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公開番号
2025092499
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2024214111
出願日
2024-12-09
発明の名称
積層体及び積層体の形成方法
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人タス・マイスター
主分類
B32B
15/082 20060101AFI20250612BHJP(積層体)
要約
【課題】 銅を含む基材とパーフルオロポリマー皮膜との接着性に優れた積層体を提供する。また、上記のような接着性に優れた積層体の形成方法を提供する。
【解決手段】 銅を含む基材と、パーフルオロポリマーを含有する皮膜とを含み、前記基材と皮膜との密着強度が0.2N/mm以上であり、前記皮膜の表面粗度が15μm未満であることを特徴とする積層体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
銅を含む基材と、
パーフルオロポリマーを含有する皮膜とを含み、
前記基材と皮膜との密着強度が0.2N/mm以上であり、前記皮膜の表面粗度が15μm未満であることを特徴とする積層体。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記パーフルオロポリマーが、
テトラフルオロエチレン(TFE)単位と、パーフルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)単位、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)単位からなる群から選択される少なくとも1種とを含む共重合体である、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記パーフルオロポリマーがTFE/HFP共重合体である請求項1または2記載の積層体。
【請求項4】
前記基材と皮膜との密着強度が0.2N/mm以上、1.2N/mm以下であり、前記皮膜の表面粗度が0.1μm以上、1.5μm未満である請求項2記載の積層体。
【請求項5】
銅を含む基材上に、
プライマー組成物を塗工し、次にパーフルオロポリマーを含む粉体組成物を静電塗装により塗着させ、
前記パーフルオロポリマーの融点以上の温度に加熱して成膜することを特徴とする積層体の形成方法。
【請求項6】
銅を含む基材上に、
310℃未満の融点を有するパーフルオロポリマーを含む粉体組成物を静電塗装により塗着させ、
前記パーフルオロポリマーの融点以上、かつ、320℃未満の温度に加熱して成膜することを特徴とする積層体の形成方法。
【請求項7】
銅を含む基材上に、
パーフルオロポリマーを含む粉体組成物を静電塗装により塗着させ、
無酸素下で、前記パーフルオロポリマーの融点以上の温度に加熱して成膜することを特徴とする積層体の形成方法。
【請求項8】
請求項5~7に記載の積層体を形成する方法のうち、2つ以上を併用することを特徴とする積層体の形成方法。
【請求項9】
無酸素下で、前記パーフルオロポリマーの融点以上の温度に加熱して成膜することを特徴とする請求項5記載の積層体の形成方法。
【請求項10】
310℃未満の融点を有するパーフルオロポリマーを含む粉体組成物を静電塗装により塗着させ、
無酸素下で、前記パーフルオロポリマーの融点以上、かつ、320℃未満の温度に加熱して成膜することを特徴とする請求項5記載の積層体の形成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、積層体及び積層体の形成方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、フッ素樹脂がもつ優れた絶縁性、耐熱性、耐薬品性、難燃性等を利用し、金属基材へのコーティング材料として、特に、パーフルオロポリマーが広く用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1には、銅導体上に、押出被覆によりフッ素樹脂からなる絶縁層を設けた、モータコイルに用いられる絶縁電線が記載されている。
【0004】
また、銅導体上に、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂からなる粉体塗料を静電塗装し絶縁層を形成したバスバーが知られている(特許文献2等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-245857号公報
特開2020-35575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、銅を含む基材とパーフルオロポリマー皮膜との接着性に優れた積層体を提供することを目的とする。また、本開示は、上記のような接着性に優れた積層体の形成方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、銅を含む基材と、
パーフルオロポリマーを含有する皮膜とを含み、
前記基材と皮膜との密着強度が0.2N/mm以上であり、前記皮膜の表面粗度が15μm未満であることを特徴とする積層体である。
【0008】
前記パーフルオロポリマーが、テトラフルオロエチレン(TFE)単位と、パーフルオロアルキルビニルエーテル(PAVE)単位、ヘキサフルオロプロピレン(HFP)単位からなる群から選択される少なくとも1種とを含む共重合体であることが好ましい。
前記パーフルオロポリマーが、TFE/HFP共重合体であることが好ましい。
前記基材と皮膜との密着強度が0.2N/mm以上、1.2N/mm以下であり、前記皮膜の表面粗度が0.1μm以上、1.5μm未満であることが好ましい。
【0009】
本開示は、銅を含む基材上に、
プライマー組成物を塗工し、次にパーフルオロポリマーを含む粉体組成物を静電塗装により塗着させ、
前記パーフルオロポリマーの融点以上の温度に加熱して成膜することを特徴とする積層体の形成方法でもある。
上記積層体の形成方法において、無酸素下で、前記パーフルオロポリマーの融点以上の温度に加熱して成膜することが好ましい。
また、上記積層体の形成方法において、310℃未満の融点を有するパーフルオロポリマーを含む粉体組成物を静電塗装により塗着させ、
無酸素下で、前記パーフルオロポリマーの融点以上、かつ、320℃未満の温度に加熱して成膜することが好ましい。
【0010】
本開示は、銅を含む基材上に、
310℃未満の融点を有するパーフルオロポリマーを含む粉体組成物を静電塗装により塗着させ、
前記パーフルオロポリマーの融点以上、かつ、320℃未満の温度に加熱して成膜することを特徴とする積層体の形成方法でもある。
上記積層体の形成方法において、無酸素下で、前記パーフルオロポリマーの融点以上、かつ、320℃未満の温度に加熱して成膜することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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