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公開番号2025113921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024008326
出願日2024-01-23
発明の名称双子葉植物の育成方法、および、双子葉植物育成装置
出願人スタンレー電気株式会社,国立大学法人 東京大学
代理人弁理士法人山王坂特許事務所
主分類A01G 7/00 20060101AFI20250728BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】植物に光阻害や光防御反応が生じるのを抑制しつつ、高照度の光を照射して植物の育成速度を高めることのできる植物の育成方法を提供する。
【解決手段】クロロフィルaの吸収ピークの波長帯域に含まれる赤色領域の波長の光3を、双子葉植物4に向かって照射する双子葉植物の育成方法が提供される。この光3は、レーザ光源1から発せられた光であり、クロロフィルaの吸収ピークの波長帯域以外の波長の光を含まず、かつ、双子葉植物4に到達する時点の光量子束密度(PPFD)が、予め定めた値以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
クロロフィルaの吸収ピークの波長帯域に含まれる赤色領域の波長の光を、双子葉植物に向かって照射する双子葉植物の育成方法であって、
前記光は、レーザ光源から発せられた光であり、クロロフィルaの吸収ピークを含む予め定めた波長帯域以外の波長の光を含まず、かつ、前記双子葉植物に到達する時点の光量子束密度(PPFD)が、予め定めた値以上であることを特徴とする双子葉植物の育成方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の双子葉植物の育成方法であって、前記レーザ光の波長帯域は、前記クロロフィルaの吸収ピークを含むことを特徴とする双子葉植物の育成方法。
【請求項3】
請求項1に記載の双子葉植物の育成方法であって、前記予め定めた波長帯域は、640nm以上675nm以下の帯域であることを特徴とする双子葉植物の育成方法。
【請求項4】
請求項3に記載の双子葉植物の育成方法であって、前記予め定めた波長帯域は、645nm以上670nm以下の帯域であることを特徴とする双子葉植物の育成方法。
【請求項5】
請求項1に記載の双子葉植物の育成方法であって、前記レーザ光のスペクトルの半値幅は、5nm以下であることを特徴とする双子葉植物の育成方法。
【請求項6】
請求項1に記載の双子葉植物の育成方法であって、前記レーザ光源は、1種類であることを特徴とする双子葉植物の育成方法。
【請求項7】
請求項1に記載の双子葉植物の育成方法であって、前記予め定めた光量子束密度(PPFD)は、150μmolm
-2

-1
以上であることを特徴とする双子葉植物の育成方法。
【請求項8】
請求項1に記載の双子葉植物の育成方法であって、前記双子葉植物は、タバコ又はレタスであることを特徴とする双子葉植物の育成方法。
【請求項9】
クロロフィルaの吸収ピークの波長帯域に含まれる赤色領域の波長のレーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光を前記双子葉植物全体に照射する光学素子とを有し、
前記レーザ光源の発するレーザ光は、クロロフィルaの吸収ピークを含む予め定めた波長帯域以外の波長の光を含まず、かつ、前記光学素子によって前記双子葉植物全体に照射された場合に、前記双子葉植物に生理障害が生じる予め定めた光量子束密度(PPFD)以上の強度であることを特徴とする双子葉植物育成装置。
【請求項10】
請求項9に記載の双子葉植物育成装置であって、前記光学素子は、レーザ光を拡散させる拡散板、レーザ光を走査する素子、レーザ光を導光させながら拡散する導光板、および、出射端が2次元に配列して配置された複数の光ファイバ、のいずれかであることを特徴とする双子葉植物育成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物育成方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
植物の葉の中には、複数種類のクロロフィルが含まれ、光合成に主に利用されるのはクロロフィルaであることが知られている。クロロフィルaは、赤色660nm付近に光吸収スペクトルのピークがある。
【0003】
植物育成に用いられる光源において、植物の光合成の効率を向上させるために、例えば特許文献1では、600nm以上700nm以下の第1波長域と、720nm以上800nm以下の第2波長域とのそれぞれに発光ピークを有する光源が提案されている。この光源は、第1波長域における光量子束密度(d1)に対する、第2波長域における光量子束密度(d2)の比(d2/d1)が0.1以上になるように設計されている。光源を構成する発光素子としては、LED(発光ダイオード)の他、LD(レーザダイオード)を用いることができることが、特許文献1には開示されている(特許文献1の段落0050参照)。
【0004】
一方、特許文献2には、白色光源に狭帯域バンドパスフィルタを組み合わせて、特定の波長帯域の光を植物に照射して植物を栽培することが提案されている。特定の波長帯域としては、最大透過率を示す波長が400nm以上500nm以下、または、630nm以上700nm以下が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2021-52671号公報
国際公開第2013/105374号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述のように、特許文献1の技術では、600nm以上700nm以下の第1波長域と、720nm以上800nm以下の第2波長域とのそれぞれに発光ピークを有する光源が提案され、特許文献2の技術では、波長が400nm以上500nm以下、または、630nm以上700nm以下の光を照射することが提案されている。
【0007】
クロロフィルaの光吸収スペクトルのピーク帯域は、600nm付近から700nm付近までの帯域と、300nm付近から450nm付近のまでの帯域であるため、特許文献1および2の光の帯域は、クロロフィルaの吸収スペクトルのピーク帯域にほぼ合致している。
【0008】
一方、発明者らの研究によれば、クロロフィルaの吸収スペクトルのピーク帯域に合致した波長の光を照射した場合であっても、植物の育成速度を高めるために照度を大きくすると、ある程度の照度に達した時点で相対成長率RGR(Relative Growth Rate)が飽和し、飽和する照度以上の光を照射することで、植物の種類によっては葉の色が変化する現象が生じることが示唆された。これらの現象は、「光阻害」と呼ばれる光合成機能低下や、植物が余分な光エネルギーを処理するメカニズムである「光防御反応」によって生じていると考えられる。
【0009】
本発明の目的は、植物に光阻害や光防御反応が生じるのを抑制しつつ、高照度の光を照射して植物の育成速度を高めることのできる植物の育成方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明によれば、クロロフィルaの吸収ピークの波長帯域に含まれる赤色領域の波長の光を、双子葉植物に向かって照射する双子葉植物の育成方法が提供される。この光は、レーザ光源から発せられた光であり、クロロフィルaの吸収ピークの波長帯域以外の波長の光を含まず、かつ、双子葉植物に到達する時点の光量子束密度(PPFD)が、予め定めた値以上である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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