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公開番号2025105107
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2023223415
出願日2023-12-28
発明の名称コネクタ組立体
出願人日本航空電子工業株式会社
代理人個人
主分類H01R 24/38 20110101AFI20250703BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コネクタ組立体の同軸コネクタの外側端子を基板のグランド層に安定して接続することができるコネクタ組立体を提供すること。
【解決手段】コネクタ組立体12は、同軸コネクタ20と、被固定部材40と、2つの固定部材60とを備えている。同軸コネクタ200のフランジ部25は、第1受部252と、2つの第2受部254とを有している。被固定部材40は、主部401と、第1接触部402と、少なくとも1つのばね部404と、2つの第2接触部405とを有している。コネクタ組立体12が基板16に接続された接続状態において、ばね部404は、第2接触部405を第2受部254に押し付けており、第2接触部405は、上記押し付けにより第2受部254から反力を受けている。上記接続状態において、第1接触部402は、上記反力により前後方向に沿って第1受部252に押し付けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
基板に接続されるコネクタ組立体であって、
前記基板には、2つの通過孔が形成されており、前記通過孔の夫々は、上下方向において前記基板を貫通しており、前記基板は、前記上下方向において上面及び下面を有しており、前記基板の前記上面には、信号線が形成されており、前記信号線は、前記上下方向と直交する横方向において、前記2つの通過孔の間に位置しており、前記基板の前記下面にはグランド層が形成されており、
前記コネクタ組立体は、同軸コネクタと、被固定部材と、2つの固定部材とを備えており、
前記同軸コネクタは、同軸ケーブルの先端に取り付けられるものであり、
前記同軸コネクタは、外側端子と、中心端子とを備えており、
前記外側端子は、フランジ部と、2つの突出部とを有しており、
前記フランジ部は、第1受部と、2つの第2受部とを有しており、
前記第1受部は、前記上下方向及び前記横方向の双方と直交する前後方向において前方に面しており、
前記2つの第2受部の夫々は、前記前後方向において少なくとも後方に面しており、
前記2つの突出部は、前記横方向において互いに離れて位置しており、
前記2つの突出部の夫々は、前記前後方向において前記フランジ部から前方に延びており、
前記被固定部材は、金属からなるものであり、
前記コネクタ組立体が前記基板に接続された接続状態において、前記被固定部材は、前記基板の前記上下方向における下方に位置しており、
前記接続状態において、前記基板の前記グランド層は、前記被固定部材を介して前記フランジ部の前記第1受部に電気的に接続され、
前記被固定部材は、主部と、第1接触部と、少なくとも1つのばね部と、2つの第2接触部とを有しており、
前記主部は、所定平面内に延びており、
前記第1接触部は、前記主部に設けられており、
前記第1接触部は、少なくとも部分的に、前記2つの第2接触部の間に位置しており、
前記ばね部は、前記主部から延びており、弾性変形可能であり、
前記2つの第2接触部は、前記横方向において互いに離れて位置しており、
前記2つの第2接触部の少なくとも一つは、前記ばね部に支持されており、前記所定平面内において変位可能であり、
前記接続状態において、前記ばね部は、前記第2接触部を前記第2受部に押し付けており、前記第2接触部は、前記押し付けにより前記第2受部から反力を受けており、
前記接続状態において、前記第1接触部は、前記反力により前記前後方向に沿って前記第1受部に押し付けられており、
前記2つの固定部材は、前記接続状態において、前記被固定部材を前記基板の前記グランド層に押し付けて前記所定平面を前記上下方向と直交させつつ、前記基板の前記2つの通過孔を通過して前記外側端子の前記2つの突出部に夫々固定されている
コネクタ組立体。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1記載のコネクタ組立体であって、
前記第1受部は、前記第2受部よりも前記前後方向における前方に位置している
コネクタ組立体。
【請求項3】
請求項2記載のコネクタ組立体であって、
前記ばね部は、第1部と、第2部とを有しており、
前記第1部は、前記前後方向に延びており、
前記第2部は、前記第1部から前記前後方向と交差する方向に延びており、
前記第2接触部は、前記第2部に支持されており、
前記被固定部材は、単体の状態において、前記前後方向における前記少なくとも一つの第2接触部と前記第1接触部との間に第1距離を有しており、
前記フランジ部は、前記前後方向における前記第1受部と前記第2受部との間に第2距離を有しており、
前記第1距離は、前記第2距離よりも小さい
コネクタ組立体。
【請求項4】
請求項1記載のコネクタ組立体であって、
前記被固定部材は、2つの前記ばね部を有しており、
前記2つのばね部は、前記2つの第2接触部を夫々支持しており、
前記接続状態において、前記2つのばね部は、前記2つの第2接触部を前記2つの第2受部に夫々押し付けている
コネクタ組立体。
【請求項5】
請求項1記載のコネクタ組立体であって、
前記第1接触部は、少なくとも1つの凸部からなり、
前記凸部は、前記主部から前記前後方向において後方に突出しており、
前記接続状態において、前記凸部は、前記横方向において前記2つの突出部の間に位置している
コネクタ組立体。
【請求項6】
請求項1記載のコネクタ組立体であって、
前記被固定部材には、2つの固定孔が形成されており、
前記固定孔の夫々は、前記上下方向において前記被固定部材を貫通しており、
前記固定部材の夫々は、ネジであり、
前記突出部の夫々には、ネジ穴が形成されており、
前記固定部材の夫々は、前記接続状態において、前記被固定部材の前記固定孔及び前記基板の前記通過孔を通過して、前記ネジ穴にネジ込まれている
コネクタ組立体。
【請求項7】
請求項1記載のコネクタ組立体であって、
前記被固定部材と前記2つの固定部材とは、互いに一体に形成されており、
前記固定部材の夫々は、被圧入部であり、
