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公開番号
2025104741
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222760
出願日
2023-12-28
発明の名称
電池用冷却板、電池組立体及びその検査方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01M
10/6554 20140101AFI20250703BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】本開示は、絶縁検査の障害となりにくい電池用冷却板、そのような電池用冷却板を備える電池組立体及びその検査方法を提供する。
【解決手段】本開示の電池用冷却板10は、平面部11、及び対向する一対の側面部12を有する。本開示の電池用冷却板において、切り欠き又は貫通孔12aが、側面部に形成されている。本開示の電池組立体1は、本開示の電池用冷却板10、及び電池用冷却板の平面部に配置されている電池20、を備える。本開示の電池組立体における電池は、電極積層体21、集電端子22、及び電極積層体を封止しているラミネートフィルム23を有する。ラミネートフィルムは、融着樹脂層、金属層、及び保護樹脂層、並びに延出部23aを有する。延出部は、電極積層体に向かって折り曲げられており、電池用冷却板の側面部が、折り曲げられた延出部と対向するように、電池用冷却板が配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
平面部、及び対向する一対の側面部を有する、電池用冷却板であって、
切り欠き又は貫通孔が、前記側面部に形成されている、
電池用冷却板。
続きを表示(約 980 文字)
【請求項2】
前記切り欠き又は貫通孔が、前記側面部の少なくとも一方の端部に形成されている、請求項1に記載の電池用冷却板。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の電池用冷却板、及び前記電池用冷却板の前記平面部に配置されている電池、を備える電池組立体であって、
前記電池が、電極積層体、前記電極積層体の集電部に電気的に接続されている集電端子、及び前記電極積層体を封止しているラミネートフィルムを有し、
前記ラミネートフィルムは、融着樹脂層、金属層、及び保護樹脂層、並びに前記電極積層体の周縁に延出している延出部を有し、
前記延出部が、前記電極積層体に向かって折り曲げられており、かつ
前記電池用冷却板の前記側面部が、折り曲げられた前記延出部と対向するように、前記電池用冷却板が配置されている、
電池組立体。
【請求項4】
下記の工程を含む、請求項3に記載の電池組立体の検査方法:
(a)請求項1又は2に記載の電池用冷却板の前記切り欠き又は貫通孔を通して、第1の検査端子を、前記ラミネートフィルムの延出部に突き刺して、前記金属層に接触させること、
(b)第2の検査端子を、前記集電端子に接触させ、前記第1の検査端子と前記第2の検査端子との間の導通を評価して、前記金属層と前記集電端子との間の短絡の有無を評価すること、及び
(c)第3の検査端子を、前記電池用冷却板に接触させ、前記第1の検査端子と前記第3の検査端子との間の導通を評価して、前記金属層と前記電池用冷却板との間の短絡の有無を評価すること。
【請求項5】
前記工程(a)の前に、下記の工程を更に含む、請求項4に記載の方法:
2つの前記第1の検査端子を、互いに異なる位置で前記ラミネートフィルムの延出部に突き刺して、前記金属層に接触させ、そして2つの前記第1の検査端子の間の導通を確認すること、
2つの前記第2の検査端子を、互いに異なる位置で前記集電端子に接触させ、そして2つの前記第2の検査端子の間の導通を確認すること、及び
2つの前記第3の検査端子を、互いに異なる位置で前記電池用冷却板に接触させ、そして2つの前記第3の検査端子の間の導通を確認すること。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電池用冷却板、電池組立体及びその検査方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
電極積層体、電極積層体の集電部に電気的に接続されている集電端子、及び電極積層体を封止しているラミネートフィルムを有する電池が知られている。このような電池は、充放電時に発熱することがあり、この発熱によって電池性能が低下することがある。このような問題は、特に複数の電池によって形成される電池モジュールにおいて顕著であるため、電池モジュールにおける放熱を促進する方法が開発されている。
【0003】
特許文献1は、複数の放熱板(冷却板)、放熱板の間に配置されるラミネート型電池、並びにラミネート型電池及び放熱板を収納する筐体を有する電池モジュールを開示している。
