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公開番号
2025046708
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-02
出願番号
2023154952
出願日
2023-09-21
発明の名称
断熱扉およびこれを備えた冷蔵庫
出願人
日立グローバルライフソリューションズ株式会社
代理人
弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類
F25D
23/02 20060101AFI20250326BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】作業の自動化を容易にすることが可能な断熱扉およびこれを備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】外板51と、外板51の裏面側に設けられる補強板57と、外板51と補強板57とを接着するホットメルト接着材58と、を備える。外板51の裏面に面する空間に、現場発泡された発泡断熱材55を有する。外板51は、発泡断熱材55の現場発泡の圧力で変形し得る材料である。ホットメルト接着材58は、外板51の裏面と補強板57との間の該補強板57の外周に塗布される。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
外板と、
前記外板の裏面側に設けられる介在部材と、
前記外板と前記介在部材とを接着する、塗布時には流体状の接着材と、
を備える断熱扉。
続きを表示(約 870 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の断熱扉であって、
前記外板の裏面に面する空間に、現場発泡された発泡断熱材を有し、
前記外板は、前記発泡断熱材の現場発泡の圧力で変形し得る材料を有し、
前記接着材は、前記外板の裏面と前記介在部材との間に塗布されていることを特徴とする断熱扉。
【請求項3】
請求項2に記載の断熱扉であって、
前記接着材の固化状態での厚みが0.1mm以下であることを特徴とする断熱扉。
【請求項4】
請求項1に記載の断熱扉であって、
前記外板の裏面に面する空間に、現場発泡された発泡断熱材を有し、
前記外板は、前記発泡断熱材の現場発泡の圧力で変形し得る材料を有し、
前記接着材は、前記外板の裏面と前記介在部材との間の該介在部材の外周に塗布されていることを特徴とする断熱扉。
【請求項5】
請求項1に記載の断熱扉であって、
前記外板の裏面に面する空間に、現場発泡された発泡断熱材を有し、
前記外板は、前記発泡断熱材の現場発泡の圧力で変形し得る材料を有し、
前記接着材は、前記外板の裏面と前記介在部材との間の該介在部材の外周全体に塗布されていることを特徴とする断熱扉。
【請求項6】
請求項5に記載の断熱扉であって、
前記接着材は、前記外板の裏面と、前記介在部材との間のうち、中央側にも塗布されていることを特徴とする断熱扉。
【請求項7】
請求項5に記載の断熱扉であって、
前記接着材は、前記介在部材の縁まで塗布されることを特徴とする断熱扉。
【請求項8】
請求項1に記載の断熱扉であって、
前記介在部材の裏面に設けられる真空断熱材を備え、
前記介在部材と前記真空断熱材とは、前記接着材を用いて接着されていることを特徴とする断熱扉。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の断熱扉を備える冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、断熱扉およびこれを備えた冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫に用いられる断熱扉は、鋼板や樹脂を外板とする扉の外板裏面に真空断熱材等を固定した上で、扉内に発泡断熱材を発泡充填した場合、発泡断熱材の収縮力によって外板が変形することが知られている。これは、真空断熱材の境界線において収縮力のかかり方が異なるためであり、外板の表面に境界線に沿った跡が残ってしまう。このため、外板と真空断熱材との間に補強板を設けることが行われている。
【0003】
ところで、外板裏面の扉内に発泡断熱材を充填発泡する場合、外板と補強板との間に隙間が形成されていると、その隙間に発泡断熱材が入り込み、外板を変形させてしまう。そこで、特許文献1では、外板の裏面に補強板を粘着テープによって固定することで、外板と補強板との間に隙間が形成されないようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-44834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載のように、粘着テープを用いると、外板と補強板との間に隙間は形成されなくなるものの、作業を自動化しにくい課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の断熱扉は、外板と、前記外板の裏面側に設けられる介在部材と、前記外板と前記介在部材とを接着する、塗布時には流体状の接着材と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。
下段冷凍室の断熱扉の正面斜視図である。
図2の断熱扉の分解斜視図である。
図2のIV-IV線断面図である。
図4の要部拡大図である。
ホットメルト接着材の厚みに基づいたウレタン侵入の有無を示す表である。
ホットメルト接着材を塗布した断熱扉の正面図である。
第2実施形態の断熱扉の正面図である。
第3実施形態の断熱扉の正面図である。
第4実施形態の断熱扉の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態例について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。まず、本実施形態に係る冷蔵庫1の全体構成について説明する。
【0009】
図1は、第1実施形態に係る冷蔵庫1の正面図である。
図1に示すように、冷蔵庫1は、上から、冷蔵室2、製氷室3および上段冷凍室4、下段冷凍室5、野菜室6の順に、貯蔵室を備える。冷蔵室2を開閉する断熱扉2a,2bは、ヒンジ(図示せず)中心に回動する回動式である。製氷室3を開閉する断熱扉3a、上段冷凍室4を開閉する断熱扉4a、下段冷凍室5を開閉する断熱扉5aおよび野菜室6を開閉する断熱扉6aは、引出式である。なお、冷蔵室2の断熱扉2a,2bは、観音開き扉(フレンチ扉)に限らず、シングル扉であってもよい。また、各貯蔵室およびその断熱扉の配置や個数については、図1の例に限るものではない。
【0010】
冷蔵庫1の断熱箱体は、図示を省略しているが、鋼板製の外箱と、樹脂製の内箱と、を備え、外箱と内箱とによって形成される空間に、硬質ウレタンフォーム等の発泡断熱材や、グラスウール等を用いた真空断熱材が設けられ、断熱箱体内の各貯蔵室と外部とを断熱している。以下、冷蔵庫1の断熱扉の構成について説明する。ちなみに、断熱材の種類としては、繊維系断熱材(グラスウール、ロックウール、セルローズファイバなど)や発泡系断熱材(ウレタンフォーム、フェノールフォームなど)等がある。発泡系断熱材のうち、ウレタンフォーム(硬質ウレタンフォーム)は、現場発泡される発泡断熱材として多く用いられる。なお、ウレタンは、ポリオール成分とイソシアネート成分が反応して形成するウレタン結合を持つ化合物である。
(【0011】以降は省略されています)
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