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公開番号
2025111874
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2024005765
出願日
2024-01-18
発明の名称
コイルアッセンブリー
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
H01F
38/14 20060101AFI20250724BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コイルアッセンブリーにおいて、平面コイル間の電流偏りを抑制する。
【解決手段】コイルアッセンブリー100、101、102であって、積層方向に積層された複数のコイル層S1、S2、S11、S12、S21、S22であって、積層方向と交差する平面方向に巻回された互いに並列接続された複数の平面コイル1~8、1~10、1~12をそれぞれ有する複数のコイル層を備え、複数のコイル層は、少なくとも1つの平面コイルによりそれぞれ構成されている複数のコイル部a~d、a~eであって、互いに並列接続された複数のコイル部を構成し、複数のコイル層の少なくとも一部は、隣り合う素線との間のピッチが第1ピッチである第1ピッチ素線組と、隣り合う素線との間のピッチが第1ピッチよりも大きい第2ピッチである第2ピッチ素線組とを含み、第1ピッチ素線組は、第2ピッチ素線組よりも、コイル層のコイル幅の幅方向外側に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コイルアッセンブリー(100、101、102)であって、
積層方向に積層された複数のコイル層(S1、S2、S11、S12、S21、S22)であって、前記積層方向と交差する平面方向に巻回された互いに並列接続された複数の平面コイル(1~8、1~10、1~12)をそれぞれ有する複数のコイル層を備え、
前記複数のコイル層は、少なくとも1つの前記平面コイルによりそれぞれ構成されている複数のコイル部(a~d、a~e)であって、互いに並列接続された複数のコイル部を構成し、
前記複数のコイル層のうちの少なくとも一部のコイル層は、隣り合う素線との間のピッチが第1ピッチである第1ピッチ素線組と、隣り合う素線との間のピッチが前記第1ピッチよりも大きい第2ピッチである第2ピッチ素線組とを含み、
前記第1ピッチ素線組は、前記第2ピッチ素線組よりも、前記コイル層のコイル幅の幅方向外側に位置する、
コイルアッセンブリー。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のコイルアッセンブリーであって、
前記第2ピッチ素線組を構成する素線同士の間隔は、前記第1ピッチ素線組を構成する素線同士の間隔よりも大きい、
コイルアッセンブリー。
【請求項3】
請求項2に記載のコイルアッセンブリーであって、
前記複数のコイル層を収容する筐体(120)であって、前記積層方向に延びる支柱(121)を有する筐体をさらに備え、
前記複数のコイル層は、前記第2ピッチ素線組を構成する素線との間に前記支柱が位置するように配置される、
コイルアッセンブリー。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコイルアッセンブリーにおいて、
各前記コイル部は、2以上の前記コイル層がそれぞれ有する前記平面コイル同士が直列接続されて構成され、
各前記コイル部を構成する2以上の前記平面コイルは、一の前記コイル層において径方向内側に巻回されている前記平面コイルと、他の前記コイル層において径方向外側に巻回されている前記平面コイルとを含む、
コイルアッセンブリー。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコイルアッセンブリーであって、
前記複数のコイル層のうちの少なくとも一部のコイル層を構成する前記平面コイルの数は偶数であり、
前記第2ピッチ素線組は、前記コイル幅の中央位置に最も近い2本の素線により構成される、
コイルアッセンブリー。
【請求項6】
請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のコイルアッセンブリーにおいて、
前記コイル部同士における自己インダクタンスと相互インダクタンスとの和は、互いに等しい、
コイルアッセンブリー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コイルアッセンブリーに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から平面コイルを有する複数のコイル層を備えるコイルアッセンブリーが用いられている。このようなコイルアッセンブリーが磁性シートのような磁性体と共に用いられる場合、磁性体からの距離の差に起因して平面コイル同士で自己インダクタンスが異なることとなる。その結果、1つまたは直列接続された複数の平面コイルによりそれぞれ構成される複数のコイル部が並列接続された構成において、各コイル部のインピーダンスに差違が生じる場合がある。