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公開番号2025094063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2025043012,2023113403
出願日2025-03-18,2017-04-06
発明の名称有機発光材料及びデバイス
出願人ユニバーサル ディスプレイ コーポレイション
代理人弁理士法人ITOH
主分類H10K 85/30 20230101AFI20250617BHJP()
要約【課題】有機発光ダイオード等のデバイスに利用する発光体としての使用のための化合物を提供する。
【解決手段】下記式で表される配位子Lを含む化合物である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025094063000239.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">46</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">65</com:WidthMeasure> </com:Image>
(上記式において、R1、R2、R3、R4、R4、R5、R6、R7、及びR8は、それぞれ独立して、様々な置換基から選択され;任意の隣接する置換基は、結合又は縮合して環を形成してもよい。等々。)
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下記式で表される配位子Lを含むことを特徴とするOLED用材料。
TIFF
2025094063000143.tif
46
64
(式中、R

及びR

は、モノ、ジ、トリ、又はテトラ置換を表す、又は無置換を表し;


は、モノ、ジ、又はトリ置換を表す、又は無置換を表し;


、R

、R

、R

、R

、R

、R

、R

、及びR

は、それぞれ独立して、水素、重水素、ハライド、アルキル、シクロアルキル、ヘテロアルキル、アリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、アミノ、シリル、アルケニル、シクロアルケニル、ヘテロアルケニル、アルキニル、アリール、ヘテロアリール、アシル、カルボニル、カルボン酸、エステル、ニトリル、イソニトリル、スルファニル、スルフィニル、スルフォニル、ホスフィノ、及びこれらの組合せからなる群から選択され;


、R

、R

、R

、R

、R

、R

、及びR

の任意の隣接する置換基は、結合又は縮合して環を形成してもよく;


、R

、及びR

の少なくとも1つは、水素ではなく;
aは、0から10までの整数であり;
(i)aが0である場合、R

、R

、及び環Bに隣接するR

の少なくとも1つは、水素ではなく、(ii)aが1~10である場合、環Aに隣接するR

及び環Cに隣接するR

の少なくとも1つは、水素ではなく;
前記配位子Lは、原子量40超の金属Mと配位し;
前記配位子Lは、他の配位子と結合し、三座配位子、四座配位子、五座配位子、又は六座配位子を含んでいてもよい。)
続きを表示(約 3,500 文字)【請求項2】
Mが、Ir、Rh、Re、Ru、Os、Pt、Au、及びCuからなる群から選択される、若しくはMが、Ir、又はPtである請求項1に記載のOLED用材料。
【請求項3】
(i)aが0である場合、R

、R

、及び環Bに隣接するR

の少なくとも1つは、アルキル、シクロアルキル、部分的に又は完全に重水素化されたこれらのバリアント、及びこれらの組合せからなる群から選択され、(ii)aが1~10である場合、環Aに隣接するR

及び環Cに隣接するR

の少なくとも1つは、アルキル、シクロアルキル、部分的に又は完全に重水素化されたこれらのバリアント、及びこれらの組合せからなる群から選択される請求項1に記載のOLED用材料。
【請求項4】


、R

、及びR

の少なくとも1つが、アルキル、シクロアルキル、フッ素、部分的に又は完全に重水素化されたこれらのバリアント、及びこれらの組合せからなる群から選択される請求項1に記載のOLED用材料。
【請求項5】
(i)aが0である場合、環Bに隣接する少なくとも1つのR

は、水素ではなく、及びR

及びR

の少なくとも1つは、水素ではなく、(ii)aが1~10である場合、環Aに隣接する少なくとも1つのR

は、水素ではなく、及び環Cに隣接する少なくとも1つのR

は、水素ではない請求項1に記載のOLED用材料。
【請求項6】
前記配位子Lが、下記からなる群から選択される請求項1に記載のOLED用材料。
TIFF
2025094063000144.tif
69
145
【請求項7】
配位子Lが、下記構造に基づく以下の表に定義される、L
A1
~L
A1432
、L
B1
~L
B1432
、L
C1
~L
C1432
、L
D1
~L
D1432
からなる群から選択される請求項1に記載のOLED用材料。
TIFF
2025094063000145.tif
52
118
JPEG
2025094063000146.jpg
70
125
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2025094063000147.jpg
176
125
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173
124
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2025094063000149.jpg
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126
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2025094063000150.jpg
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123
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125
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171
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2025094063000153.jpg
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124
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2025094063000154.jpg
176
125
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172
126
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2025094063000156.jpg
175
125
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2025094063000157.jpg
179
126
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181
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124
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176
124
JPEG
2025094063000172.jpg
171
125
【請求項8】
前記OLED用材料が、ML

(L


m-n
の式で表される請求項1に記載のOLED用材料。
(式中、Mは、Ir又はPtであり;


は、二座配位子であり;
MがIrである場合、mは3であり、nは、1、2、又は3であり;
MがPtである場合、mは2であり、nは1又は2である。)
【請求項9】
前記OLED用材料が、L

