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公開番号
2024147670
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2024112321,2020073928
出願日
2024-07-12,2020-04-17
発明の名称
遊技機
出願人
株式会社藤商事
代理人
個人
主分類
A63F
7/02 20060101AFI20241008BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】演出制御動作が更に改善された遊技機を提供する。
【解決手段】ディスプレイリストDLに基づいて画像データを生成する描画回路と、ディスプレイリストDLを描画回路に転送するデータ転送回路とを有し、表示画面を暗転させる暗転画面を表示する暗転フレームが含まれており、暗転フレームを実現するディスプレイリストは、必要に応じて所定のNOPコマンドが付記されることで、全ビット長がデータ転送回路の転送ビット単位の整数倍に調整される。
【選択図】図21
特許請求の範囲
【請求項1】
表示装置の表示画面を特定するディスプレイリストを発行するCPU回路を有する画像制御手段と、前記ディスプレイリストに記載された指示コマンドに基づく仮想描画空間への描画処理に基づいて必要な画像データをフレームバッファに生成する描画回路、及び、前記ディスプレイリストを所定の転送ビット単位で、前記描画回路に転送するデータ転送回路を有する画像生成手段と、を有する遊技機であって、
一連の動画演出を構成する複数枚の動画フレームには、表示画面を暗転させる暗転画面を表示する暗転フレームが含まれており、
前記暗転フレームを実現する前記ディスプレイリストは、必要に応じて所定のNOP (no operation)コマンドが付記されることで、全ビット長が前記転送ビット単位の整数倍(≧1)に調整されていることを特徴とする遊技機。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記暗転フレームを実現する前記ディスプレイリストには、
前記暗転フレームの圧縮データを展開した展開データを格納すべきデコード領域を特定する一又は複数の第1コマンドと、
前記暗転フレームを所定のメモリから読み出して、前記展開データを前記デコード領域に格納する動作の実行を指示する一又は複数の第2コマンドと、
前記展開データを、フレームバッファに対応する仮想描画空間の描画領域に貼り付けることを指定する一又は複数の第3コマンドと、が含まれている請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
表示装置の表示画面を特定するディスプレイリストを発行するCPU回路を有する画像制御手段と、前記ディスプレイリストに記載された指示コマンドに基づいて、仮想描画空間への描画処理に基づいて必要な画像データをフレームバッファに生成する描画回路、及び、前記ディスプレイリストを所定の転送ビット単位で、前記描画回路に転送するデータ転送回路を有する画像生成手段と、を有する遊技機であって、
変動演出には、表示画面が暗転する暗転予告演出が含まれており、
前記暗転予告演出を実現する前記ディスプレイリストは、必要に応じて所定のNOP (no operation)コマンドが付記されることで、全ビット長が前記転送ビット単位の整数倍(≧1)に調整されていることを特徴とする遊技機。
【請求項4】
前記暗転予告演出を実現する前記ディスプレイリストには、
黒色の色彩を指定する一又は複数の第1コマンドと、
第1コマンドが指定する色彩で、フレームバッファに対応する仮想描画空間の描画領域を塗りつぶすことを指定する一又は複数の第2コマンドと、が含まれている請求項3に記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技動作に起因する抽選処理を行い、その抽選結果に対応する画像演出を実行する遊技機に関し、特に、迫力ある画像演出を安定して実行できる遊技機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
パチンコ機などの弾球遊技機は、遊技盤に設けた図柄始動口と、複数の表示図柄による一連の図柄変動態様を表示する図柄表示部と、開閉板が開閉される大入賞口などを備えて構成されている。そして、図柄始動口に設けられた検出スイッチが遊技球の通過を検出すると入賞状態となり、遊技球が賞球として払出された後、図柄表示部では表示図柄が所定時間変動される。その後、7・7・7などの所定の態様で図柄が停止すると大当り状態となり、大入賞口が繰返し開放されて、遊技者に有利な遊技状態を発生させている。
【0003】
このような遊技状態を発生させるか否かは、図柄始動口に遊技球が入賞したことを条件に実行される大当り抽選で決定されており、上記の図柄変動動作は、この抽選結果を踏まえたものとなっている。例えば、抽選結果が当選状態である場合には、リーチアクションなどと称される演出動作を20秒前後実行し、その後、特別図柄を整列させている。一方、ハズレ状態の場合にも、同様のリーチアクションが実行されることがあり、この場合には、遊技者は、大当り状態になることを強く念じつつ演出動作の推移を注視することになる。そして、図柄変動動作の終了時に、停止ラインに所定図柄が揃えば、大当り状態であることが遊技者に保証されたことになる。
【0004】
このような図柄変動動作は、通常、液晶ディスプレイにおいて実行される。液晶ディスプレイは、一般に、横Hドット×縦Vドットの画素で構成されており、H×Vドットの各画素は、各々、RGB三色の基本画素で構成されている。
【0005】
液晶ディスプレイにおける各画素の駆動は、その装置の動作クロックCK(=ドットクロックDCK)に同期して実行されており、水平方向一ライン分に対応するHドットの画素駆動が、水平同期信号HSに同期して繰り返され、Vライン分の駆動が終われば、垂直同期信号VSに同期して、第1ラインの画素駆動に戻るよう構成されている(図40参照)。そのため、外部機器から液晶ディスプレイに対して、解像度H×Vドットに対応する画像信号と共に、水平同期信号HSと、垂直同期信号VSとドットクロックDCKと共に供給される必要がある。
【0006】
ここで、液晶ディスプレイの表示更新動作(フレーム更新)を円滑に実行するために、各同期信号HS,Vsのパルス幅や、各同期信号HS,Vsと画像信号の送信タイミングとの間には、所定の条件が要求される。例えば、図40(g)は、640×408ドットのVGA(Video Graphics Array)の場合に要求される駆動タイミング条件の一例を図示したものである。
【0007】
図示の駆動条件では、先ず、水平同期信号HSのパルス幅PWhは、動作クロックCKの96個分であり、水平同期信号PWhの前後に要求されるフロントポーチFPhと、バックポートBPhは、各々、動作クロックCKの16個分と、48個分と規定されている。
【0008】
一方、垂直同期信号VSのパルス幅PWvは、2ライン分であり、垂直同期信号VSの前後に要求されるフロントポーチFPvと、バックポートBPvは、各々、19ライン分と、33ライン分と規定されている。
【0009】
したがって、この液晶ディスプレイでは、1ラインの駆動動作の動作周期は、動作クロックCKでカウントして、16+96+48+640個分(=800)であり、これを垂直方向に10+2+33+480ライン分(=525)繰り返すことで、表示画面一フレーム分の表示が更新されることになる。
【0010】
上記の動作周期は、動作クロックCKでカウントして、800×525個分であり、例えば、動作クロックの周波数が25MHzの場合には、一フレームの更新に要する時間は、800×525/(25×10
6
)=16.8mSであり、1/60秒程度の動作周期となる。
(【0011】以降は省略されています)
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