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公開番号2025095805
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212104
出願日2023-12-15
発明の名称電力システム及びその制御装置
出願人株式会社豊田中央研究所,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類H02M 3/00 20060101AFI20250619BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】指令する電圧制御目標値に対して安定した負荷分担を行うことができる電力システムを提供する。
【解決手段】DCバスラインに並列接続された複数のDC/DCコンバータ10と、複数のDC/DCコンバータ10の出力電流値に応じて複数のDC/DCコンバータ10の負荷分担を制御すると共に、DCバスラインのバス電圧を制御する電力システム200とする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
DCバスラインに並列接続された複数のDC/DCコンバータと、前記複数のDC/DCコンバータの出力電流値に応じて前記複数のDC/DCコンバータの負荷分担を制御すると共に、前記DCバスラインのバス電圧を制御することを特徴とする電力システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電力システムであって、
前記複数のDC/DCコンバータの各々に対して前記複数のDC/DCコンバータの出力電流値に応じて前記バス電圧の制御の目標値を設定することで、前記DC/DCコンバータは前記バス電圧を制御することを特徴とする電力システム。
【請求項3】
請求項1に記載の電力システムであって、
前記複数のDC/DCコンバータの出力電流値の分担比に応じて前記バス電圧の制御の目標値をオフセットさせることで、前記複数のDC/DCコンバータの各々の負荷分担を制御することを特徴とする電力システム。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の電力システムであって、
前記複数のDC/DCコンバータの各々における出力電流値と電流基準値の差分を求め、当該差分の平均値に応じて前記複数のDC/DCコンバータの負荷分担を制御することを特徴とする電力システム。
【請求項5】
請求項4に記載の電力システムであって、
アナログ信号ラインに前記出力電流値と前記電流基準値の差分を出力することによって、当該差分の平均値を求めて、当該差分の平均値に応じて前記複数のDC/DCコンバータの負荷分担を制御することを特徴とする電力システム。
【請求項6】
請求項4に記載の電力システムであって、
有線方式又は無線方式のデジタル信号ラインを介して、前記出力電流値と前記電流基準値の差分を共有することによって当該差分の平均値を求めて、当該差分の平均値に応じて前記複数のDC/DCコンバータの負荷分担を制御することを特徴とする電力システム。
【請求項7】
請求項1に記載の電力システムであって、
前記DC/DCコンバータの外部に設けられた制御装置を備え、
前記制御装置は、前記複数のDC/DCコンバータの出力電流値に応じて前記複数のDC/DCコンバータの負荷分担を制御すると共に、前記バス電圧を制御する処理を行うことを特徴とする電力システム。
【請求項8】
請求項7に記載の電力システムであって、
前記制御装置は、通信装置を介して前記複数のDC/DCコンバータの出力電流値を受信することを特徴とする電力システム。
【請求項9】
請求項1に記載の電力システムであって、
さらに、前記バス電圧と目標バス電圧の差分に応じて、前記複数のDC/DCコンバータの負荷分担を制御することを特徴とする電力システム。
【請求項10】
請求項9に記載の電力システムであって、
アナログ信号ラインに前記バス電圧と前記目標バス電圧の差分を出力することによって、当該差分の平均値を求めて、当該差分の平均値に応じて前記複数のDC/DCコンバータの負荷分担を制御することを特徴とする電力システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力システム及びその制御装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
複数台の電池が接続された直流バスラインにおける電流・電力のバランスを自律分散的に制御する方法が開示されている(特許文献1、特許文献2)。具体的には、制御目標状態量の指令値と当該状態量のフィードバック値との差を積分する要素がない閉ループ制御系において、フィードバック値より一定の量だけ小さく、差が残った状態で整定するドループ制御が適用されている。ドループ制御では、制御対象において特性や負荷の変動がある場合に動作点が変動し、制御を安定化させることができるという特徴がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-22331号公報
特開2022-72385号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ドループ制御は、定常的な電圧偏差が生ずる制御であるため、DC/DCコンバータの電力変換効率が最大となる条件下において定常動作させることができなかった。また、安定性に加えてオーバーシュート、アンダーシュート電圧を含めて上下限電圧範囲を守ることや検出可能なレベル以上の電圧偏差が必要という制約があり、負荷分担率の補正や過渡安定性など様々な制御目標を考慮すると制御系の設計が複雑化するという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の1つの態様は、DCバスラインに並列接続された複数のDC/DCコンバータと、前記複数のDC/DCコンバータの出力電流値に応じて前記複数のDC/DCコンバータの負荷分担を制御すると共に、前記DCバスラインのバス電圧を制御することを特徴とする電力システムである。
【0006】
ここで、前記複数のDC/DCコンバータの各々に対して前記複数のDC/DCコンバータの出力電流値に応じて前記バス電圧の制御の目標値を設定することで、前記DC/DCコンバータは前記バス電圧を制御することが好適である。
【0007】
また、前記複数のDC/DCコンバータの出力電流値の分担比に応じて前記バス電圧の制御の目標値をオフセットさせることで、前記複数のDC/DCコンバータの各々の負荷分担を制御することが好適である。
【0008】
また、前記複数のDC/DCコンバータの各々における出力電流値と電流基準値の差分を求め、当該差分の平均値に応じて前記複数のDC/DCコンバータの負荷分担を制御することが好適である。
【0009】
また、アナログ信号ラインに前記出力電流値と前記電流基準値の差分を出力することによって、当該差分の平均値を求めて、当該差分の平均値に応じて前記複数のDC/DCコンバータの負荷分担を制御することが好適である。
【0010】
また、有線方式又は無線方式のデジタル信号ラインを介して、前記出力電流値と前記電流基準値の差分を共有することによって当該差分の平均値を求めて、当該差分の平均値に応じて前記複数のDC/DCコンバータの負荷分担を制御することが好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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