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公開番号2025010092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024107197
出願日2024-07-03
発明の名称赤ナツメ水あめの製造方法
出願人ユン ジヨ
代理人KEY弁理士法人
主分類A23L 19/00 20160101AFI20250109BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】砂糖、防腐剤、色素を使わないでナツメのみから出てくる健康的な甘みを有した赤ナツメ水あめの製造方法を提供する。
【解決手段】乾燥ナツメを洗滌する炮製段階S20と、洗滌物をパウチ詰めし湯煎加熱しナツメ湯煎液を抽出するナツメ湯煎液抽出段階S30と、湯煎加熱結果物の皮と種を除いたナツメ湯煎液を取得する濾過段階S40と、乾燥ナツメを水にふやかした後、種とへたを分離するナツメ種分離段階S50と、ヘタを分離したナツメ種分離物を煮込み、種から果肉を分離させるナツメ種煮込み段階S60と、煮込んだナツメ果肉を濾過する果肉濾過段階S70と、残った皮と果肉を煮込む果肉及び皮蒸熟段階S80を経て、蒸熟された皮と果肉の混合物から皮を濾別するナツメ皮及びナツメ果肉分離段階S90と、S60の分離果肉とS90の分離果肉を釜湯煎加熱する1次湯煎段階S100とを含む赤ナツメ水あめの製造方法である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
乾燥ナツメを洗滌して乾燥ナツメに吸着された異物を除去する炮製段階(S20)と、
パウチを準備して洗滌された乾燥ナツメを丸ごと投入し、圧力式湯煎器に乾燥ナツメが含まれたパウチを投入して湯煎加熱を遂行してナツメ湯煎液を抽出するナツメ湯煎液抽出段階(S30)と、
ナツメ湯煎液抽出段階(S30)から湯煎加熱された結果物を取り出して皮と種を濾過し、皮と種を除いたナツメ湯煎液のみを取得する濾過段階(S40)と、
乾燥ナツメを準備して水にふやかした後、ナツメ種とナツメのへたを分離するナツメ種分離段階(S50)と、
ナツメ種分離段階(S50)からナツメ種とナツメのへたを分離した後、ナツメ種のみを48時間の間、80~95℃の温度で煮込んでナツメ種に付いた果肉を分離させるナツメ種煮込み段階(S60)と、
ナツメ種煮込み段階(S60)から煮込んだナツメ果肉を濾過網で濾過する果肉濾過段階(S70)と、
ナツメ種分離段階(S50)からナツメ種が分離されて残ったナツメ皮とナツメ果肉を12時間~24時間、80℃~95℃の温度で煮込むナツメ果肉及びナツメ皮蒸熟段階(S80)と、
ナツメ果肉及びナツメ皮蒸熟段階(S80)を経て蒸熟されたナツメ皮とナツメ果肉が混ぜ合わされた取得物を冷やして篩に入れて力を加えて押しながらナツメ皮は篩で濾別し、ナツメ果肉のみを取得するナツメ皮及びナツメ果肉分離段階(S90)と、
ナツメ種煮込み段階(S60)から煮込んだ過程でナツメ種から分離された果肉と、ナツメ皮及びナツメ果肉分離段階(S90)から分離されたナツメ果肉を釜湯煎器に入れて24時間の間、湯煎加熱を遂行する1次湯煎段階(S100)と、
を含む赤ナツメ水あめの製造方法。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
1次湯煎段階(S100)の後に、ナツメ抽出液抽出段階(S30)から抽出されたナツメ抽出液と1次湯煎段階(S100)から湯煎加熱されたナツメ果肉を釜湯煎器に投入し、あらかじめ分割生産された米水あめを一定割合で投入して湯煎加熱を遂行する2次湯煎及び撹拌段階(S110)、
をさらに含む請求項1に記載の赤ナツメ水あめの製造方法。
【請求項3】
2次湯煎及び撹拌段階(S110)は、
25℃~35℃の低温過程、45℃~50℃の中温過程、55℃~95℃の高温過程、
を含んで、
低温過程、中温過程、高温過程が計72時間を要する、
