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公開番号
2025110558
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004455
出願日
2024-01-16
発明の名称
電気コネクタ、ケーブル、および接続アセンブリ
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
12/79 20110101AFI20250722BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】通信性能を向上できる電気コネクタ、ケーブル、および接続アセンブリを提供する。
【解決手段】電気コネクタは、少なくとも一つの信号線および少なくとも一つのグランド線を含む複数の導体、ならびに、複数の導体の端面が露出するように複数の導体を覆う被覆部を有するケーブルと、導体の端面に対向するように配置され、導体に電気的に接続された端子と、を備える。導体の端面は、導体の延在方向に垂直な垂直面に対して傾斜しており、端子は、導体の端面に接続された基端部、および基端部とは反対側に位置する先端部を含む。端子の基端部を含む少なくとも一部は、端面に沿った傾斜方向であって、導体に対して鈍角をなす方向、に沿って延びる傾斜部を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
少なくとも一つの信号線および少なくとも一つのグランド線を含む複数の導体、ならびに、前記複数の導体の端面が露出するように前記複数の導体を覆う被覆部を有するケーブルと、
前記導体の前記端面に対向するように配置され、前記導体に電気的に接続された端子と、
を備え、
前記導体の前記端面は、前記導体の延在方向に垂直な垂直面に対して傾斜しており、
前記端子は、前記導体の前記端面に接続された基端部、および前記基端部とは反対側に位置する先端部を含み、
前記端子の前記基端部を含む少なくとも一部は、前記端面に沿った傾斜方向であって、前記導体に対して鈍角をなす方向、に沿って延びる傾斜部を含む、
電気コネクタ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記被覆部の内部または表面に配置され、グランドに接続された導体部材を更に備え、
前記端子は、
前記信号線の前記端面に接続された信号端子と、
前記グランド線の前記端面に接続されたグランド端子と、
を含み、
前記グランド端子は前記導体部材に接続され、前記信号端子は前記導体部材に接続されずに前記導体部材から離れている、
請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項3】
前記被覆部は、前記導体を取り囲むシールド層を含み、
前記導体部材は、前記シールド層の表面に配置され、
前記シールド層は、前記導体の前記端面から、前記延在方向における前記端子とは反対側に向かって、所定距離を空けて離れた位置に配置されている、
請求項2に記載の電気コネクタ。
【請求項4】
前記導体は、互いに並列された複数の前記信号線および複数の前記グランド線を含む、
請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項5】
複数の前記信号線は、互いに隣り合う第一信号線および第二信号線を含み、
複数の前記グランド線は、前記第一信号線および前記第二信号線を挟む位置に配置された第一グランド線および第二グランド線を含む、
請求項4に記載の電気コネクタ。
【請求項6】
前記導体の端面が露出する前記被覆部の端面は、前記導体の端面に沿うように前記垂直面に対して傾斜しており、前記導体の前記端面と同一平面上に配置されている、
請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項7】
前記端子は、前記傾斜部に接続されかつ前記傾斜部に交差する方向に延びる交差部を更に含み、
前記交差部は、前記傾斜部に対して鈍角をなすように傾斜している、
請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項8】
前記端子の前記先端部は、弾性変形可能に構成されている、
請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項9】
前記ケーブルの端部および複数の前記端子を収容するハウジングと、
前記ハウジングに収容され、前記ハウジングに固定された状態で複数の前記端子をまとめて保持している保持部材と、
を更に備える、
請求項1に記載の電気コネクタ。
【請求項10】
複数の前記端子のそれぞれは、
前記傾斜部である第一傾斜部および第二傾斜部と、
前記第一傾斜部と前記第二傾斜部との間に配置され、前記第一傾斜部と前記第二傾斜部とを接続する中間部と、
を含み、
前記保持部材は、複数の前記端子の前記中間部をまとめて保持している、
