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公開番号2025106755
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-16
出願番号2024000346
出願日2024-01-04
発明の名称充電制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250709BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】車両に複数の充電器が搭載される場合であっても、フリッカ現象を抑制することができる充電制御装置を提供する。
【解決手段】充電制御装置1は、ECU6を備える。ECU6は、インレット2からの電力に応じて複数の充電器の稼働台数を減少させる場合において、複数の充電器の少なくとも1つの所定の充電器の充電電力を上げるとともに、少なくとも1つの他の充電器の充電電力を経時的に下げつつ、他の充電器の充電電力が所定値より小さくなるとき、他の充電器を停止させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の充電を制御する充電制御装置であって、
インレットから複数の充電器への充電電力を制御するプロセッサを備え、
前記プロセッサは、
前記インレットからの電力に応じて前記複数の充電器の稼働台数を減少させる場合において、前記複数の充電器の少なくとも1つの所定の充電器の充電電力を上げるとともに、少なくとも1つの他の充電器の充電電力を経時的に下げつつ、前記他の充電器の充電電力が所定値より小さくなるとき、前記他の充電器を停止させる、
充電制御装置。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1に記載の充電制御装置であって、
前記プロセッサは、
前記複数の充電器の稼働台数を減少させるか、または前記複数の充電器の稼働台数を全て停止するか否かを判定し、
前記複数の充電器の稼働台数を全て停止すると判定した場合、前記複数の充電器の各々の電力を急激に低下させる、
充電制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載の充電制御装置であって、
複数の充電器の各々が出力する充電電力を制御する電力分配部をさらに備え、
前記プロセッサは、
前記複数の充電器の各々が出力する充電電力を合算した総充電電力を指示する充電電力指令を前記電力分配部へ出力し、
前記電力分配部は、
前記充電電力指令に対応する総充電電力が前記複数の充電器の稼働台数の切り替えを示す閾値を下回る場合、前記複数の充電器のいずれか1台以上を停止させる、
充電制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、充電制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、充電器の出力可能電流および車両の要求電力に従って車両に搭載された蓄電装置の充電電力を決定する技術が記載されている。この技術では、車両必要電力に向けて所定電力変化量より小さい変化量で段階的に変化する電力指令値で商用電源から車両へ電力が供給されるように充電器を制御することによって商用電源にフリッカ現象が生じることを抑制する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-070661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、車両に設けられた1つの充電器しか想定されておらず、車両に複数の充電器が搭載される場合について何ら想定されておらず、車両に複数の充電器が搭載される場合におけるフリッカ現象を抑制する技術が求められていた。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、車両に複数の充電器が搭載される場合であっても、フリッカ現象を抑制することができる充電制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る充電制御装置は、車両の充電を制御する充電制御装置であって、インレットから複数の充電器への充電電力を制御するプロセッサを備え、前記プロセッサは、前記インレットからの電力に応じて前記複数の充電器の稼働台数を減少させる場合において、前記複数の充電器の少なくとも1つの所定の充電器の充電電力を上げるとともに、少なくとも1つの他の充電器の充電電力を経時的に下げつつ、前記他の充電器の充電電力が所定値より小さくなるとき、前記他の充電器を停止させる。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、車両に複数の充電器が搭載される場合であっても、フリッカ現象を抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態1に係る充電制御装置の機能構成を示す概略構成図である。
図2は、実施の形態1に係る充電制御装置が備えるECUが出力する充電電力指令と時間との関係を示す図である。
図3は、実施の形態1に係る充電制御装置が備える第1の充電器および第2の充電器の各々の充電電力と時間との関係を示す図である。
図4は、実施の形態1に係る充電制御装置が備えるECUが出力する充電電力指令と時間との関係を示す図である。
図5は、実施の形態2に係る充電制御装置が備える第1の充電器および第2の充電器の各々の充電電力と時間との関係を示す図である。
図6は、実施の形態3に係る充電制御装置の機能構成を示す概略構成図である。
図7は、実施の形態3に係る充電制御装置が備える電力分配部による第1の充電器および第2の充電器の各々の充電電力と時間との関係を示す図である。
図8は、実施の形態4に係る充電制御装置が備える電力分配部による第1の充電器および第2の充電器の各々の充電電力と時間との関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態に係る充電制御装置を備える車両について、図面を参照しながら説明する。なお、下記の実施の形態における構成要素は、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、以下の説明において参照する各図は、本開示の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本開示は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものではない。
【0010】
(実施の形態1)
〔充電制御装置の構成〕
図1は、実施の形態1に係る充電制御装置の機能構成を示す概略構成図である。図1に示す充電制御装置1は、HEV(Hybrid Electric Vehicle)、PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)およびBEV(Battery Electric Vehicle)等の車両に設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

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