前記突出部の夫々には、圧入穴が形成されており、
前記被圧入部の夫々は、前記接続状態において、前記基板の前記通過孔を通過して、前記圧入穴に圧入されている
コネクタ組立体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基板に接続されるコネクタ組立体に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、基板に接続されるコネクタ組立体が開示されている。
【0003】
図34及び図35を参照すると、特許文献1の基板-コネクタ接続構造900は、基板950と、基板950に接続されるコネクタ(コネクタ組立体)910とを有している。基板950は、信号パターン(信号線)952と、第1のグランド層954と、信号線952の直下に位置し、第1のグランド層954の端面を含む領域に形成されためっき膜956とを有している。コネクタ組立体910は、同軸コネクタ920と、2つのねじ(固定部材)930とを備えている。同軸コネクタ920は、中心導体(中心端子)922と、外部導体(外側端子)924とを有している。コネクタ組立体910を基板950に接続すると、外側端子924は、第1のグランド層954と電気的に接続されためっき膜956と接触する。これにより、特許文献1の基板-コネクタ接続構造900においては、基板950とコネクタ組立体910との間の信号の反射特性を高めようとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6853655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の基板-コネクタ接続構造900においては、コネクタ組立体910を基板950に接続した際に、同軸コネクタ920の外側端子924を基板950のめっき膜956に安定して接触させることが困難であり、外側端子924と第1のグランド層954との電気的接続の信頼性に欠ける虞がある。
【0006】
そこで、本発明は、コネクタ組立体の同軸コネクタの外側端子を基板のグランド層に安定して接続することができるコネクタ組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、第1のコネクタ組立体として、
基板に接続されるコネクタ組立体であって、
前記基板には、2つの通過孔が形成されており、前記通過孔の夫々は、上下方向において前記基板を貫通しており、前記基板は、前記上下方向において上面及び下面を有しており、前記基板の前記上面には、信号線が形成されており、前記信号線は、前記上下方向と直交する横方向において、前記2つの通過孔の間に位置しており、前記基板の前記下面にはグランド層が形成されており、
前記コネクタ組立体は、同軸コネクタと、被固定部材と、2つの固定部材とを備えており、
前記同軸コネクタは、同軸ケーブルの先端に取り付けられるものであり、
前記同軸コネクタは、外側端子と、中心端子とを備えており、
前記外側端子は、フランジ部と、2つの突出部とを有しており、
前記フランジ部は、第1受部と、2つの第2受部とを有しており、
前記第1受部は、前記上下方向及び前記横方向の双方と直交する前後方向において前方に面しており、
前記2つの第2受部の夫々は、前記前後方向において少なくとも後方に面しており、
前記2つの突出部は、前記横方向において互いに離れて位置しており、
前記2つの突出部の夫々は、前記前後方向において前記フランジ部から前方に延びており、
前記被固定部材は、金属からなるものであり、
前記コネクタ組立体が前記基板に接続された接続状態において、前記被固定部材は、前記基板の前記上下方向における下方に位置しており、
前記接続状態において、前記基板の前記グランド層は、前記被固定部材を介して前記フランジ部の前記第1受部に電気的に接続され、
前記被固定部材は、主部と、第1接触部と、少なくとも1つのばね部と、2つの第2接触部とを有しており、
前記主部は、所定平面内に延びており、
前記第1接触部は、前記主部に設けられており、
前記第1接触部は、少なくとも部分的に、前記2つの第2接触部の間に位置しており、
前記ばね部は、前記主部から延びており、弾性変形可能であり、
前記2つの第2接触部は、前記横方向において互いに離れて位置しており、
前記2つの第2接触部の少なくとも一つは、前記ばね部に支持されており、前記所定平面内において変位可能であり、
前記接続状態において、前記ばね部は、前記第2接触部を前記第2受部に押し付けており、前記第2接触部は、前記押し付けにより前記第2受部から反力を受けており、
前記接続状態において、前記第1接触部は、前記反力により前記前後方向に沿って前記第1受部に押し付けられており、
前記2つの固定部材は、前記接続状態において、前記被固定部材を前記基板の前記グランド層に押し付けて前記所定平面を前記上下方向と直交させつつ、前記基板の前記2つの通過孔を通過して前記外側端子の前記2つの突出部に夫々固定されている
コネクタ組立体を提供する。
【0008】
本発明は、第2のコネクタ組立体として、第1のコネクタ組立体であって、
前記第1受部は、前記第2受部よりも前記前後方向における前方に位置している
コネクタ組立体を提供する。
【0009】
本発明は、第3のコネクタ組立体として、第2のコネクタ組立体であって、
前記ばね部は、第1部と、第2部とを有しており、
前記第1部は、前記前後方向に延びており、
前記第2部は、前記第1部から前記前後方向と交差する方向に延びており、
前記第2接触部は、前記第2部に支持されており、
前記被固定部材は、単体の状態において、前記前後方向における前記少なくとも一つの第2接触部と前記第1接触部との間に第1距離を有しており、
前記フランジ部は、前記前後方向における前記第1受部と前記第2受部との間に第2距離を有しており、
前記第1距離は、前記第2距離よりも小さい
コネクタ組立体を提供する。
【0010】
本発明は、第4のコネクタ組立体として、第1のコネクタ組立体であって、
前記被固定部材は、2つの前記ばね部を有しており、
前記2つのばね部は、前記2つの第2接触部を夫々支持しており、
前記接続状態において、前記2つのばね部は、前記2つの第2接触部を前記2つの第2受部に夫々押し付けている
コネクタ組立体を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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