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公開番号
2025107182
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2025064258,2022520487
出願日
2025-04-09,2020-09-25
発明の名称
シュードセルコスポラ(Pseudocercospora)属の植物病原性微生物によるバナナ植物の被害を防除するか又は防止する方法
出願人
シンジェンタ クロップ プロテクション アクチェンゲゼルシャフト
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01N
43/40 20060101AFI20250710BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】シュードセルコスポラ(Pseudocercospora)属の植物病原性微生物(特にシュードセルコスポラ・フィジエンシス(Pseudocercospora fijiensis))によるバナナ植物の被害を防除するか又は防止する方法等を提供すること。
【解決手段】本発明は、シュードセルコスポラ(Pseudocercospora)属の植物病原性微生物(特にシュードセルコスポラ・フィジエンシス(Pseudocercospora fijiensis))によるバナナ植物の被害を防除するか又は防止する方法であって、式(I)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025107182000015.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">30</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">160</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、R1、R2、R3、R4、R5、Y、A、Bは、本願で定義された通りである)に係る化合物をバナナ植物の作物、その場所、又はその繁殖材料に施用することを含む方法に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
シュードセルコスポラ(Pseudocercospora)属の植物病原性微生物によるバナナ植物の被害を防除するか又は防止する方法であって、バナナ植物の作物、その場所又はその繁殖材料に、式(I)
JPEG
2025107182000010.jpg
54
160
(式中、
Yは、O、C=O又はCR12R13であり、
Aは、酸素、窒素及び硫黄からそれぞれ独立して選択される1~3つのヘテロ原子を含有する5員若しくは6員芳香族複素環又はフェニル環であり、前記芳香族複素環又は前記フェニルは、1つ以上のR6によって任意に置換されていてもよく、
R6は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C4-ハロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C1~C4-ハロアルコキシ、C1~C4-ハロアルキルチオ、C1~C4-アルコキシ-C1~4-アルキル又はC1~C4-ハロアルコキシ-C1~C4-アルキルであり、
R1、R2、R3、R4、R12及びR13は、互いに独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C4-アルコキシ又はC1~C4-ハロアルキルであり、
R5は、水素、メトキシ又はヒドロキシルであり、
Bは、1つ以上のR8によって置換されるフェニルであり、
R8は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ又は基-L-R9であり、ここで、各Lは、互いに独立して、結合、-O-、-OC(O)-、-NR7-、-NR7CO-、-NR7S(O)n-、-S(O)n-、-S(O)nNR7-、-COO-又はCONR7-であり、
nは、0、1又は2であり、
R7は、水素、C1~C4-アルキル、C1~C4-ハロアルキル、ベンジル又はフェニルであり、ここで、ベンジル及びフェニルは、非置換であるか、又はハロゲン、シアノ、C1~C4-アルキル若しくはC1~C4-ハロアルキルで置換され、
R9は、互いに独立して、非置換であるか若しくは1つ以上のR10によって置換されるC1~C6-アルキル、非置換であるか若しくは1つ以上のR10によって置換されるC3~C6-シクロアルキル、非置換であるか若しくは1つ以上のR10によって置換されるC6~C14-ビシクロアルキル、非置換であるか若しくは1つ以上のR10によって置換されるC2~C6-アルケニル、非置換であるか若しくは1つ以上のR10によって置換されるC2~C6-アルキニル、非置換であるか若しくはR10によって置換されるフェニル又は非置換であるか若しくは1つ以上のR10によって置換されるヘテロアリールであり、
R10は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C4-ハロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C1~C4-ハロアルコキシ、C1~C4-アルキルチオ、C1~C4-ハロアルキルチオ、C3~C6-アルケニルオキシ又はC3~C6-アルキニルオキシである)
による化合物又はその塩若しくはN-オキシドであって、B及びA-CO-NR5は、4員環上で互いに対してシスである、化合物又はその塩若しくはN-オキシド或いは前記化合物の互変異性体又は立体異性体を施用する工程を含む方法。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記植物病原性微生物は、シュードセルコスポラ・フジエンシス(Pseudocercospora fujiensis)である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
