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公開番号
2025109672
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2024213148
出願日
2024-12-06
発明の名称
クリップ
出願人
大和化成工業株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
H02G
3/32 20060101AFI20250717BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】簡単かつ迅速な作業で内部に長尺状の導電剛体を保持できつつ、保持した長尺状の導電剛体が抜け出る恐れを抑制できるクリップを提供すること。
【解決手段】クリップ1は、剛性を有する土台部2と、導電剛体7を受け入れる上部開口5を有するように土台部2から立ち上がる一対の側壁3、4と、土台部2と一対の側壁3、4で囲まれて形成され、上部開口5から受け入れた導電剛体7を保持する保持空間6を有する。第1側壁3は、土台部2と共に剛性を有する。第2側壁4は、第1側壁3から遠ざかる方向に弾性変形可能に可撓性を有する。第1側壁3の内面20は、上部開口5から受け入れた導電剛体7を第2側壁4の先端に形成された抜止爪30に掛かる位置へ向けて横ズレさせる傾斜面22を有する斜面案内部21を備える。斜面案内部21の下部の先端は、保持空間6に保持した導電剛体7を第2側壁4に押し付けるように延出する弾性片23を有する。
【選択図】図12
特許請求の範囲
【請求項1】
長尺状の導電剛体を保持するクリップであって、
剛性を有する土台部と、
前記導電剛体を受け入れる上部開口を有するように前記土台部から立ち上がる一対の側壁と、
前記土台部と前記一対の側壁で囲まれて形成され、前記上部開口から受け入れた前記導電剛体を保持する保持空間と、を有し、
前記一対の側壁のうちの一方である第1側壁は、前記土台部と共に剛性を有し、
前記一対の側壁のうちの他方である第2側壁は、前記第1側壁から遠ざかる方向に弾性変形可能に可撓性を有し、
前記第1側壁の内面は、前記上部開口から受け入れた前記導電剛体を前記第2側壁の先端に形成された抜止爪に掛かる位置へ向けて横ズレさせる傾斜面を有する斜面案内部を備え、
前記斜面案内部の下部の先端は、前記保持空間に保持した前記導電剛体を前記第2側壁に押し付けるように延出する弾性片を有するクリップ。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のクリップであって、
前記斜面案内部の上部は、前記抜止爪より上方の位置まで延出する案内片を有するクリップ。
【請求項3】
請求項2に記載のクリップであって、
前記抜止爪の上面は、前記上部開口に向けて下り傾斜するクリップ。
【請求項4】
請求項2または3に記載のクリップであって、
前記上部開口の幅長は、前記導電剛体の幅長と同等であるクリップ。
【請求項5】
請求項1に記載のクリップであって、
前記弾性片は、前記保持空間に保持した前記導電剛体を前記第2側壁に押し付けた状態において、前記導電剛体の上下方向の中間位置より下方を押し付け可能な位置に形成されるクリップ。
【請求項6】
請求項1に記載のクリップであって、
前記第2側壁は、厚みが基部から先端部に向けて薄くなるクリップ。
【請求項7】
請求項1に記載のクリップであって、
前記第2側壁は、基部から先端部の間に亘って外面から突出するリブを有し、
前記リブは、突出長が前記基部から前記先端部に向けて低下するクリップ。
【請求項8】
請求項1に記載のクリップであって、
前記土台部を相手部材に組み付け可能な係止部を有し、
前記土台部は、前記係止部により前記相手部材に前記土台部自身を組み付けた際、前記相手部材に対する左右の誤組付けを防止する突部を有するクリップ。
【請求項9】
請求項1に記載のクリップであって、
前記第1側壁の基部は、前記第2側壁に向けて張り出す張出部を有し、
前記張出部の張出面と前記斜面案内部の前記傾斜面の下端とを結ぶ仮想線は、上下方向に平行であるクリップ。
【請求項10】
請求項9に記載のクリップであって、
前記第1側壁は、前記弾性片が前記仮想線より前記第1側壁自身に向けて撓み可能な空隙を有するクリップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クリップに関する。詳しくは、長尺状の導電剛体を保持するクリップに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のクリップとして、例えば、特許文献1に示される技術が既に知られている。この技術では、クリップは、相対向する一対の側板部と、一対の側板部の下端同士をつないだ底板部とでU字状に形成される。一側板部の上端部と他側板部の上端に設けた内向き突部との間は、クリップの内部にケーブルを出し入れする上方開放口を形成している。上方開放口からクリップの内部(上方から下方)にケーブルを落とし込むと(納めると)、落とし込んだケーブルは他側板部の内向き突部により不用意なはみ出しが規制される。したがって、ケーブルを落とし込むといった簡単かつ迅速な作業で、クリップの内部にケーブルを保持できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-339111号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、上方開放口からクリップの内部にケーブを落とし込むことで、クリップの内部にケーブルを保持する。そのため、クリップの内部に保持されたケーブルに対する他側板部の内向き突部によるはみ出しの規制が緩いものであった。すなわち、クリップの内部に保持されたケーブルに対する他側板部の内向き突部の掛かりが緩いものであった。したがって、クリップの内部に保持されたケーブルがクリップの内部から抜け出る恐れがあった。
【0005】
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、簡単かつ迅速な作業で内部に長尺状の導電剛体を保持できつつ、保持した長尺状の導電剛体が抜け出る恐れを抑制できるクリップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの特徴によると、クリップは、長尺状の導電剛体を保持するものである。クリップは、剛性を有する土台部と、導電剛体を受け入れる上部開口を有するように土台部から立ち上がる一対の側壁と、土台部と一対の側壁で囲まれて形成され、上部開口から受け入れた導電剛体を保持する保持空間を有する。一対の側壁のうちの一方である第1側壁は、土台部と共に剛性を有する。一対の側壁のうちの他方である第2側壁は、第1側壁から遠ざかる方向に弾性変形可能に可撓性を有する。第1側壁の内面は、上部開口から受け入れた導電剛体を第2側壁の先端に形成された抜止爪に掛かる位置へ向けて横ズレさせる傾斜面を有する斜面案内部を備える。斜面案内部の下部の先端は、保持空間に保持した導電剛体を第2側壁に押し付けるように延出する弾性片を有する。
【0007】
そのため、上方開口からクリップの保持空間に向けて導電剛体を落とし込むといった簡単かつ迅速な作業で、クリップの保持空間に導電剛体を保持できる。その際、上部開口から受け入れた導電剛体は、第2側壁の先端に形成された抜止爪に掛かる位置へ向けて傾斜面を有する斜面案内部により横ズレする。したがって、落とし込みにより横ズレした導電剛体の上面が抜止爪に十分に掛かるため、保持空間に保持した導電剛体に対する抜止爪によるはみ出しの規制が強固となる。すなわち、クリップの保持空間に保持した導電剛体に対する抜止爪の掛かりが強固となる。ゆえに、クリップの保持空間に保持した導電剛体がクリップの保持空間から抜け出る恐れを抑制できる。
【0008】
本開示の他の特徴によると、斜面案内部の上部は、抜止爪より上方の位置まで延出する案内片を有する。
【0009】
そのため、斜面案内部に支持した導電剛体を抜止爪と案内片の間に挟み込むことができる。したがって、クリップの保持空間に保持する前の導電剛体をクリップに仮置きできる。
【0010】
本開示の他の特徴によると、抜止爪の上面は、上部開口に向けて下り傾斜する。
(【0011】以降は省略されています)
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