TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025106442
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-15
出願番号2025063652,2023516425
出願日2025-04-08,2022-04-05
発明の名称成形物、ハンドリング用シート、ハンドリング方法、薄型デバイスのハンドリング方法、薄化ウエハの取り出し方法、モールド封止再配置素子の取り出し方法、薄化ウエハの製造方法、モールド封止再配置素子、及びパッケージの製造方法
出願人信越化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 21/683 20060101AFI20250708BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】薄化されたウエハやモールドで封止した再配置素子を容易に扱うことができる耐薬品性に優れたシート、該シートを含む薄化ウエハハンドリング用シート並びに該薄化ウエハハンドリング用シートを用いた薄型ウエハのハンドリング方法及び薄型デバイスのハンドリング方法を提供する。
【解決手段】薄化ウエハハンドリング用シート10のシート1は、高さが50ミクロンから500ミクロンであり、直径が10ミクロンから1mmの円柱状若しくは半円柱状又は長さが100ミクロンから1mmであり、太さが10ミクロンから1mmの角柱状の複数の構造体1aを表面上に有し、複数の構造体が等間隔で配置した構造あるいは複数の構造体が、間隔の最大値が間隔の最小値の3倍未満となるように配列した構造を表面上に有し、熱硬化性樹脂により成型される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
高さが50ミクロンから500ミクロンであり、直径が10ミクロンから1mmの円柱状若しくは半円柱状、又は長さが100ミクロンから1mmであり、太さが10ミクロンから1mmの角柱状の複数の構造体を表面上に有し、前記複数の構造体が等間隔で配置した構造、あるいは、前記複数の構造体が、間隔の最大値が間隔の最小値の3倍未満となるように配列した構造を表面上に有し、樹脂の硬化物を含み、
薄化ウエハ又はモールド封止再配置素子のハンドリングに使用されることを特徴とする成形物。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記樹脂が硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1に記載の成形物。
【請求項3】
前記樹脂が、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂及びフッ素樹脂からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1に記載の成形物。
【請求項4】
基材と、
前記基材上に積層された請求項1~3いずれか一項に記載の成形物と
を含むものであることを特徴とするハンドリング用シート。
【請求項5】
厚さ300ミクロン以下の薄化ウエハ又はモールド封止再配置素子を請求項1~3いずれか一項に記載の成形物に接着したうえでハンドリングすることを特徴とするハンドリング方法。
【請求項6】
厚さ300ミクロン以下のシリコンウエハ又は化合物半導体ウエハを搭載する厚さ1.5ミリメートル以下の角型ガラスパネル又は金属パネルを、請求項1~3いずれか一項に記載の成形物に接着したうえでハンドリングすることを特徴とする薄型デバイスのハンドリング方法。
【請求項7】
キャリアに支持された薄化ウエハを請求項1~3いずれか一項に記載の成形物に接着した状態で前記キャリアを前記薄化ウエハから剥離することを特徴とする薄化ウエハの取り出し方法。
【請求項8】
キャリアに支持されたモールド封止再配置素子を請求項1~3いずれか一項に記載の成形物に接着した状態で前記キャリアを前記モールド封止再配置素子から剥離することを特徴とするモールド封止再配置素子の取り出し方法。
【請求項9】
キャリアに支持された薄化ウエハを請求項1~3いずれか一項に記載の成形物に接着した状態で前記キャリアを前記薄化ウエハから剥離することを含むことを特徴とする取り出された薄化ウエハの製造方法。
【請求項10】
キャリアに支持されたモールド封止再配置素子を請求項1~3いずれか一項に記載の成形物に接着した状態で前記キャリアを前記モールド封止再配置素子から剥離することを含むことを特徴とする取り出されたモールド封止再配置素子の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート、薄化ウエハハンドリング用シート、薄型ウエハのハンドリング方法及び薄型デバイスのハンドリング方法に関する。特に、本発明は、300ミクロン以下に薄化された薄型シリコンウエハ、あるいは化合物半導体ウエハ、あるいは1ミリメートル以下の角型ガラスパネル、ガラスウェハを破損することなく扱うための接着用シートに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、半導体素子の高密度化のために、従来の500ミクロンを超える厚みから、300ミクロン以下、特に100ミクロン以下のウエハ厚を使用した半導体素子製造が盛んに実施されている。
