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公開番号
2025085978
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023199716
出願日
2023-11-27
発明の名称
栽培シート、栽培シートの製造方法及び栽培シートの製造装置
出願人
東都興業株式会社
代理人
個人
主分類
A01G
24/44 20180101AFI20250530BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】
本発明では、生産性を向上可能な栽培シートと、その栽培シートの製造方法及び栽培シートの製造装置の提供を目的とする。
【解決手段】
前記課題を解決するための手段は、正方形又は長方形であって対向する辺同士の間に間欠的に入れられた切り込み1dを有する一枚の吸水性を有するシート10を切り込み1dに沿って二つ折りにすることで互いに対向する前側片1a及び後側片1bと、前側片1aと後側片1bの互いに対向する部分を前後方向から見て左右幅方向に沿って間欠的に接合して形成される接合部1cの上方であって前側片1aと後側片1bの間に形成されて種子を保持可能な収容部Bとを備えることを特徴とする。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
正方形又は長方形であって対向する辺同士の間に間欠的に入れられた切り込みを有する一枚の吸水性を有するシートを前記切り込みに沿って二つ折りにすることで互いに対向する前側片及び後側片と、
前記前側片と前記後側片の互いに対向する部分を前後方向から見て左右幅方向に沿って間欠的に接合して形成される接合部の上方であって前記前側片と前記後側片の間に形成されて種子を保持可能な収容部とを備える
ことを特徴とする栽培シート。
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【請求項2】
正方形又は長方形であって対向する辺同士の間に間欠的に入れられた切り込みを有する一枚の吸水性を有するシートを前記切り込みに沿って二つ折りにすることで互いに対向する前側片及び後側片と、前記前側片と前記後側片の互いに対向する部分を前後方向から見て左右幅方向に沿って間欠的に接合して形成される接合部の上方であって前記前側片と前記後側片の間に形成されて種子を保持可能な収容部とを備える栽培シートの製造方法であって、
帯状の母材シートの短手方向の中央又は中央付近に長手方向に沿って間欠的に切り込みを入れる工程と、
前記切り込みに沿って前記母材シートを二つ折りにして前記前側片及び前記後側片を形成する工程と、
前記前側片と前記後側片の互いに対向する部分を前記母材シートの長手方向に沿って間欠的に接合して前記接合部を形成する工程と、
前記母材シートを所定の長手方向長さで裁断する工程とを有する
ことを特徴とする栽培シートの製造方法。
【請求項3】
正方形又は長方形であって対向する辺同士の間に間欠的に入れられた切り込みを有する一枚の吸水性を有するシートを前記切り込みに沿って二つ折りにすることで互いに対向する前側片及び後側片と、前記前側片と前記後側片の互いに対向する部分を前後方向から見て左右幅方向に沿って間欠的に接合して形成される接合部の上方であって前記前側片と前記後側片の間に形成されて種子を保持可能な収容部とを備える栽培シートの製造装置であって、
帯状の母材シートを一方向に引き込む引き込み装置と、
前記引き込み装置よりも上流側に配置されて前記母材シートに対して遠近可能であって前記母材シートの短手方向の中央又は中央付近を切断可能なカッターと、
前記カッターを所定の時間間隔で前記母材シートに対して遠近させる駆動手段とを備える
ことを特徴とする栽培シートの製造装置。
【請求項4】
前記駆動手段は、回転駆動するカムと、前記カッターを保持して前記カムの回転駆動により前記母材シートに対して上下動するアームとを有する
ことを特徴とする請求項3に記載の栽培シートの製造装置。
【請求項5】
前記カッターは円板形で外周で前記母材シートを切断可能な丸刃であって、
前記カッターを回転自在に保持する回転軸と、
前記駆動手段によって前記カッターが前記母材シートから離間する際に前記カッターを所定角度だけ回転させる回転駆動手段とを備える
ことを特徴とする請求項3に記載の栽培シートの製造装置。
【請求項6】
前記回転軸に連結される錘を備える
ことを特徴とする請求項5に記載の栽培シートの製造装置。
【請求項7】
前記回転駆動手段は、前記回転軸の上方に配置される摩擦部材を有し、
前記駆動手段によって前記カッターが前記母材シートから離間する際に前記回転軸が前記摩擦部材に当接して前記カッターを所定角度回転させる
ことを特徴とする請求項5に記載の栽培シートの製造方法。
【請求項8】
前記カッターと前記駆動手段を有して前記母材シートの短手方向の中央又は中央付近に間欠的に切り込みを入れる切り込み装置と、
前記切り込みに沿って前記母材シートを二つ折りにして前記前側片及び前記後側片を形成する折り畳み装置と、
前記前側片と前記後側片の互いに対向する部分を前記母材シートの長手方向に沿って間欠的に接合する接合装置と、
前記母材シートを所定の長手方向長さで裁断する裁断装置とを備え、
前記引き込み装置は、前記母材シートを間欠的に引き込み可能であって、前記接合装置が前記前側片と前記後側片とを接合するタイミングと前記裁断装置が前記母材シートを裁断するタイミングで、前記母材シートを引き込むのを停止する
ことを特徴とする請求項3に記載の栽培シートの製造装置。
【請求項9】
前記引き込み装置は、駆動機と、前記駆動機によって回転駆動するとともに前記母材シートを挟持して前記母材シートを前記一方向に引き込む一対の引き込みローラとを有し、