ことを特徴とする請求項2に記載の赤ナツメ水あめの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、赤ナツメ水あめの製造方法に関するものである。より詳細には、砂糖、防腐剤、色素を使わないでナツメのみから出てくる健康的な甘みを有した赤ナツメ水あめの製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ナツメは、クロウメモドキ科(Rhamnaceae)に属するジジフス(zizyphus)属の観葉灌木であり、相当に古い果樹の一つであり、多様な品種が存在することで知られている。
【0003】
ナツメは昔から生ナツメまたは乾燥された形態でナツメ茶、薬飯(ヤクパプ)、お餅など多様な料理に利用されたし、有益な成分によって漢方でも広く利用された。
【0004】
最近、ナツメ抽出物が肝細胞の壊死と酵素の流出を防止し、肝臓の抵抗力と肝機能を維持させるという薬理作用が報告されたことがある。
【0005】
しかし、このようなナツメの薬理作用と食品としての無限な可能性にもかかわらずナツメ加工技術がこれを支えることができなくて活用分野が制限的な状況である。
【0006】
さらに、ナツメは、貯蔵性が良くなくて主に乾燥された形態で利用され、ナツメを活用してナツメ汁、ナツメ茶、マッコリ、羊羹、韓菓などが開発されているが、主にナツメ汁とナツメ茶に限定されている。
【0007】
これによって、ナツメ固有の味と機能性をいかしながら消費者らが容易に接して利用することができるナツメ加工食品に対する開発必要性が台頭している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
韓国登録特許第10-0852293号号公報(2008年8月14日公告)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前記のような問題点を解決するために案出されたものであり、ウェルビーイング、ビーガン食品というトレンドに合わせて化学的濃縮過程製品群と差別化され、砂糖、防腐剤、色素を使わないでナツメのみから出てくる健康的な甘みを有した赤ナツメ水あめの製造方法を提供することにその目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために案出された本発明による赤ナツメ水あめの製造方法は、乾燥ナツメを洗滌して乾燥ナツメに吸着された異物を除去する炮製段階(S20)と、パウチを準備して洗滌された乾燥ナツメを丸ごと投入して、圧力式湯煎器に乾燥ナツメが含まれたパウチを投入して湯煎加熱を遂行してナツメ湯煎液を抽出するナツメ湯煎液抽出段階(S30)と、ナツメ湯煎液抽出段階(S30)から湯煎加熱された結果物を取り出して皮と種を濾過し、皮と種を除いたナツメ湯煎液のみを取得する濾過段階(S40)と、乾燥ナツメを準備して水にふやかした後、ナツメ種とナツメのへたを分離するナツメ種分離段階(S50)と、ナツメ種分離段階(S50)からナツメ種とナツメのへたを分離した後、ナツメ種のみを48時間の間、80~95℃の温度で煮込んでナツメ種に付いた果肉を分離させるナツメ種煮込み段階(S60)と、ナツメ種煮込み段階(S60)から煮込んだナツメ果肉を濾過網で濾過する果肉濾過段階(S70)と、ナツメ種分離段階(S50)からナツメ種が分離されて残ったナツメ皮とナツメ果肉を12時間~24時間、80℃~95℃の温度で煮込むナツメ果肉及びナツメ皮蒸熟段階(S80)と、ナツメ果肉及びナツメ皮蒸熟段階(S80)を経て蒸熟されたナツメ皮とナツメ果肉が混ぜ合わされた取得物を冷やして篩に入れて力を加えて押しながらナツメ皮は篩で濾別し、ナツメ果肉のみを取得するナツメ皮及びナツメ果肉分離段階(S90)と、ナツメ種煮込み段階(S60)から煮込んだ過程でナツメ種から分離された果肉と、ナツメ皮及びナツメ果肉分離段階(S90)から分離されたナツメ果肉を釜湯煎器に入れて24時間の間、湯煎加熱を遂行する1次湯煎段階(S100)とを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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