Yは、O又はCH2であり、
Aは、1~2個の窒素原子を含む6員の芳香族複素環であるか、又はフェニル環であり、前記芳香族複素環又は前記フェニル環は、1個又は複数個のR6で任意に置換されていてもよく、
R6は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C4-ハロアルキル、又はC1~C4-ハロアルコキシであり、
R1、R2、R3、R4、及びR5は、それぞれ水素であり、
Bは、1個又は複数個のR8で置換されたフェニルであり、
R8は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C4-ハロアルキル、C1~C4-ハロアルコキシ、及びC3~C6-シクロアルキルから選択される、
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
Aは、1~2つの窒素原子を含有し、且つR6から選択される1~3つの置換基を有する6員芳香族複素環又はR6から選択される1つ若しくは3つの置換基を有するフェニル環である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
Bは、1~3つの置換基R8によって置換されるフェニルである、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
Bは、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、シクロプロピル、ジフルオロメトキシ及びトリフルオロメトキシから独立して選択される1~3つの置換基によって置換されるフェニルであり、
Aは、フェニル、ピリジル、又はピラジニルであり、これらの環は、互いに独立して、非置換であるか、又はクロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、シアノ及びトリフルオロメチルから独立して選択される1~3つの置換基によって置換され、
Yは、O又はCH2であり、
R1、R2、R3、R4、及びR5は、それぞれ水素である、
請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
Yは、CH2であり、
Bは、モノ又はジ-ハロゲン置換フェニルであり、
Aは、フェニル、ピラジニル及びピリジルから選択され、これらのそれぞれは、ハロゲン及びC1~C4-ハロアルキルから独立して選択される置換基によって一置換又は二置換され、
R1、R2、R3、R4及びR5は、それぞれ水素である、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記化合物は、式(Ic)
JPEG
2025107182000011.jpg
39
160
(式中、
R11及びR12は、独立して、ハロゲンから選択され、
Aは、ハロゲン及びC
1
~C
4
-ハロアルキルから独立して選択される1つ又は2つの置換基によって置換されるピリジルである)
の化合物である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
R11及びR12は、独立して、クロロ及びフルオロから選択され、
Aは、1つ又は2つのC
1
~C
4
-ハロアルキル置換基によって置換されるピリド-2-イル又はピリド-3-イルである、
請求項7に記載の方法。
【請求項10】
Aは、
JPEG
2025107182000012.jpg
60
160
から選択され、
R13は、C
1
~C
4
-ハロアルキルである、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シュードセルコスポラ(Pseudocercospora)属の植物病原性微生物によるバナナ植物の被害を防除するか又は防止する方法に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
世界的に、バナナ生産における最も重要な疾患の1つは、シュードセルコスポラ・フィジエンシス(Pseudocercospora fijiensis)により引き起こされる黒シガトカ病(Black Sigatoka disease)である。黒シガトカ病は、深刻な落葉を引き起こし、且つ果実の早熟等の収穫後の果実の間接的な品質問題を引き起こす。黒シガトカ病により葉が傷んでいる植物は、果実の収率が最大50%低下する可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2016/066644号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、シュードセルコスポラ(Pseudocercospora)属の植物病原性微生物(特にシュードセルコスポラ・フィジエンシス(Pseudocercospora fijiensis))によるバナナ植物の被害を防除するか又は防止するためのさらに改善された方法を提供する。したがって、本発明は、シュードセルコスポラ(Pseudocercospora)属の植物病原性微生物(特に、黒シガトカ病を引き起こすシュードセルコスポラ・フィジエンシス(Pseudocercospora fijiensis))による被害を防除するか又は防止するための重要な手段をバナナ農家に提供する。
シクロブチルカルボキサミド化合物及びそれらの調製方法は、国際公開第2013/143811号及び国際公開第2015/003951号に開示されている。ここで、驚くべきことに、国際公開第2013/143811号及び/又は国際公開第2015/003951号で開示されている特定のシクロブチルカルボキサミド化合物は、シュードセルコスポラ(Pseudocercospora)属の植物病原性微生物(特にシュードセルコスポラ・フィジエンシス(Pseudocercospora fijiensis))によるバナナ植物の被害の防除又は防止で非常に有効であることが分かっている。そのため、この非常に有効な化合物は、シュードセルコスポラ(Pseudocercospora)属の植物病原性微生物(特にシュードセルコスポラ・フィジエンシス(Pseudocercospora fijiensis))によるバナナ植物の被害を防除するか又は防止し、このようにして深刻なバナナ疾患である黒シガトカに対処するための、農家にとって重要な新規の解決策となる。
