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公開番号
2024172257
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023089846
出願日
2023-05-31
発明の名称
蓄熱装置
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F28D
20/00 20060101AFI20241205BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】より効率よく放熱・冷却を行うことが可能な蓄熱装置を提供する。
【解決手段】蓄熱装置は、熱源からの熱が伝達される熱交換部と、熱交換部に熱的に接続されるとともに、熱交換部から離間する方向である延在方向に延びるとともに互いに間隔をあけて配列された、グラフェンからなる複数の伝熱体と、複数の伝熱体を覆う蓄熱体と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
熱源からの熱が伝達される熱交換部と、
該熱交換部に熱的に接続されるとともに、該熱交換部から離間する方向である延在方向に延びるとともに互いに間隔をあけて配列された、グラフェンからなる複数の伝熱体と、
該複数の伝熱体を覆う蓄熱体と、
を備える蓄熱装置。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記伝熱体は、前記延在方向に広がる板状をなすとともに、該延在方向に交差する第一方向に間隔をあけて配列され、各前記伝熱体は、前記グラフェンの配向方向が互いに直交している一対の半体を有する請求項1に記載の蓄熱装置。
【請求項3】
前記蓄熱体は、固体の金属材料で一体に形成され、前記複数の伝熱体の表面に接合されている請求項1又は2に記載の蓄熱装置。
【請求項4】
前記蓄熱体は、液体材料で形成され、前記複数の伝熱体は該液体材料に浸漬されている請求項1又は2に記載の蓄熱装置。
【請求項5】
前記伝熱体には、該伝熱体を貫通する複数の開口部が形成されている請求項4に記載の蓄熱装置。
【請求項6】
前記伝熱体は、前記延在方向に延びる棒状をなすとともに、該延在方向に交差する面内で互いに間隔をあけて格子状に配列されている請求項1に記載の蓄熱装置。
【請求項7】
互いに隣り合う一対の前記伝熱体同士では、前記延在方向から見た前記グラフェンの配向方向が互いに異なっている請求項6に記載の蓄熱装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄熱装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、車載用のバッテリー等の発熱源を冷却するための装置として蓄熱装置が用いられる場合がある。この種の装置の具体例として、下記特許文献1に記載されたものが知られている。下記特許文献1には、相変化蓄熱材を収容するケーシングの外面に熱源が取り付けられている。ケーシング内には、銅などの熱伝導性の高い金属材料で形成されたバネが収容されている。ケーシングを通じて発熱源の熱は蓄熱材、及びバネに伝達される。これにより、発熱源は冷却されるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6115264号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のようにバネを用いた構成では、バネとケーシングとの間の接触熱抵抗が大きくなってしまい、発熱源に対する冷却効果が限定的となってしまう。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、より効率よく放熱・冷却を行うことが可能な蓄熱装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係る蓄熱装置は、熱源からの熱が伝達される熱交換部と、該熱交換部に熱的に接続されるとともに、該熱交換部から離間する方向である延在方向に延びるとともに互いに間隔をあけて配列された、グラフェンからなる複数の伝熱体と、該複数の伝熱体を覆う蓄熱体と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、より効率よく放熱・冷却を行うことが可能な蓄熱装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第一実施形態に係る蓄熱装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第一実施形態に係る伝熱体のグラフェンの配向方向を示す模式図である。
本開示の第二実施形態に係る蓄熱装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第二実施形態に係る伝熱体の構成を示す平面図である。
本開示の第三実施形態に係る蓄熱装置の構成を示す側面図である。
本開示の第三実施形態に係る伝熱体のグラフェンの配向方向を示す模式図である。
本開示の第四実施形態に係る蓄熱装置の構成を示す縦断面図である。
本開示の第四実施形態に係る蓄熱装置の構成を示す上面図である。
本開示の第四実施形態に係る蓄熱装置の変形例を示す上面図である。
本開示の第四実施形態に係る伝熱体の変形例を示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第一実施形態>
(蓄熱装置1の構成)
以下、本開示の第一実施形態に係る蓄熱装置1について、図1と図2を参照して説明する。この蓄熱装置1は、例えば車両等の移動体に搭載されて、バッテリー等の熱源を冷却するために用いられる。
【0010】
図1に示すように、蓄熱装置1は、熱交換部10と、ヘッダ部20と、伝熱体30と、蓄熱体40と、を備えている。熱交換部10には、熱源からの熱が伝達される。熱交換部10は、ケーシング21と、冷媒配管22と、を有する。ケーシング21は板状をなしており、冷媒配管22はケーシング21の内部で当該ケーシング21の面に沿う方向にジグザグ状に延びている。冷媒配管22の内部には、熱源から伝達された熱を帯びた冷媒が流通している。冷媒としては、水や油脂の他、有機溶媒等が用いられる。
(【0011】以降は省略されています)
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