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公開番号
2025035662
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023142866
出願日
2023-09-04
発明の名称
コイル部品、送電装置、受電装置、電力伝送システム、移動体、及び、コイル部品の製造方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
38/14 20060101AFI20250307BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コイル部品の強度が低下する虞を抑制し、また、磁性体壁を有するコイル部品の製造を容易化する。
【解決手段】コイル部品は、平面コイル11と、第1保持部材20と、第2保持部材30と、を含む。第1保持部材20は、平面コイル11を保持する。第2保持部材30は、平面コイル11を第1保持部材20と挟み込むようにして平面コイル11及び第1保持部材20と一体化される。第1保持部材20は、平面コイル11の第1の面11Aと接触する接触面20S1を有する。接触面20S1には、溝24が形成されている。第2保持部材30は、基部31と壁部32とを有する。壁部32は、基部31から平面コイル11の隣り合うターン部の間を通じて、第1保持部材20の溝24内に延び入る。溝24の底部24aの幅が、溝24の接触面20S1の高さ位置における幅よりも狭い。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
渦巻形状を有し、第1の面および前記第1の面とは反対側の第2の面を含む平面コイルと、
前記第1の面と対面するように前記平面コイルと重なり、前記平面コイルを保持する第1保持部材と、
前記平面コイルを前記第1保持部材と挟み込む第2保持部材と、を備え、
前記平面コイルは、前記平面コイルの径方向であるコイル径方向に配列される複数のターン部を含み、
前記第1保持部材は、前記第1の面と接触する接触面を有し、
前記接触面に、前記平面コイルの軸方向であるコイル軸方向に見て、前記平面コイルの隣り合うターン部の間を延びる溝が形成されており、
前記第2保持部材は、前記平面コイルの前記第2の面と接触する基部と、前記基部から前記平面コイルの隣り合うターン部の間を通じて前記第1保持部材の前記溝内に延び入る壁部と、を有し、
前記溝の底部の幅が、前記溝の前記接触面の高さ位置における幅よりも狭い、コイル部品。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記第1保持部材の前記溝を画成する面は、前記コイル径方向に向かい合う一対の溝側面を有し、
前記一対の溝側面の少なくとも一方は、前記コイル軸方向に対して傾斜する傾斜面を有する、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記一対の溝側面のうち前記コイル径方向の外側に位置する溝側面が、前記傾斜面を有する、請求項2に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記一対の溝側面のうち前記コイル径方向の内側に位置する溝側面が、前記傾斜面を有する、請求項2に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記一対の溝側面の各々が、前記コイル軸方向に対して傾斜する傾斜面を有する、請求項2に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記壁部は、前記基部から前記コイル軸方向に沿って均一な幅で延びる基端部を有し、
前記基端部の前記コイル軸方向に沿った寸法が、前記平面コイルの厚さよりも大きい、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記溝の頂部と前記接触面との距離が、2mm以上である、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項8】
前記溝の前記底部の幅が、前記溝の前記接触面の高さ位置における幅の2分の1以下である、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項9】
前記第1保持部材は繊維を含む、請求項1に記載のコイル部品。
【請求項10】
前記第1保持部材は、非磁性且つ絶縁性である、請求項1に記載のコイル部品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル部品、送電装置、受電装置、電力伝送システム、移動体、及び、コイル部品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、送電装置から受電装置へ非接触で電力を伝送するワイヤレス電力伝送システムが普及しつつある。特許文献1には、ワイヤレス電力伝送システムの送電装置及び受電装置で用いられるコイル部品が開示されている。コイル部品は、渦巻き状に形成されたコイルを備えている。送電装置のコイルに電力を供給すると、当該コイルに磁界が生じる。この磁界の影響により、受電装置のコイルに電流が流れる。一般に、コイルは、空洞のケースに収容された状態で使用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-88728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなワイヤレス電力伝送システムにおいて、コイル部品の性能を向上させて効率的な電力伝送を行うことが望まれている。特許文献1には、コイルの隣り合うターン部の間に磁性体の壁を設けることで、コイル部品の性能を向上させることが検討されている。
【0005】
また、ケースをコイルと一体的に形成し、ケースにコイルを保持させることが検討されている。言い換えると、ケースを、コイルを保持する保持部材として形成することが検討されている。この場合、保持部材の内面は、コイル及びコイルに付随する他の部品の形状に対応した形状を有する。例えば、上述した磁性体の壁がコイルから延び出す場合、保持部材の内面には、この壁を収容する溝を形成する必要がある。
【0006】
コイル部品の性能を向上させるためには、磁性体壁高さを高くすることが望ましい。この場合、保持部材の溝を深くする必要がある。しかしながら、保持部材の溝を深くすると、保持部材の溝が形成された部分の厚さが薄くなって、保持部材の強度が(したがって、コイル部品の強度が)低下することが懸念される。また、保持部材の溝が深くなると、保持部材の成形が困難になり、したがってコイル部品の製造が困難になることが懸念される。
【0007】
本開示の実施形態は、磁性体壁を形成することによってコイル部品の強度が低下する虞を抑制し、また、磁性体壁を有するコイル部品の製造を容易化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一実施の形態は、以下の[1]~[22]に関連する。
【0009】
[1]
渦巻形状を有し、第1の面および前記第1の面とは反対側の第2の面を含む平面コイルと、
前記第1の面と対面するように前記平面コイルと重なり、前記平面コイルを保持する第1保持部材と、
前記平面コイルを前記第1保持部材と挟み込む第2保持部材と、を備え、
前記平面コイルは、前記平面コイルの径方向であるコイル径方向に配列される複数のターン部を含み、
前記第1保持部材は、前記第1の面と接触する接触面を有し、
前記接触面に、前記平面コイルの軸方向であるコイル軸方向に見て、前記平面コイルの隣り合うターン部の間を延びる溝が形成されており、
前記第2保持部材は、前記平面コイルの前記第2の面と接触する基部と、前記基部から前記平面コイルの隣り合うターン部の間を通じて前記第1保持部材の前記溝内に延び入る壁部と、を有し、
前記溝の底部の幅が、前記溝の前記接触面の高さ位置における幅よりも狭い、コイル部品。
【0010】
[2]
前記第1保持部材の前記溝を画成する面は、前記コイル径方向に向かい合う一対の溝側面を有し、
前記一対の溝側面の少なくとも一方は、前記コイル軸方向に対して傾斜する傾斜面を有する、[1]に記載のコイル部品。
(【0011】以降は省略されています)
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