このようなインピーダンスの差違が生じると、一部のコイル部への電流集中が起こり、これにより損失が大きくなるという問題がある。そこで、磁性体からの距離がより大きなコイル層においては、平面コイルの線路長をより長くするようにして、各コイル部のインピーダンスの差違を抑制する技術が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-186303号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のようなコイルアッセンブリーでは、コイル部同士の相互インダクタンスが、各コイル部のインピーダンスに影響を与える。しかしながら、磁性体からの距離に応じて平面コイルの線路長を調整する上記技術では、コイル部同士の相互インダクタンスについて何ら考慮されておらず、依然として上述したコイル部間のインピーダンスの差違が生じるおそれがある。
【0005】
このような問題は、コイルアッセンブリーと共に磁性体を用いる構成に限らず、磁性体を用いない構成においても生じ得る。例えば、互いに異なるコイル層に含まれる平面コイル同士が直列接続されて1つのコイル部を形成し、かかるコイル部が複数並列接続された構成を有するコイルアッセンブリーにおいても生じ得る。このようなことから、コイル部間の電流偏りをより抑制可能な技術が望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
本開示の一形態によれば、コイルアッセンブリー(100、101、102)が提供される。このコイルアッセンブリーは、積層方向に積層された複数のコイル層(S1、S2、S11、S12、S21、S22)であって、前記積層方向と交差する平面方向に巻回された互いに並列接続された複数の平面コイル(1~8、1~10、1~12)をそれぞれ有する複数のコイル層を備え、前記複数のコイル層は、少なくとも1つの前記平面コイルによりそれぞれ構成されている複数のコイル部(a~d、a~e)であって、互いに並列接続された複数のコイル部を構成し、前記複数のコイル層のうちの少なくとも一部のコイル層は、隣り合う素線との間のピッチが第1ピッチである第1ピッチ素線組と、隣り合う素線との間のピッチが前記第1ピッチよりも大きい第2ピッチである第2ピッチ素線組とを含み、前記第1ピッチ素線組は、前記第2ピッチ素線組よりも、前記コイル層のコイル幅の幅方向外側に位置する。
【0008】
この形態のコイルアッセンブリーによれば、複数のコイル層の少なくとも一部は、隣り合う素線との間のピッチが第1ピッチである第1ピッチ素線組と、隣り合う素線との間のピッチが第1ピッチよりも大きい第2ピッチである第2ピッチ素線組とを含み、第1ピッチ素線組は、第2ピッチ素線組よりも幅方向外側に位置する。このため、幅方向内側に位置するコイル部間における相互インダクタンスを、幅方向外側に位置するコイル部間の相互インダクタンスに比べて低減でき、幅方向内側に位置するコイル部と幅方向外側に位置するコイル部との間においてインピーダンスの差異が生じることを抑制し、コイル部間の電流偏りを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態としてのコイルアッセンブリーの概略構成を示す分解平面図である。
第1実施形態のコイルアッセンブリーを適用した非接触給電システムの概略構成を示すブロック図である。
第1実施形態のコイルアッセンブリーの等価回路を示す説明図である。
第1実施形態のコイルアッセンブリーの部分断面図である。
第1実施形態のコイルアッセンブリーにおける各コイル部のインピーダンスを説明するための説明図である。
比較例1のコイルアッセンブリーの部分断面図である。
実施例1および比較例1のコイルアッセンブリーのインピーダンスに関する各種パラメータの数値解析結果を示す説明図である。
第2実施形態のコイルアッセンブリーの部分断面図である。
第2実施形態のコイルアッセンブリーの等価回路を示す説明図である。
比較例2のコイルアッセンブリーの部分断面図である。
実施例2および比較例2のコイルアッセンブリーのインピーダンスに関する各種パラメータの数値解析結果を示す説明図である。
第3実施形態のコイルアッセンブリーの概略構成を示す分解平面図である。
第3実施形態のコイルアッセンブリーの部分断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
A.第1実施形態:
A1.全体構成:
図1に示すように、本実施形態のコイルアッセンブリー100は、第1コイル層S1および第2コイル層S2を備える。コイルアッセンブリー100は、全体としてコイル(インダクタ)を形成する。本実施形態においてコイルアッセンブリー100は、図2に示す非接触給電システム500に用いられる。コイルアッセンブリー100の詳細構成については、後述する。非接触給電システム500は、電源装置300から供給される電力を、送電装置200から受電装置200Aへと非接触で送電することにより、受電装置200Aに電気的に接続された負荷装置300Aに対して供給するためのシステムである。
(【0011】以降は省略されています)
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