少なくとも一方の前記引き込みローラの外周における周方向で所定の範囲に前記母材シートに当接しない凹部が設けられる
ことを特徴とする請求項8に記載の栽培シートの製造装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、栽培シート、栽培シートの製造方法及び栽培シートに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、水耕栽培装置としては、内部に水を貯留する栽培桶と、栽培桶に設置された矩形のホルダとホルダに保持されて栽培桶の内方に吊り下げられる吸水性を有する栽培シートとを有する苗床とを備え、栽培シートは、互いに対向する一対のシートと、一対のシートの上方で互いに対向する部分を左右幅方向に間欠的に接合して形成される接合部と、接合部の上方であって一対のシート間に形成されて種子を保持可能な収容部とを有している(特許文献1参照)。
【0003】
そして、収容部に種子が入った栽培シートをホルダを介して栽培桶に吊り下げて、栽培シートの下端を水に浸すと、栽培シートが水を吸い上げて種子に供給するので、種子を発芽させて栽培することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-5509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような水耕栽培装置で植物を量産するためには、栽培シートも大量に必要となる。ところが、上記栽培シートは、二枚のシートを重ね合わせた状態で、シート同士の互いに対向する部分を左右方向に間欠的に接合することで製造されている。すると、シート同士を接合する前にシート同士を位置合わせする工程が必要なため、特に栽培シートを量産する場合には、この位置合わせの工程が栽培シートの生産性の低下を招いていた。
【0006】
そこで、本発明は、生産性を向上可能な栽培シートと、その栽培シートの製造方法及び栽培シートの製造装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成させるための本発明の栽培シートは、正方形又は長方形であって対向する辺同士の間に間欠的に入れられた切り込みを有する一枚の吸水性を有するシートを切り込みに沿って二つ折りにすることで互いに対向する前側片及び後側片と、前側片と後側片の互いに対向する部分を前後方向から見て左右幅方向に沿って間欠的に接合して形成される接合部の上方であって前側片と後側片の間に形成されて種子を保持可能な収容部とを備えることを特徴とする。この構成によると、間欠的に入れられた切り込みに沿ってシートを二つ折りにすると、自動的に前側片を後側片と位置合わせした状態で対向させ得るので、栽培シートの製造時に前側片と後側片を接合する前に前側片と後側片を位置合わせする工程を省略できる。
【0008】
また、本発明の栽培シートの製造方法は、正方形又は長方形であって対向する辺同士の間に間欠的に入れられた切り込みを有する一枚の吸水性を有するシートを切り込みに沿って二つ折りにすることで互いに対向する前側片及び後側片と、前側片と後側片の互いに対向する部分を前後方向から見て左右幅方向に沿って間欠的に接合して形成される接合部の上方であって前側片と後側片の間に形成されて種子を保持可能な収容部とを備える栽培シートの製造方法であって、帯状の母材シートの短手方向の中央又は中央付近に長手方向に沿って間欠的に切り込みを入れる工程と、切り込みに沿って母材シートを二つ折りにして前側片及び後側片を形成する工程と、前側片と後側片の互いに対向する部分を母材シートの長手方向に沿って間欠的に接合して接合部を形成する工程と、母材シートを所定の長手方向長さで裁断する工程とを有することを特徴とする。この構成によると、間欠的に入れられた切り込みに沿って母材シートを二つ折りにしたときに、自動的に前側片を後側片と位置合わせした状態で対向さられるので、前側片と後側片を接合する前に前側片と後側片を位置合わせする工程を省略できる。
【0009】
また、本発明の栽培シートの製造装置は、正方形又は長方形であって対向する辺同士の間に間欠的に入れられた切り込みを有する一枚の吸水性を有するシートを切り込みに沿って二つ折りにすることで互いに対向する前側片及び後側片と、前側片と後側片の互いに対向する部分を前後方向から見て左右幅方向に沿って間欠的に接合して形成される接合部の上方であって前側片と後側片の間に形成されて種子を保持可能な収容部とを備える栽培シートの製造装置であって、帯状の母材シートを一方向に引き込む引き込み装置と、引き込み装置よりも上流側に配置されて母材シートに対して遠近可能であって母材シートの短手方向の中央又は中央付近を切断可能なカッターと、カッターを所定の時間間隔で母材シートに対して遠近させる駆動手段とを備えることを特徴とする。この構成によると、カッターが母材シートに接近して接触している間は母材シートが切断され、カッターが母材シートから遠ざかって離間している間は母材シートが切断されないので、母材シートの短手方向の中央又は中央付近に間欠的に切り込みを入れることができる。
【0010】
また、本発明の栽培シートの製造装置では、駆動手段は、回転駆動するカムと、カッターを保持してカムの回転駆動により母材シートに対して上下動するアームとを有することを特徴とする。この構成によると、カムの回転運動がカッターを保持するアームの上下運動に変換されるので、カッターを所定の時間間隔で母材シートに対して遠近させることができる。また、カムの回転速度やカムに設けられたカム突起の数や間隔を調整することで、切り込みの間隔や長さを容易に調整できる。
(【0011】以降は省略されています)
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