【0003】
また、半導体デバイスの3次元化のために、1ミリメートル以下、特に500ミクロン以下に薄化したガラスパネルの上に、300ミクロン以下、特に100ミクロン以下のウエハ厚を使用した半導体素子を機能上必要な構成に再配置してパッケージとする製造方法も多く開発されている。
【0004】
このような薄型ウエハの製造や薄型パネルを使ったパッケージ製造に関して、例えば、三次元半導体素子実装の重要なプロセスであるTSV(Through Silicon Via)プロセスでは、シリコンウエハの表裏両面に回路形成を施し、それを導通させるため、TSV(Through Silicon Via)、いわゆる貫通電極形成が実施されるが、この電極形成のためには、半導体素子となるシリコンウエハをキャリアと呼ばれる支持のためのガラスウエハと、仮接着剤(Temporary Glue 剤)を介して接着させ、そのうえで、シリコンウエハの薄化、さらには回路形成等が実施される。
【0005】
また、薄型パネルを使ったパッケージ製造に関して、例えば、薄型ガラスパネルの上にAI用のFPGA素子や多段積層DRAMであるHBM素子を再配置して構成され、一つの機能をなす。ガラスパネル上への素子の再配置後、パネルはモールド樹脂などで封止され、その後薄型化、平坦化を行い、電極を露出させ回路形成等が実施される。
【0006】
上記に示した二つの薄型基板を取り扱う方法では、回路形成時には、キャリアであるシリコンウエハやガラスウエハが支持基材となり、当該プロセスの実施が進行するが、プロセス終了後、300ミクロン、場合によっては、100ミクロン以下に薄化された回路形成されたシリコンウエハやモールドで封止した再配置素子を取り出す必要がある。
【0007】
従来、この薄化シリコンウエハやモールド封止再配置素子の取り出し時には、一般的にUV剥離方式を利用したダイシングテープを利用して、ガラスキャリアが接続された状態で、取り出すべきシリコンウエハにこのダイシングテープを張り、その状態で、キャリアをレーザー剥離方式等により除去することが一般的である。
【0008】
ただし、このようにして取り出された、ダイシングテープ上に張られた回路形成された薄化シリコンウエハの表面には、通常、薄化プロセス中に使用された仮接着剤樹脂が残存している。
この残存樹脂は、溶剤洗浄法等で、溶解除去する必要がある。
【0009】
一方、ダイシングテープの接着用の糊は、未硬化のアクリル樹脂等を利用している場合が多く、この仮接着剤の残渣樹脂の溶剤洗浄工程で、使用する溶剤に溶解してしまい、剥離、膨潤等の問題を引き起こすことが知られており、使用可能な洗浄溶剤が非常に限られるという問題を有している。
【0010】
特許文献1には、先端がマッシュルーム形状であるマイクロファイバを含む乾式接着性繊維構造体(dry adhesive fiber structure)に関する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社潤工社
同軸ケーブル
6日前
株式会社ExH
電流開閉装置
8日前
株式会社クオルテック
空気電池
20日前
個人
鉄心用材料とその製造方法
13日前
エイブリック株式会社
半導体装置
8日前
株式会社メルビル
ステージ
15日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
8日前
オムロン株式会社
電磁継電器
9日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
電源装置
8日前
日星電気株式会社
ケーブルアセンブリ
7日前
オムロン株式会社
スイッチ装置
6日前
住友電装株式会社
端子台
7日前
住友電装株式会社
コネクタ
13日前
東洋電装株式会社
操作装置
9日前
ローム株式会社
チップ部品
8日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
8日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
8日前
住友電装株式会社
コネクタ
13日前
中国電力株式会社
断路器操作構造
9日前
エドワーズ株式会社
冷却システム
13日前
株式会社ミトリカ
フラッシュランプ
7日前
株式会社アイシン
回転電機駆動装置
14日前
株式会社村田製作所
二次電池
13日前
日新電機株式会社
ガス遮断器
6日前
富士電機株式会社
半導体モジュール
8日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
7日前
トヨタバッテリー株式会社
電池パック
15日前
ローム株式会社
半導体発光装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
交換式バッテリ
7日前
トヨタ自動車株式会社
交換式バッテリ
7日前
続きを見る