【0004】
特許文献1において、放熱板は、両端部が折れ曲がった接触部及び平面部を有しており、接触部は筺体の側面に密着し、平面部はラミネート型電池の幅広面と密着する形で配置されていることによって、ラミネート型電池の充放電時に発生した熱が筺体側に伝熱されて各単電池を冷却する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2015/019429号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、電池と冷却板(特許文献1において、放熱板として言及されている)とを組付けて形成された電池組立体を構成する各金属材料の間、具体的には、ラミネートフィルムの金属層と集電端子との間、及び上記金属層と冷却板との間で、絶縁が確保されている必要がある。本件開示者等は、このような電池組立体を構成する各金属材料の間で、短絡の有無を評価する絶縁検査を行うことを発案した。しかしながら、本件開示者等は、冷却板がこのような絶縁検査の障害になることがあることを見出した。
【0007】
本開示は、絶縁検査の障害となりにくい電池用冷却板、そのような電池用冷却板を備える電池組立体及びその検査方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本件開示者等は、以下の手段により上記課題を解決することができることを見出した。
〈態様1〉
平面部、及び対向する一対の側面部を有する、電池用冷却板であって、
切り欠き又は貫通孔が、前記側面部に形成されている、
電池用冷却板。
〈態様2〉
前記切り欠き又は貫通孔が、前記側面部の少なくとも一方の端部に形成されている、態様1に記載の電池用冷却板。
〈態様3〉
態様1又は2に記載の電池用冷却板、及び前記電池用冷却板の前記平面部に配置されている電池、を備える電池組立体であって、
前記電池が、電極積層体、前記電極積層体の集電部に電気的に接続されている集電端子、及び前記電極積層体を封止しているラミネートフィルムを有し、
前記ラミネートフィルムは、融着樹脂層、金属層、及び保護樹脂層、並びに前記電極積層体の周縁に延出している延出部を有し、
前記延出部が、前記電極積層体に向かって折り曲げられており、かつ
前記電池用冷却板の前記側面部が、折り曲げられた前記延出部と対向するように、前記電池用冷却板が配置されている、
電池組立体。
〈態様4〉
下記の工程を含む、態様3に記載の電池組立体の検査方法:
(a)態様1又は2に記載の電池用冷却板の前記切り欠き又は貫通孔を通して、第1の検査端子を、前記ラミネートフィルムの延出部に突き刺して、前記金属層に接触させること、
(b)第2の検査端子を、前記集電端子に接触させ、前記第1の検査端子と前記第2の検査端子との間の導通を評価して、前記金属層と前記集電端子との間の短絡の有無を評価すること、及び
(c)第3の検査端子を、前記電池用冷却板に接触させ、前記第1の検査端子と前記第3の検査端子との間の導通を評価して、前記金属層と前記電池用冷却板との間の短絡の有無を評価すること。
〈態様5〉
前記工程(a)の前に、下記の工程を更に含む、態様4に記載の方法:
2つの前記第1の検査端子を、互いに異なる位置で前記ラミネートフィルムの延出部に突き刺して、前記金属層に接触させ、そして2つの前記第1の検査端子の間の導通を確認すること、
2つの前記第2の検査端子を、互いに異なる位置で前記集電端子に接触させ、そして2つの前記第2の検査端子の間の導通を確認すること、及び
2つの前記第3の検査端子を、互いに異なる位置で前記電池用冷却板に接触させ、そして2つの前記第3の検査端子の間の導通を確認すること。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、絶縁検査の障害となりにくい電池用冷却板、そのような電池用冷却板を備える電池組立体及びその検査方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本開示の電池用冷却板の一例を示す概略斜視図である。
図2は、本開示の電池組立体の一例を示す概略斜視図である。
図3は、本開示の電池用冷却板を備える電池組立体の検査方法の一例を示す概略側面図である。
図4は、本開示の電池用冷却板を備える電池組立体の検査方法の一例を示す概略平面図である。
図5は、従来技術に係る電池用冷却板の一例を示す概略斜視図である。
図6は、従来技術に係る電池用冷却板を備える電池組立体の検査方法の一例を示す概略側面図である。
図7は、従来技術に係る電池用冷却板を備える電池組立体の検査方法の一例を示す概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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