリットのうち隣り合う各2つの第1スリットの間隔は、前記第1方向の一方側に向かうに連れて狭くなることを特徴とする請求項1または2に記載の回転子。
【請求項4】
前記回転子鉄心は、前記第2方向の一方側の前記第1磁石の前記延在方向の両端部のうち前記第1平面に近い方の端部であって当該延在方向の一方側の端部である第1端部から当該延在方向の一方側に向かって形成されかつ先端部が前記第1平面と平行である第1空隙と、前記両端部のうち前記第1端部とは反対側の端部である第2端部から当該延在方向の他方側に向かった後に前記第1方向の他方側に向かって形成されかつ先端部が前記第2平面と平行である第2空隙と、前記第1平面を中心として前記第1空隙と面対称に配置される第3空隙と、前記第1平面を中心として前記第2空隙と面対称に配置される第4空隙と、前記第2平面を中心として前記第1空隙と面対称に配置される第5空隙と、前記第2平面を中心として前記第2空隙と面対称に配置される第6空隙と、前記第2平面を中心として前記第3空隙と面対称に配置される第7空隙と、前記第2平面を中心として前記第4空隙と面対称に配置される第8空隙とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の回転子。
【請求項5】
請求項1または2に記載の回転子と、
前記回転子に対して前記中心軸線を中心とする径方向の外方に配置されかつ前記中心軸線を中心とする周方向に延在する固定子鉄心、および前記固定子鉄心に巻回されかつ前記回転子が前記中心軸線を中心に回転することによって誘導電流が流れるコイルを有する固定子とを備えることを特徴とする発電機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転子、および回転子を備える発電機に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、磁石を有する回転子等が知られている。たとえば、特許文献1には、各極が角方向に離間した1対の永久磁石で形成される少なくとも2つの磁極を備える回転子等が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2014-526875号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、磁束の低減を抑制しつつ回転子をより小型化することが望まれている。
【0005】
そこで、本発明は、磁束の低減を抑制しつつより小型化できる回転子、および回転子を備える発電機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1) 本発明の回転子は、回転子鉄心と、前記回転子鉄心に収容される一対の第1磁石と、前記回転子鉄心に収容される一対の第2磁石とを備え、前記一対の第1磁石は、前記回転子鉄心の中心軸線を含みかつ前記中心軸線と直交する第1直線を含む第1平面を中心として面対称に配置され、前記第1直線が延在する第1方向において前記中心軸線よりも一方側に位置し、各前記第1磁石が前記第1方向の一方側に向かうに連れて前記第1平面側に位置するように延在し、各前記第1磁石が前記中心軸線および当該第1磁石の延在方向と直交する直交方向に着磁され、前記一対の第2磁石は、前記中心軸線を含みかつ前記中心軸線および前記第1直線と直交する第2直線を含む第2平面を中心として前記一対の第1磁石と面対称の位置に配置され、各前記第2磁石のN極が前記第2平面を中心として前記第1磁石のS極と面対称の位置に位置し、各前記第2磁石のS極が前記第2平面を中心として前記第1磁石のN極と面対称の位置に位置し、前記回転子鉄心は、前記一対の第1磁石のうち前記第2直線が延在する第2方向の一方側の第1磁石に対して前記第1方向の一方側に位置しかつ前記第1方向の一方側に向かうに連れて前記第1平面側に位置するように延在する1以上の第1スリットと、前記第1平面を中心として前記1以上の第1スリットと面対称に配置される1以上の第2スリットと、前記第2平面を中心として前記1以上の第1スリットと面対称に配置される1以上の第3スリットと、前記第2平面を中心として前記1以上の第2スリットと面対称に配置される1以上の第4スリットとを有し、前記第2方向の寸法が前記第1方向の寸法よりも小さいことを特徴とする。
【0007】
(2) 上記(1)の回転子においては、前記回転子鉄心の外周面は、前記1以上の第1スリットおよび前記1以上の第2スリットに対して前記第1方向の一方側に位置しかつ前記中心軸線を中心とする周方向に沿って湾曲しかつ前記第1平面を中心として面対称である第1面部と、前記第2平面を中心として前記第1面部と面対称に配置される第2面部と、前記第2方向の一方側の前記第1磁石および前記一対の第2磁石のうち前記第2方向の一方側の第2磁石に対して前記第2方向の一方側に位置しかつ前記第1平面と平行でありかつ前記第2平面を中心として面対称である第3面部と、前記第1平面を中心として前記第3面部と面対称に配置される第4面部と、前記第1面部の前記第2方向の一方側の端部と前記第3面部の前記第1方向の一方側の端部とに接続されかつ前記第1方向の一方側に向かうに連れて前記第1平面側に位置する第5面部と、前記第1平面を中心として前記第5面部と面対称に配置される第6面部と、前記第2平面を中心として前記第5面部と面対称に配置される第7面部と、前記第2平面を中心として前記第6面部と面対称に配置される第8面部とを有することが好ましい。
【0008】
(3) 上記(1)または(2)の回転子においては、前記1以上の第1スリットは、前記第2方向の一方側の前記第1磁石の前記延在方向に並ぶ複数の第1スリットであり、前記1以上の第1スリットのうち隣り合う各2つの第1スリットの間隔は、前記第1方向の一方側に向かうに連れて狭くなることが好ましい。
【0009】
(4) 上記(1)または(2)の回転子においては、前記回転子鉄心は、前記第2方向の一方側の前記第1磁石の前記延在方向の両端部のうち前記第1平面に近い方の端部であって当該延在方向の一方側の端部である第1端部から当該延在方向の一方側に向かって形成されかつ先端部が前記第1平面と平行である第1空隙と、前記両端部のうち前記第1端部とは反対側の端部である第2端部から当該延在方向の他方側に向かった後に前記第1方向の他方側に向かって形成されかつ先端部が前記第2平面と平行である第2空隙と、前記第1平面を中心として前記第1空隙と面対称に配置される第3空隙と、前記第1平面を中心として前記第2空隙と面対称に配置される第4空隙と、前記第2平面を中心として前記第1空隙と面対称に配置される第5空隙と、前記第2平面を中心として前記第2空隙と面対称に配置される第6空隙と、前記第2平面を中心として前記第3空隙と面対称に配置される第7空隙と、前記第2平面を中心として前記第4空隙と面対称に配置される第8空隙とを有することが好ましい。
【0010】
(5) 本発明の発電機は、上記(1)または(2)の回転子と、前記回転子に対して前記中心軸線を中心とする径方向の外方に配置されかつ前記中心軸線を中心とする周方向に延在する固定子鉄心、および前記固定子鉄心に巻回されかつ前記回転子が前記中心軸線を中心に回転することによって誘導電流が流れるコイルを有する固定子とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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