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公開番号
2025108217
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001996
出願日
2024-01-10
発明の名称
継電器の製造方法
出願人
株式会社デンソーエレクトロニクス
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
H01H
50/38 20060101AFI20250715BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電磁継電器10の接点31、32に対してクーロン力によって付着した異物70を接点31、32から除く。
【解決手段】電磁継電器10の製造方法は、電磁継電器10を用意する第1工程と、固定接点32および可動接点31の間において磁界方向に作用する磁界Hが生じた状態でアーク放電を生じさせる第2工程とを含む。第2工程では、磁界Hによって放電電流に作用するローレンツ力によってアーク放電が生じる位置が調整された状態で、固定接点32および可動接点31にクーロン力によって付着した異物をアーク放電による衝撃力によって分離させ、或いは、アーク放電によって異物を焼失させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導電性材料によって構成されている固定接点(32)と、導電性材料によって構成され、かつ変位によって前記固定接点に対して接触、或いは前記固定接点から離れることが可能になるように構成されている可動接点(31)とを備える継電器(10)を用意する第1工程(S100)と、
前記固定接点および前記可動接点の間に生じるアーク放電による衝撃力により、前記固定接点および前記可動接点のうち少なくとも一方の接点にクーロン力によって付着した異物を、前記少なくとも一方の接点から分離させ、或いは、前記アーク放電によって前記異物を焼失させる第2工程(S110A)と、を含み、
前記固定接点および前記可動接点を結ぶ方向に交差する方向を磁界方向とし、さらに前記アーク放電によって前記固定接点および前記可動接点の間に流れる電流を放電電流とした場合において、
前記第2工程において、前記固定接点および前記可動接点の間において前記磁界方向に通過する磁界(H)が生じさせた状態で、前記アーク放電を生じさせることにより、前記磁界に基づいて前記放電電流に作用するローレンツ力によって前記アーク放電が生じる位置が調整される継電器の製造方法。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
導電性材料によって構成されている固定接点(32)と、導電性材料によって構成され、かつ変位によって前記固定接点に対して接触、或いは前記固定接点から離れることが可能になるように構成されている可動接点(31)とを備える継電器(10)を用意する第1工程(S100)と、
前記固定接点および前記可動接点の間に生じるアーク放電による衝撃力により、前記固定接点および前記可動接点のうち少なくとも一方の接点にクーロン力によって付着した異物を、前記少なくとも一方の接点から分離させ、或いは、前記アーク放電によって前記異物を焼失させる第2工程(S110A)と、を含み、
前記固定接点および前記可動接点を結ぶ方向に交差する方向を磁界方向とし、また前記アーク放電によって前記固定接点および前記可動接点の間に流れる電流を放電電流とし、さらに前記アーク放電が生じる位置が変位する向きをアーク放電変位の向きとした場合において、
前記第2工程において、前記アーク放電を生じさせる際に、前記固定接点および前記可動接点の間に前記磁界方向に通過する磁界(H)を発生させた状態で、前記磁界に基づいて前記放電電流に作用するローレンツ力の向きを変えることによって前記アーク放電変位の向きを制御する継電器の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、継電器の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、継電器では、固定接点と、変位によって固定接点に接触、或いは固定接点から離れさせることが可能になるように構成されている可動接点と、可動接点を変位させる電磁力を発生する電磁コイルとを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5585511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、樹脂材料に含有される補強材として、ガラス繊維が用いられる場合がある。ガラス繊維を含有する樹脂製品が工場内の製品製造に用いられる場合、樹脂製品に含有されるガラス繊維が何らかの原因で他の部材に接触した際に摩擦帯電を生じ、帯電状態でガラス繊維が樹脂製品から分離して空気中を浮遊する場合が考えられる。
【0005】
以下、説明の便宜上、電磁継電器の固定接点、および可動接点のうち少なくとも一方の接点を、単に、接点ともいう。電磁継電器の接点は、導電性材料によって構成されている。このため、空気中を浮遊する帯電状態のガラス繊維が接点に近づいた場合、ガラス繊維に帯電した電荷によって、ガラス繊維の帯電極性と異なる極性の電荷が接点の表面に誘導される。
【0006】
したがって、ガラス繊維に生じる電荷と接点の表面に誘導される電荷との間には、クーロン力による引力が生じてガラス繊維が異物として接点の表面に付着するという不具合が生じる虞がある。
【0007】
ガラス繊維は、その体積に対して、接点の表面に接触する接触面積が非常に大きく、ガラス繊維および接点の表面の間には、大きなクーロン力による引力が生じる。したがって、接点に付着されるガラス繊維に対して、送風機から送風される空気流を吹き付けただけでは、ガラス繊維を接点から除去することができない。
【0008】
これに対して、接点に付着されるガラス繊維の付近にアーク放電を生じさせれば、アーク放電の衝撃力によって接点からガラス繊維を分離したり、或いは、アーク放電によってガラス繊維を焼失させたりすることができる。しかし、接点に付着されるガラス繊維の付近、すなわち、意図する位置にアーク放電を生じさせることは困難である。
【0009】
このような不具合は、ガラス繊維に限らず、樹脂材料、金属材料等からなる異物が摩擦帯電で帯電して、この異物がクーロン力によって継電器の接点に付着した場合にも、同様に生じる。
【0010】
本開示は上記点に鑑みて、クーロン力によって接点に付着した異物を接点から良好に除くことができる継電器の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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