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公開番号2024169041
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-05
出願番号2023086221
出願日2023-05-25
発明の名称発光装置
出願人日亜化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 33/50 20100101AFI20241128BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】被覆部材に含有される蛍光体の含有態様を改善することによって発光特性を向上させた発光装置を提供する。
【解決手段】本開示の発光装置1は、第1の光を発する発光素子20と、発光素子20の上面に配置され、第1の光により励起されて第1の光よりも長波長側にピーク波長を有する第2の光を発する波長変換部材30と、上面視において発光素子20および波長変換部材30の周囲に配置され、第1の光により励起されて第2の光よりも長波長側にピーク波長を有する第3の光を発する蛍光体Pと光反射性物質とを含有する被覆部材40と、を備え、発光素子20の上面よりも上方における蛍光体Pの含有量は、発光素子20の上面よりも下方における蛍光体Pの含有量よりも少ない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の光を発する発光素子と、
前記発光素子の上面に配置され、前記第1の光により励起されて前記第1の光よりも長波長側にピーク波長を有する第2の光を発する波長変換部材と、
上面視において前記発光素子および前記波長変換部材の周囲に配置され、前記第1の光により励起されて前記第2の光よりも長波長側にピーク波長を有する第3の光を発する蛍光体と光反射性物質とを含有する被覆部材と、を備え、
前記発光素子の上面よりも上方における前記蛍光体の含有量は、前記発光素子の上面よりも下方における前記蛍光体の含有量よりも少ない、発光装置。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記発光素子の上面よりも上方には、前記蛍光体が実質的に存在しない、請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記第1の光は、発光ピーク波長が380nm以上470nm以下の範囲内に存在する、請求項1に記載の発光装置。
【請求項4】
前記第2の光は、発光ピーク波長が520nm以上560nm以下の範囲内に存在する、請求項3に記載の発光装置。
【請求項5】
前記第3の光は、発光ピーク波長が600nm以上660nm以下の範囲内に存在する、請求項4に記載の発光装置。
【請求項6】
前記蛍光体は、第1蛍光体と、前記第1蛍光体上に配置される第2蛍光体と、を含み、
前記第1蛍光体の粒径は、前記第2蛍光体の粒径よりも大きい、請求項1に記載の発光装置。
【請求項7】
前記第1蛍光体の粒径は25μm以上35μm以下であり、前記第2蛍光体の粒径は5μm以上15μm以下である、請求項6に記載の発光装置。
【請求項8】
前記蛍光体の粒度分布は、2以上のピークが存在する、請求項1に記載の発光装置。
【請求項9】
前記ピークは、一方のピークが5μm以上15μm以下の粒径範囲内に存在し、他方のピークが25μm以上35μm以下の粒径範囲内に存在する、請求項8に記載の発光装置。
【請求項10】
前記蛍光体は、窒化物系蛍光体である、請求項1に記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発光装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、発光ダイオード等の発光素子を用いた発光装置が幅広く使用されている。一例として特許文献1および2には、所定の波長の光を発する発光素子と、発光素子の上に配置される波長変換部材と、発光素子を包囲する被覆部材と、を備え、被覆部材は、蛍光体を含んでいる発光装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-161773号公報
特開2010-219324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1および2に記載の発光装置において、被覆部材に含有される蛍光体の含有態様に更なる改善の余地があった。具体的には、蛍光体の含有態様を改善することによって、発光装置の発光特性が良好となる知見が得られた。
【0005】
したがって、本開示は、発光装置の発光特性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の発光装置は、第1の光を発する発光素子と、前記発光素子の上面に配置され、前記第1の光により励起されて前記第1の光よりも長波長側にピーク波長を有する第2の光を発する波長変換部材と、上面視において前記発光素子および前記波長変換部材の周囲に配置され、前記第1の光により励起されて前記第2の光よりも長波長側にピーク波長を有する第3の光を発する蛍光体と光反射性物質とを含有する被覆部材と、を備え、前記発光素子の上面よりも上方における前記蛍光体の含有量は、前記発光素子の上面よりも下方における前記蛍光体の含有量よりも少ない。
【発明の効果】
【0007】
本開示の発光装置によれば、発光装置の発光特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の発光装置の一実施形態の断面図である。
本開示の発光装置の他の実施形態の断面図である。
蛍光体の粒度分布を示すグラフである。
実証試験1の評価結果を示すグラフである。
実証試験1の評価結果を示すグラフである。
実証試験2の評価結果を示すグラフである。
実証試験3の評価結果を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本開示を実施するための実施形態を説明する。なお、以下に説明する発光装置は、本開示の技術思想を具体化するためのものであって、特定的な記載がない限り、本開示を以下のものに限定しない。
【0010】
各図面中、同一の機能を有する部材には、同一符号を付している場合がある。要点の説明または理解の容易性を考慮して、便宜上複数の実施形態に分けて示す場合がある。なお、異なる実施形態で示した構成の部分的な置換または組み合わせは可能である。後述の実施形態では、前述と共通の事柄についての記述を省略し、異なる点についてのみ説明する場合がある。特に、同様の構成による同様の作用効果については、実施形態ごとには逐次言及しないものとする。各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張して示している場合がある。断面図として切断面のみを示す端面図を用いる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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