TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025073095
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-12
出願番号2024185677
出願日2024-10-22
発明の名称メンブレンデバイスの製造
出願人エックス-ファブ グローバル サービシーズ ゲーエムベーハー,X-FAB Global Services GmbH
代理人個人,個人,個人
主分類B81C 1/00 20060101AFI20250501BHJP(マイクロ構造技術)
要約【課題】半導体メンブレンデバイスのメンブレンを形成する方法を提供する。
【解決手段】本方法は、活性シリコン層6、埋め込み酸化物(BOX)層8、及びハンドルウェハ10を含むシリコンオンインシュレータ(SOI)基板4を提供することと、基板のメンブレン領域12を決定することと、メンブレン領域12の少なくとも一部においてBOX層8を局所的に除去することと、活性シリコン層6上に1つ以上の誘電体層13を提供することと、基板をエッチングして、メンブレン領域12に1つ以上の誘電体層を含むメンブレンを形成することと、を含み、エッチングは、エッチング領域を画定するエッチングマスクを使用して、ハンドルウェハ10及び活性シリコン層6を通る異方性エッチングを含み、エッチング領域は、メンブレン領域の少なくとも一部と重なる、方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
半導体メンブレンデバイスのメンブレンを形成する方法であって、前記方法は、
活性シリコン層、埋め込み酸化物(BOX)層、及びハンドルウェハを含むシリコンオンインシュレータ(SOI)基板を提供することと、
前記基板のメンブレン領域を決定することと、
前記メンブレン領域の少なくとも一部において前記BOX層を局所的に除去することと、
前記活性シリコン層上に1つ以上の誘電体層を提供することと、
前記基板をエッチングして、前記メンブレン領域に前記1つ以上の誘電体層を含む前記メンブレンを形成することと、を含み、前記エッチングは、エッチング領域を画定するエッチングマスクを使用して、前記ハンドルウェハ及び前記活性シリコン層を通る異方性エッチングを含み、前記エッチング領域は、前記メンブレン領域の少なくとも一部と重なる、方法。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記エッチング領域は、前記メンブレン領域よりも大きく、前記メンブレン領域の全体と重なる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記異方性エッチングは、ディープ反応性イオンエッチング(DRIE)である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記BOX層を局所的に除去する前記ステップは、前記メンブレン領域の全体において前記BOX層を除去することを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記BOX層を局所的に除去する前記ステップは、前記メンブレン領域の一部から前記BOX層を除去することを含み、前記エッチングするステップは、前記メンブレン領域内の前記活性シリコン層に含まれるシリコンを除去するための等方性エッチングを更に含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記メンブレン領域の周囲の前記活性シリコン層に酸化物バリアを形成するためのディープトレンチアイソレーション(DTI)を更に含み、前記酸化物バリアは、前記等方性エッチングを停止する、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記メンブレン領域及び前記エッチング領域は、実質的に同心である、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記1つ以上の誘電体層上に圧電層を堆積させ、前記メンブレン領域を覆うことを更に含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記BOX層を局所的に除去する前記ステップは、
前記メンブレン領域を画定する開口部を有するマスクを適用することと、
前記活性シリコン層及び前記BOX層を貫通して前記ハンドルウェハまでエッチングすることと
を含む、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記エッチングは、前記活性シリコン層及び前記BOX層をそれぞれ除去するための2つの別個のエッチングステップを含む、請求項9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メンブレンデバイスの製造に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
微細加工されたメンブレンデバイスは、センサ技術(例えば、圧力センサ)、マイクロホン、トランスデューサ、及びアクチュエータなどの種々の異なる技術において使用されている。メンブレンの性能は、メンブレンの有効寸法及びその配置と他の設計特徴に対して非常に敏感である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
メンブレンデバイスを提供するための製造プロセスを改善することが引き続き必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の態様は、添付の特許請求の範囲に記載されるように、MEMSメンブレンデバイスなどのメンブレンデバイスを作製する方法を提供する。
【0005】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
メンブレンデバイスの概略断面図を示す。
別のメンブレンデバイスの概略断面図を示す。
更なるメンブレンデバイスの概略断面図を示す。
更なるメンブレンデバイスの概略断面図を示す。
メンブレンデバイスのアレイを含む装置の概略断面図を示す。
メンブレンデバイスを形成する方法のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する方法のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する方法のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する方法のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する方法のステップを示す。
更なるメンブレンデバイスの概略断面図を示す。
メンブレンデバイスを形成する別の方法のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する別の方法のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する別の方法のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する別の方法のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する別の方法のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する別の方法のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する方法の一部のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する方法の一部のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する方法の一部のステップを示す。
メンブレンデバイスを形成する方法の一部のステップを示す。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1は、活性シリコン層6と、埋め込み酸化物(BOX)層8と、ハンドルウェハ10(シリコンを含む)と、を含むSOI基板4を含むメンブレンデバイス2を示す。メンブレン12は、1つ以上の誘電体層(典型的にはSiO

