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公開番号
2025108002
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-23
出願番号
2024001554
出願日
2024-01-10
発明の名称
車両のサイドドア
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
E05B
77/04 20140101AFI20250715BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約
【課題】車両が側面衝突を受けた際に、ラッチ機構におけるドアストライカの係合が解除されることを防ぐ。
【解決手段】車両のサイドドア12は、ドアハンドル20と、ハンドルフレーム24と、ラッチ機構を動作させるレバー36を有するロック32と、ハンドルフレーム24に支点42を有するベルクランク40を備える。ドアハンドル20が車体外方へ引っ張られた際に、その引っ張り動力がベルクランク40の一端43に伝わり、ベルクランク40の他端46がロッド60を介してロック32のレバー36を押し下げて、ラッチ機構のドアストライカの係合が解除される。サイドドア12は、ハンドルフレーム24に固定されたスペーサ26と、ロック32の一部を覆う折り曲げられた板部材の角部外面30sを有するプロテクタ30を備える。スペーサ26は、プロテクタ30の角部外面30sに対向して斜め下方向を向く傾斜面28を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ドアアウタパネルの外側に配置されたドアハンドルと、
前記ドアアウタパネルの内側に配置されて、前記ドアアウタパネルを挟んで前記ドアハンドルに接続されたハンドルフレームと、
前記ハンドルフレームの車幅方向内側に配置されたロックであって、ドア開口を形成する車体パネルに設けられたドアストライカを係合するラッチ機構および前記ラッチ機構を動作させるレバーを有するロックと、
前記ハンドルフレームに支点を有するベルクランクと、を備え、
前記ドアハンドルが車体外方へ引っ張られた際に、その引っ張り動力が前記ベルクランクの一端に伝わり、前記ベルクランクの他端がロッドを介して前記ロックの前記レバーを押し下げることで、前記ロックの前記ラッチ機構における前記ドアストライカの係合を解除するように構成された車両のサイドドアであって、
前記ハンドルフレームと前記ロックとの間に配置されて、前記ハンドルフレームに固定されたスペーサと、
前記ロックの前記スペーサ側の一部を覆う折り曲げられた板部材から構成されて、前記板部材の折り曲げ部の外面である角部外面を有するプロテクタと、をさらに備え、
前記スペーサは、前記プロテクタの前記角部外面に対向して斜め下方向を向く傾斜面を含む、
ことを特徴とする車両のサイドドア。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のサイドドアに関し、特に、側面衝突におけるサイドドア開放を防止するサイドドアの構造に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車のサイドドアは、一般的に、車体パネルに固定されたドアストライカに対して、ドア側に装備されたロックのラッチ機構が着脱自在に係合することで閉位置に保持される。
【0003】
特許文献1には、車両ドアを閉止状態にラッチ可能なラッチ機構に対し、車両ドアに備えたドアハンドル及びリリースアクチュエータからのドアラッチ解除力を伝達してラッチを解除可能とするドアラッチ解除力伝達機構が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-147824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車両のサイドドアには、一形態として、ドアアウタパネルの外側に配置されたドアハンドルと、ドアアウタパネルとドアインナパネルとの間に配置されたハンドルフレームおよびロックと、を備えるものがある。ハンドルフレームは、ドアアウタパネルを挟んでドアハンドルに接続されている。ロックは、ハンドルフレームの車幅方向内側に配置されている。ロックは、ドアストライカを係合するラッチ機構と、ラッチ機構を動作させるレバーを含んでいる。また、サイドドアは、ハンドルフレームに支点を有するベルクランクを備えている。
【0006】
このサイドドアは、ユーザがドアハンドルを車体外方へ引っ張った際に、その引っ張り動力がベルクランクの一端に伝わり、ベルクランクの他端がロッドを介してロックのレバーを押し下げることで、ロックのラッチ機構におけるドアストライカの係合を解除するように構成されている。
【0007】
このサイドドアを車両に採用した場合、ドアハンドル部分のドアアウタパネルの形状等によっては、車両が側面衝突を受けた際に、ドアアウタパネルの変形にともなってドアハンドルとハンドルフレームが下方に変位することが考えられる。この場合、ハンドルフレームに支点を有するベルクランクにおける他端により、ロッドを介してロックのレバーが押し下げられて、ロックのラッチ機構におけるドアストライカの係合が意図せず解除されてしまう可能性が考えられる。
【0008】
本発明の目的は、車両が側面衝突を受けた際に、ラッチ機構におけるドアストライカの係合が解除されてしまうことを防ぐことができるサイドドアを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る車両のサイドドアは、ドアアウタパネルの外側に配置されたドアハンドルと、前記ドアアウタパネルの内側に配置されて、前記ドアアウタパネルを挟んで前記ドアハンドルに接続されたハンドルフレームと、前記ハンドルフレームの車幅方向内側に配置されたロックであって、ドア開口を形成する車体パネルに設けられたドアストライカを係合するラッチ機構および前記ラッチ機構を動作させるレバーを有するロックと、前記ハンドルフレームに支点を有するベルクランクと、を備える。前記サイドドアは、前記ドアハンドルが車体外方へ引っ張られた際に、その引っ張り動力が前記ベルクランクの一端に伝わり、前記ベルクランクの他端がロッドを介して前記ロックの前記レバーを押し下げることで、前記ロックの前記ラッチ機構における前記ドアストライカの係合を解除するように構成されている。前記サイドドアは、前記ハンドルフレームと前記ロックとの間に配置されて、前記ハンドルフレームに固定されたスペーサと、前記ロックの前記スペーサ側の一部を覆う折り曲げられた板部材から構成されて、前記板部材の折り曲げ部の外面である角部外面を有するプロテクタと、をさらに備える。前記スペーサは、前記プロテクタの前記角部外面に対向して斜め下方向を向く傾斜面を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、車両が側面衝突を受けた際に、ドアアウタパネルが変形し、ドアハンドルとハンドルフレームが車幅方向内側に侵入してくると、ハンドルフレームに固定されたスペーサの傾斜面がプロテクタの角部外面に接することになる。そして、スペーサのさらなる車幅方向内側への侵入に応じて、スペーサは、その傾斜面がプロテクタの角部外面に接しながら、車幅方向内側かつ上方(斜め方向)に向かって変位することになる。これにより、スペーサに固定されたハンドルフレームが下方に向かうことを抑制することができ、ハンドルフレームに支点を有するベルクランクにおける他端が、ロッドを介してロックのレバーを押し下げることを抑制することができる。よって、ロックのラッチ機構におけるドアストライカの係合が意図せず解除されてしまうことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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