請求項9に記載の電気コネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気コネクタ、ケーブル、および接続アセンブリに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1から特許文献3は、電気コネクタに関する技術を開示する。例えば、特許文献1は、基板に実装される電気コネクタを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-129124号公報
特開2002-117726号公報
特開2019-207835号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
基板に実装される電気コネクタとして、ハウジングの内部に複数の端子が多極配列されたものが考えられる。このような電気コネクタでは、ハウジングに挿入された複数の導体が、多極配列された複数の端子を介して、基板上の複数の導電部にそれぞれ電気的に接続される。この場合、導体、端子、および導電部を通る伝送路を介して、電気コネクタと基板との間の信号の伝送が行われる。このような伝送路において、その経路の変化点を挟む前後の経路の近接度合いによっては、インピーダンスの不整合を生じてしまうことがある。また、一方の経路に、他方の経路を流れる電流に起因する相互インダクタンスが顕著に生じてしまうことがある。その結果、通信性能が低下してしまうことがある。
【0005】
本開示は、通信性能を向上できる電気コネクタ、ケーブル、および接続アセンブリを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る電気コネクタは、少なくとも一つの信号線および少なくとも一つのグランド線を含む複数の導体、ならびに、複数の導体の端面が露出するように複数の導体を覆う被覆部を有するケーブルと、導体の端面に対向するように配置され、導体に電気的に接続された端子と、を備え、導体の端面は、導体の延在方向に垂直な垂直面に対して傾斜しており、端子は、導体の端面に接続された基端部、および基端部とは反対側に位置する先端部を含み、端子の基端部を含む少なくとも一部は、端面に沿った傾斜方向であって、導体に対して鈍角をなす方向、に沿って延びる傾斜部を含む。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、通信性能を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る接続アセンブリの斜視図である。
図2は、図1に示す接続アセンブリの断面斜視図である。
図3は、図1に示す接続アセンブリの断面図である。
図4は、図1に示す接続アセンブリが備える電気コネクタの斜視図である。
図5は、図4に示す電気コネクタの端部に設けられる、ケーブル、複数の端子、および保持部材を示す斜視図である。
図6は、図5に示す状態の断面図である。
図7は、図5におけるケーブルおよび複数の端子が分解された状態を示す分解斜視図である。
図8は、図1に示す接続アセンブリが奏する効果を説明するための断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
[1]一実施形態に係る電気コネクタは、少なくとも一つの信号線および少なくとも一つのグランド線を含む複数の導体、ならびに、複数の導体の端面が露出するように複数の導体を覆う被覆部を有するケーブルと、導体の端面に対向するように配置され、導体に電気的に接続された端子と、を備え、導体の端面は、導体の延在方向に垂直な垂直面に対して傾斜しており、端子は、導体の端面に接続された基端部、および基端部とは反対側に位置する先端部を含み、端子の基端部を含む少なくとも一部は、端面に沿った傾斜方向であって、導体に対して鈍角をなす方向、に沿って延びる傾斜部を含む。
【0010】
上記の電気コネクタは、導体に電気的に接続された端子を備えており、端子は、導体の端面に接続された基端部を含んでいる。そして、導体の端面は、導体の延在方向に垂直な垂直面に対して傾斜しており、端子の基端部を含む少なくとも一部は、端面に沿った傾斜方向であって、導体に対して鈍角をなす方向、に沿って延びる傾斜部を含んでいる。この場合、導体に対して緩やかな角度をもって傾斜させた状態で端子を接続できるので、例えば端子を導体に対して垂直に接続させる構成と比べて、導体および端子を通る伝送路に、互いに直角に屈曲する経路が形成される等、互いに近接する経路が形成されるリスクを低減できる。このように、互いに近接する経路が伝送路に形成されないようにすることによって、一方の経路に、他方の経路を流れる電流に起因する相互インダクタンスが顕著に生じてしまうことを回避できる。その結果、伝送路を伝搬する信号の損失を低減できるので、信号の通信性能を向上させることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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