)13から形成され、活性シリコン層6内の開口部によって画定される。メンブレンを形成するために、BOX層8のエッチングのタイプを変更して、基板を裏面(ハンドルウェハ10の側)からエッチングすることができる。裏面エッチングを前面特徴と位置合わせすることは困難であり得、これは、メンブレン場所の公差を増加させる。破線14は、意図された/公称メンブレン面積を示し、それによって、(実際の)メンブレン12は、これらの公差に起因して公称メンブレン面積からオフセットされる。更に、ハンドルウェハ10は、比較的大きい厚さ(例えば、>400μm)を有し、小さい側壁角度であっても、最終メンブレン寸法に有意な影響を及ぼし、それによって、公差を増加させ得る。
【0008】
図2は、SOI基板4を備えるメンブレンデバイス2を示す。異なる図における類似又は同等の特徴は、理解を助けるために同じ参照番号を与えられており、例示された実施形態を限定することを意図するものではない。図1とは異なり、メンブレン12は公称メンブレン面積と一致する。裏面からのメンブレンエッチングは依然としてオフセットされるが、BOX層8は、メンブレンエッチングの前に局所的に除去されており、メンブレン領域を画定するエッチングマスクとして使用される。図2は、メンブレンデバイス2の断面を示し、メンブレン12の形状は、典型的には、メンブレン直径を有する円形である。幅及び長さを有する長方形など、メンブレン12の他の形状も可能である。
【0009】
BOX層8は、例えば、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)プロセスにおいてハンドルウェハコンタクト(HWC)モジュール(例えば、以下の図9A~図9Dに示されるステップなどの一連のステップを含むモジュールである)を使用して、前面から正確に除去することができる。HWCモジュールは、活性シリコン層6とその下のハンドルウェハ10との間に小さな接触領域を形成するために、SOI基板を処理するときに使用することができる。HWCモジュールは、BOX層8にわたる絶縁破壊挙動を変化させるために、高電圧(HV)デバイスを作製するときに使用されてきた。HWCモジュールは、CMOSプロセスの開始時に、活性シリコン層6がポピュレートされる前に(すなわち、活性シリコン層6が半導体デバイスを作製するためにドープされる前に)、及びバックエンドオブライン(BEOL)処理の前に適用され、それによって、活性シリコン層6は、活性シリコン層6への電気的接続を提供するための1つ以上の金属層と、金属層を絶縁及び分離するための誘電体層とによって覆われる。HWCモジュールは、典型的には、2つのエッチングステップと、それに続くエピタキシャルシリコン成長ステップと、を含み、活性シリコン層6が開口部内でハンドルウェハ10と直接接触するように、BOX層8内に開口部を提供する。図示されるメンブレンデバイス2を作製するために、HWCモジュールは、メンブレン面積を画定する、はるかに大きい開口部を作製するために使用される。HWCモジュールは、適合される必要はなく、基板4上に1つ以上のHVトランジスタを作製する場合にも依然として使用することができる。
【0010】
BOX層8はメンブレン領域において局所的に除去されているため、シリコン選択性である単一の異方性エッチングを用いてメンブレン12を形成することができる。すなわち、図1に示すデバイスの製造とは異なり、BOX層8に到達した後にエッチングを変更して二酸化シリコンを除去し、次に再び変更して活性シリコン層6をエッチングする必要はない。代わりに、単一のエッチング(例えば、DRIE、ディープ反応性イオンエッチング)を使用して、ハンドルウェハ10及び活性シリコン層6の両方を完全に貫通してエッチングすることができる。エッチングは、1つ以上の誘電体層(例えば、酸化物)を含むメンブレン12上で停止する。一実施形態では、メンブレン12は、エッチング停止層として使用することができる金属層を含む。この場合、SiO

エッチングは、Siエッチングの後に実行され、したがって、あまり有利ではない可能性がある。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

ローム株式会社
半導体装置及びその製造方法
7日前
ローム株式会社
半導体装置およびその製造方法
2か月前
株式会社村田製作所
二重層MEMSデバイスおよび製造方法
8か月前
タカノ株式会社
シリコン構造体の製造方法
11か月前
ローム株式会社
MEMS装置およびMEMS装置の製造方法
9か月前
ローム株式会社
センサ装置の製造方法及びセンサ装置
6日前
株式会社村田製作所
MEMSデバイス及びMEMSデバイスの製造方法
7日前
TOPPANホールディングス株式会社
マイクロ流路チップ及びその製造方法
11か月前
本田技研工業株式会社
静電アクチュエータ
1か月前
セイコーエプソン株式会社
MEMSデバイスの製造方法、MEMSデバイス、および電子機器
9か月前
株式会社リコー
可動装置の台座、可動システム、画像投影装置、距離測定装置、音響装置および振動子
11か月前
キヤノン株式会社
液滴の処理装置、液滴の処理方法
3か月前
国立研究開発法人物質・材料研究機構
MEMS素子、MEMS素子の製造方法、およびMEMS素子の剛性を制御する方法
6か月前
株式会社デンソー
微小振動体の製造方法
6か月前
株式会社デンソー
微小振動体およびその製造方法
5か月前
大日本印刷株式会社
マイクロ流路構造体、マイクロ流路構造体の製造方法及びマイクロ流路デバイス
10か月前
エックス-ファブ グローバル サービシーズ ゲーエムベーハー
メンブレンデバイスの製造
1か月前
メンロ・マイクロシステムズ・インコーポレーテッド
プレーナ型貫通ガラスビア(TGV)付きのMEMSスイッチ
1か月前
ベルキン ビーブイ
フリーハンギングまたはフリースタンディングのマイクロチャネルを含む微小電気機械システム部品またはマイクロ流体部品
3か月前
メンロ・マイクロシステムズ・インコーポレーテッド
等角狭窄スルービアを用いた完全対称多投スイッチ
11か月前
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
発注管理装置およびその制御方法
10か月前
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
座席推奨サーバ、座席推奨システムおよび座席推奨方法
10か月前
サノフィ・バイオテクノロジー
モノクローナル抗IL-1RAcP抗体
8か月前
株式会社ジェイテクト
PLCシステム
6か月前