【発明を実施するための形態】
【0005】
したがって、実施形態1として、シュードセルコスポラ(Pseudocercospora)属の植物病原性微生物、特にシュードセルコスポラ・フィジエンシス(Pseudocercospora fijiensis)によるバナナ植物の被害を防除するか又は防止するための方法であって、バナナ植物の作物、その場所又はその繁殖材料に、式(I)
JPEG
2025107182000001.jpg
54
160
(式中、
Yは、O、C=O又はCR12R13であり、
Aは、酸素、窒素及び硫黄からそれぞれ独立して選択される1~3つのヘテロ原子を含有する5員若しくは6員芳香族複素環又はフェニル環であり、芳香族複素環又はフェニルは、1つ以上のR6によって任意に置換されていてもよく、
R6は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C4-ハロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C1~C4-ハロアルコキシ、C1~C4-ハロアルキルチオ、C1~C4-アルコキシ-C1~4-アルキル又はC1~C4-ハロアルコキシ-C1~C4-アルキルであり、
R1、R2、R3、R4、R12及びR13は、互いに独立して、水素、ハロゲン、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C4-アルコキシ又はC1~C4-ハロアルキルであり、
R5は、水素、メトキシ又はヒドロキシルであり、
Bは、1つ以上のR8によって置換されるフェニルであり、
R8は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ又は基-L-R9であり、ここで、各Lは、互いに独立して、結合、-O-、-OC(O)-、-NR7-、-NR7CO-、-NR7S(O)n-、-S(O)n-、-S(O)nNR7-、-COO-又はCONR7-であり、
nは、0、1又は2であり、
R7は、水素、C1~C4-アルキル、C1~C4-ハロアルキル、ベンジル又はフェニルであり、ここで、ベンジル及びフェニルは、非置換であるか、又はハロゲン、シアノ、C1~C4-アルキル若しくはC1~C4-ハロアルキルで置換され、
R9は、互いに独立して、非置換であるか若しくは1つ以上のR10によって置換されるC1~C6-アルキル、非置換であるか若しくは1つ以上のR10によって置換されるC3~C6-シクロアルキル、非置換であるか若しくは1つ以上のR10によって置換されるC6~C14-ビシクロアルキル、非置換であるか若しくは1つ以上のR10によって置換されるC2~C6-アルケニル、非置換であるか若しくは1つ以上のR10によって置換されるC2~C6-アルキニル、非置換であるか若しくはR10によって置換されるフェニル又は非置換であるか若しくは1つ以上のR10によって置換されるヘテロアリールであり、
R10は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C4-ハロアルキル、C1~C4-アルコキシ、C1~C4-ハロアルコキシ、C1~C4-アルキルチオ、C1~C4-ハロアルキルチオ、C3~C6-アルケニルオキシ又はC3~C6-アルキニルオキシである)
による化合物又はその塩若しくはN-オキシドであり、
B及びA-CO-NR5は、4員環上で互いに対してシスである、化合物又はその塩若しくはN-オキシド、或いはこれらの化合物の互変異性体又は立体異性体を施用する工程を含む方法が提供される。
【0006】
実施形態1に記載のより好ましい方法が以下の実施形態に示される。
【0007】
実施形態2として、
Yは、O又はCH2であり、
Aは、1~2つの窒素原子を含有する6員芳香族複素環又はフェニル環であり、芳香族複素環又はフェニルは、1つ以上のR6によって任意に置換されていてもよく、
R6は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C4-ハロアルキル又はC1~C4-ハロアルコキシであり、
R1、R2、R3、R4及びR5は、それぞれ水素であり、
Bは、1つ以上のR8によって置換されるフェニルであり、
R8は、互いに独立して、ハロゲン、シアノ、C1~C4-アルキル、C1~C4-ハロアルキル、C1~C4-ハロアルコキシ及びC3~C6-シクロアルキルから選択される、実施形態1に記載の方法が提供される。
【0008】
実施形態3として、Aは、1~2つの窒素原子を含有し、且つR6から選択される1~3つの置換基を有する6員芳香族複素環又はR6から選択される1つ若しくは3つの置換基を有するフェニル環である、実施形態1又は実施形態2に記載の方法が提供される。
【0009】
実施形態4として、Bは、1~3つの置換基R8によって置換されるフェニルである、実施形態1~3のいずれか1つに記載の方法が提供される。
【0010】
実施形態5として、
Bは、フルオロ、クロロ、トリフルオロメチル、シクロプロピル、ジフルオロメトキシ及びトリフルオロメトキシから独立して選択される1~3つの置換基によって置換されるフェニルであり、
Aは、フェニル、ピリジル又はピラジニルであり、それらの環は、互いに独立して、非置換であるか、又はクロロ、ブロモ、フルオロ、メチル、シアノ及びトリフルオロメチルから独立して選択される1~3つの置換基によって置換され、Yは、O又はCH2であり、R1、R2、R3、R4及びR5は、それぞれ水素である、実施形態1~4のいずれか1つに記載の方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)
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