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公開番号2025098744
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023215084
出願日2023-12-20
発明の名称情報処理装置、データ抽出方法、及びデータ抽出プログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G16H 10/60 20180101AFI20250625BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約【課題】所見データを容易に利用できるようにする。
【解決手段】情報処理装置は、所見データの抽出条件の指定を受け付ける受付部と、指定の受け付けを契機として、当該指定の受け付け後に記録された所見データのうち抽出条件に適合するものを抽出してデータベースに記録する処理を開始する抽出部と、を備える。上記データベースに記録された所見データは、例えば、感染症対策における意思決定に利用することもできる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
患者の診察内容を示す所見データの抽出条件の指定を受け付ける受付手段と、
前記指定の受け付けを契機として、当該指定の受け付け後に、対象となる1または複数の医療機関のそれぞれで記録された所見データのうち、指定された抽出条件に適合するものを抽出し、データベースに記録する処理を開始する抽出手段と、を備える情報処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記所見データは、電子カルテにおける複数のデータ項目のそれぞれに診察内容を入力することにより生成されたものであり、
前記抽出手段は、前記電子カルテにおける前記抽出条件に対応するデータ項目の値から、当該所見データが抽出条件に適合するか否かを判定する、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記抽出手段は、前記電子カルテの種類に応じた変換規則であって、当該電子カルテに含まれるデータ項目を標準のデータ項目に変換する変換規則を適用し、変換後のデータ項目に基づいて前記所見データが抽出条件に適合するか否かを判定する、請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記所見データに含まれる、自然言語で記述された診察内容を、機械学習済みの言語モデルに入力して、当該診察内容が前記抽出条件に適合するか否かを示すデータを出力させる自然言語処理手段を備え、
前記抽出手段は、前記言語モデルの出力するデータに基づき、前記所見データが前記抽出条件に適合するか否かを判定する、請求項1から3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記抽出条件は、1または複数の症候を示すものであり、
前記抽出手段は、患者が前記症候に該当することを示す前記所見データを前記データベースに記録する、請求項1から3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記データベースに記録された前記所見データを用いて生成された、前記症候の特徴を示す出力データを出力装置に出力させる出力制御部を備え、
前記出力制御部は、前記抽出手段が新たな所見データを前記データベースに記録したことに応じて、前記出力装置に出力させる出力データを、前記新たな所見データが反映されたものに更新する、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
1または複数のプロセッサが、
患者の診察内容を示す所見データの抽出条件の指定を受け付ける受付処理と、
当該指定の受け付け後に、対象となる1または複数の医療機関のそれぞれで記録された所見データのうち、指定された抽出条件に適合するものを抽出し、データベースに記録する抽出処理と、を実行し、
前記抽出処理は、前記受付処理を契機として開始される、データ抽出方法。
【請求項8】
コンピュータを、
患者の診察内容を示す所見データの抽出条件の指定を受け付ける受付手段、および
前記指定の受け付けを契機として、当該指定の受け付け後に、対象となる1または複数の医療機関のそれぞれで記録された所見データのうち、指定された抽出条件に適合するものを抽出し、データベースに記録する処理を開始する抽出手段、として機能させるデータ抽出プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、データ抽出方法、及びデータ抽出プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
医療情報をより利用しやすくするための技術の開発が進められている。例えば、特許文献1には、MRI(Magnetic Resonance Imaging)等により生成された画像に関連付けられた、読影医による所見のテキストデータが記載された読影レポートに対して、検索用のメタデータを付与する医療情報管理サーバが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-56641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の医療情報管理サーバによりメタデータを付与することにより、蓄積された過去の所見データを利用する際の利便性が向上する。しかし、この医療情報管理サーバは、時々刻々と発生する所見データを容易に利用できるようにするという観点からは十分なものとはいえず、改善の余地がある。
【0005】
例えば、近年発生したウイルス感染症の世界的な流行では、その蔓延の状況を監視したり、分析したりする必要が生じた。しかしながら、このような監視や分析を行うためには、各医療機関や保健所等において時々刻々と発生する所見データを人手により収集し、分類するという作業を延々続ける必要があり、人的および時間的コストが甚大であった。特許文献1に記載の医療情報管理サーバは、このような問題の解決に寄与するものではない。
【0006】
本開示の一例示的目的は、時々刻々と発生する所見データを容易に利用できるようにする技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一例示的側面に係る情報処理装置は、患者の診察内容を示す所見データの抽出条件の指定を受け付ける受付手段と、前記指定の受け付けを契機として、当該指定の受け付け後に、対象となる1または複数の医療機関のそれぞれで記録された所見データのうち、指定された抽出条件に適合するものを抽出し、データベースに記録する処理を開始する抽出手段と、を備える。
【0008】
本開示の一例示的側面に係るデータ抽出方法では、1または複数のプロセッサが、患者の診察内容を示す所見データの抽出条件の指定を受け付ける受付処理と、当該指定の受け付け後に、対象となる1または複数の医療機関のそれぞれで記録された所見データのうち、指定された抽出条件に適合するものを抽出し、データベースに記録する抽出処理と、を実行し、前記抽出処理は、前記受付処理を契機として開始される。
【0009】
本開示の一例示的側面に係るデータ抽出プログラムは、コンピュータを、患者の診察内容を示す所見データの抽出条件の指定を受け付ける受付手段、および前記指定の受け付けを契機として、当該指定の受け付け後に、対象となる1または複数の医療機関のそれぞれで記録された所見データのうち、指定された抽出条件に適合するものを抽出し、データベースに記録する処理を開始する抽出手段、として機能させる。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一例示的側面によれば、時々刻々と発生する所見データを容易に利用できるようにする技術を提供することができるという一例示的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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