がLとは異なるIrL

、IrL(L



、又はIr(L)

(L

)の式で表される、若しくは前記OLED用材料が、L及びL

が同じでも異なっていることもできるPt(L)(L

)の式で表される請求項8に記載のOLED用材料。
【請求項10】
MがIrである場合、mは3であり、nは1又は2である;若しくはMがPtである場合、mは2であり、nは1であり;L

が、下記に示されるL
B1
~L
B300
からなる群から選択される請求項8に記載のOLED用材料。
JPEG
2025094063000216.jpg
129
122
JPEG
2025094063000217.jpg
166
123
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151
123
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124
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164
125
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124
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164
123
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2025094063000226.jpg
67
121
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、その開示内容の全体を参照によって援用する、2016年4月11日出願の米国特許出願第62/320,915号の非仮出願及び2016年7月29日出願の米国特許出願第62/368,518号の非仮出願である。
続きを表示(約 1,900 文字)【0002】
本発明は、発光体としての使用のための化合物、及び前記化合物を含む有機発光ダイオード等のデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
有機材料を利用する光電子デバイスは、いくつもの理由から、次第に望ましいものとなりつつある。そのようなデバイスを作製するために使用される材料の多くは比較的安価であるため、有機光電子デバイスは無機デバイスを上回るコスト優位性の可能性を有する。加えて、柔軟性等の有機材料の固有の特性により、該材料は、フレキシブル基板上での製作等の特定用途によく適したものとなり得る。有機光電子デバイスの例は、有機発光ダイオード/デバイス(OLED)、有機光トランジスタ、有機光電池及び有機光検出器を含む。OLEDについて、有機材料は従来の材料を上回る性能の利点を有し得る。例えば、有機発光層が光を放出する波長は、概して、適切なドーパントで容易に調整され得る。
【0004】
OLEDはデバイス全体に電圧が印加されると光を放出する薄い有機膜を利用する。OLEDは、フラットパネルディスプレイ、照明及びバックライティング等の用途において使用するためのますます興味深い技術となりつつある。数種のOLED材料及び構成は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる、特許文献1、特許文献2及び特許文献3において記述されている。
【0005】
リン光性発光分子の1つの用途は、フルカラーディスプレイである。そのようなディスプレイの業界標準は、「飽和(saturated)」色と称される特定の色を放出するように適合された画素を必要とする。特に、これらの標準は、飽和した赤色、緑色及び青色画素を必要とする。若しくは、OLEDは、白色光を照射するように設計することができる。従来の、白色バックライトからの液晶ディスプレイ発光は、吸収フィルターを用いてフィルタリングされ、赤色、緑色、及び青色発光を生成する。同様の技術は、OLEDでも用いられることができる。白色OLEDは、単一のEMLデバイス又は積層体構造のいずれかであることができる。色は、当技術分野において周知のCIE座標を使用して測定することができる。
【0006】
緑色発光分子の一例は、下記の構造:
TIFF
2025094063000002.tif
38
26
を有する、Ir(ppy)

と表示されるトリス(2-フェニル)イリジウムである。
【0007】
この図面及び本明細書における後出の図面中で、本発明者らは、窒素から金属(ここではIr)への配位結合を直線として描写する。
【0008】
本明細書において使用される場合、用語「有機」は、有機光電子デバイスを製作するために使用され得るポリマー材料及び小分子有機材料を含む。「小分子」は、ポリマーでない任意の有機材料を指し、且つ「小分子」は実際にはかなり大型であってよい。小分子は、いくつかの状況において繰り返し単位を含み得る。例えば、長鎖アルキル基を置換基として使用することは、「小分子」クラスから分子を排除しない。小分子は、例えばポリマー骨格上のペンダント基として、又は該骨格の一部として、ポリマーに組み込まれてもよい。小分子は、コア部分上に構築された一連の化学的シェルからなるデンドリマーのコア部分として役立つこともできる。デンドリマーのコア部分は、蛍光性又はリン光性小分子発光体であってよい。デンドリマーは「小分子」であってよく、OLEDの分野において現在使用されているデンドリマーはすべて小分子であると考えられている。
【0009】
本明細書において使用される場合、「頂部」は基板から最遠部を意味するのに対し、「底部」は基板の最近部を意味する。第一層が第二層「の上に配置されている」と記述される場合、第一層のほうが基板から遠くに配置されている。第一層が第二層「と接触している」ことが指定されているのでない限り、第一層と第二層との間に他の層があってもよい。例えば、間に種々の有機層があるとしても、カソードはアノード「の上に配置されている」と記述され得る。
【0010】
本明細書において使用される場合、「溶液プロセス可能な」は、溶液又は懸濁液形態のいずれかの液体媒質に溶解、分散若しくは輸送することができ、且つ/又は該媒質から堆積することができるという意味である。
(【0011】以降は省略されています)

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