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公開番号
2024179231
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2023097919
出願日
2023-06-14
発明の名称
冷却システム
出願人
富士電機株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F25B
1/00 20060101AFI20241219BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】省エネルギー化を図ること。
【解決手段】吸引した冷媒を圧縮する圧縮機21及び圧縮機21で圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器22を有した冷凍機11と、凝縮器22で凝縮した冷媒の少なくとも一部を断熱膨張させる電子膨張弁23A等及び電子膨張弁23A等で断熱膨張した冷媒を蒸発させて圧縮機21に吸引させる蒸発器24A等を有したショーケース12A等とを備え、ショーケース12A等にて蒸発器24A等での冷媒の蒸発により所定の収納室13A等を冷却する冷却システム10であって、ショーケース12A等の電子膨張弁23A等の直近の所定時間における平均弁開度を算出し、算出した平均弁開度の大きさに応じて圧縮機21における吸入圧力の設定値を調節する制御部30を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
吸引した冷媒を圧縮する圧縮機及び該圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器を有した冷凍機と、
前記凝縮器で凝縮した冷媒の少なくとも一部を断熱膨張させる電子膨張弁及び該電子膨張弁で断熱膨張した冷媒を蒸発させて前記圧縮機に吸引させる蒸発器を有した要冷設備と
を備え、
前記要冷設備にて前記蒸発器での冷媒の蒸発により所定の冷却領域を冷却する冷却システムであって、
前記要冷設備の前記電子膨張弁の直近の所定時間における平均弁開度を算出し、算出した平均弁開度の大きさに応じて前記圧縮機における吸入圧力の設定値を調節する制御部を備えたことを特徴とする冷却システム。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記制御部は、前記平均弁開度が予め決められた第1閾値を超える場合に、前記圧縮機の吸入圧力の設定値を低下させる一方、前記平均弁開度が前記第1閾値よりも小さい第2閾値未満となる場合に、前記圧縮機の吸入圧力の設定値を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の冷却システム。
【請求項3】
前記要冷設備は、複数設けられており、
前記制御部は、前記平均弁開度が前記第1閾値を超える要冷設備が少なくとも1つある場合には前記圧縮機の吸入圧力の設定値を低下させる一方、前記平均弁開度が前記第2閾値未満となる要冷設備が少なくとも1つある場合には前記圧縮機の吸入圧力の設定値を上昇させることを特徴とする請求項2に記載の冷却システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記平均弁開度が前記第1閾値を超える要冷設備と、前記平均弁開度が前記第2閾値未満となる要冷設備とがある場合、前記圧縮機の吸入圧力の設定値を上昇させることを特徴とする請求項3に記載の冷却システム。
【請求項5】
前記要冷設備は、前記冷却領域である収納室に商品を収納するショーケースであることを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の冷却システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却システムに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、冷凍機及び複数のショーケースを備えた冷却システムが特許文献1に提案されている。複数のショーケースは、商品を載置する商品載置棚が上下方向に沿って複数段設けられた収納室を有し、冷凍機を構成する圧縮機及び凝縮器とともに冷媒回路を構成する電子膨張弁及び蒸発器を有している。そのような冷却システムでは、収納室に吹き出される空気の温度(温調温度)と設定温度との乖離の大きさに応じて圧縮機の吸入圧力の設定値を調節していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-14545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に提案された冷却システムでは、温調温度と設定温度との乖離の大きさに応じて圧縮機の吸入圧力の設定値を調節していたので、次のような問題があった。すなわち、温調温度と設定温度との乖離だけでは、蒸発器での実際の冷媒流量が考慮されず、冷却負荷の大小を正確に判断することが困難であった。そのため、実際には蒸発器に大量の冷媒が流通していて高負荷状態にもかかわらず、温調温度と設定温度との乖離が小さいと低負荷と判断してしまい、圧縮機の吸入圧力の設定値を上昇させることで、その後の不具合を誘発するおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みて、省エネルギー化を図ることができる冷却システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る冷却システムは、吸引した冷媒を圧縮する圧縮機及び該圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器を有した冷凍機と、前記凝縮器で凝縮した冷媒の少なくとも一部を断熱膨張させる電子膨張弁及び該電子膨張弁で断熱膨張した冷媒を蒸発させて前記圧縮機に吸引させる蒸発器を有した要冷設備とを備え、前記要冷設備にて前記蒸発器での冷媒の蒸発により所定の冷却領域を冷却する冷却システムであって、前記要冷設備の前記電子膨張弁の直近の所定時間における平均弁開度を算出し、算出した平均弁開度の大きさに応じて前記圧縮機における吸入圧力の設定値を調節する制御部を備えたことを特徴とする。
【0007】
また本発明は、上記冷却システムにおいて、前記制御部は、前記平均弁開度が予め決められた第1閾値を超える場合に、前記圧縮機の吸入圧力の設定値を低下させる一方、前記平均弁開度が前記第1閾値よりも小さい第2閾値未満となる場合に、前記圧縮機の吸入圧力の設定値を上昇させることを特徴とする。
【0008】
また本発明は、上記冷却システムにおいて、前記要冷設備は、複数設けられており、前記制御部は、前記平均弁開度が前記第1閾値を超える要冷設備が少なくとも1つある場合には前記圧縮機の吸入圧力の設定値を低下させる一方、前記平均弁開度が前記第2閾値未満となる要冷設備が少なくとも1つある場合には前記圧縮機の吸入圧力の設定値を上昇させることを特徴とする。
【0009】
また本発明は、上記冷却システムにおいて、前記制御部は、前記平均弁開度が前記第1閾値を超える要冷設備と、前記平均弁開度が前記第2閾値未満となる要冷設備とがある場合、前記圧縮機の吸入圧力の設定値を上昇させることを特徴とする。
【0010】
また本発明は、上記冷却システムにおいて、前記要冷設備は、前記冷却領域である収納室に商品を収納するショーケースであることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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