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公開番号2024154782
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023068839
出願日2023-04-19
発明の名称遊技機
出願人株式会社藤商事
代理人弁理士法人テクノピア国際特許事務所
主分類A63F 7/02 20060101AFI20241024BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】演出役物の駆動制御に係る演出制御手段の処理負担軽減を図る。
【解決手段】演出役物のモータの駆動態様を指示する信号である駆動制御信号をドライバに対して出力する駆動制御手段、演出役物の動作シナリオを管理するシナリオデータである役物演出シナリオデータに従って駆動制御手段による駆動制御信号の出力を行う演出制御手段を備え、演出役物に実行させる複数の一連役物動作がそれぞれ動作パーツとして定義され、記憶手段には、定義された動作パーツごとに、役物動作を実現するための駆動制御信号の出力を駆動制御手段に制御コマンド管理データが記憶され、役物演出シナリオデータに基づく動作シナリオの進行に伴い一連役物動作を実行させるべき状態となったことに応じ、制御コマンド管理データから動作パーツのうち一連役物動作に係る一の動作パーツに対応する制御コマンドを読み出して駆動制御手段に対して出力する制御コマンド出力処理を行う。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
演出役物の動力源として設けられたモータと、
前記モータを駆動するドライバと、
前記ドライバに対して前記モータの駆動態様を指示する信号である駆動制御信号を出力する駆動制御手段と、
前記演出役物の動作シナリオを管理するシナリオデータである役物演出シナリオデータに従って前記駆動制御手段による前記駆動制御信号の出力に係る制御を行う演出制御手段と、
前記演出制御手段による読み出しが可能な記憶手段と、を備え、
前記演出役物に実行させる複数の一連役物動作がそれぞれ動作パーツとして定義されており、
前記記憶手段には、
定義された前記動作パーツごとに、前記動作パーツとしての役物動作を実現するための前記駆動制御信号の出力を前記駆動制御手段に指示する制御コマンドを管理する制御コマンド管理データが記憶され、
前記演出制御手段は、
前記役物演出シナリオデータに基づく前記動作シナリオの進行に伴い前記一連役物動作を実行させるべき状態となったことに応じて、前記制御コマンド管理データから前記動作パーツのうち前記一連役物動作に係る一の動作パーツに対応する前記制御コマンドを読み出して前記駆動制御手段に対して出力する制御コマンド出力処理を行う
遊技機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は遊技機に係るものであり、特には、演出用の可動役物を備えた遊技機に係る技術分野に関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば下記特許文献1等に開示されるように、遊技機には、演出用の可動役物を備えたものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-140964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、近年の遊技機は多様な演出動作を行っており、演出の制御を行う演出制御手段の処理負荷が増大する傾向にある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑み為されたものであり、演出役物の駆動制御に係る演出制御手段の処理負担軽減を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る遊技機は、演出役物の動力源として設けられたモータと、前記モータを駆動するドライバと、前記ドライバに対して前記モータの駆動態様を指示する信号である駆動制御信号を出力する駆動制御手段と、前記演出役物の動作シナリオを管理するシナリオデータである役物演出シナリオデータに従って前記駆動制御手段による前記駆動制御信号の出力に係る制御を行う演出制御手段と、前記演出制御手段による読み出しが可能な記憶手段と、を備え、前記演出役物に実行させる複数の一連役物動作がそれぞれ動作パーツとして定義されており、前記記憶手段には、定義された前記動作パーツごとに、前記動作パーツとしての役物動作を実現するための前記駆動制御信号の出力を前記駆動制御手段に指示する制御コマンドを管理する制御コマンド管理データが記憶され、前記演出制御手段は、前記役物演出シナリオデータに基づく前記動作シナリオの進行に伴い前記一連役物動作を実行させるべき状態となったことに応じて、前記制御コマンド管理データから前記動作パーツのうち前記一連役物動作に係る一の動作パーツに対応する前記制御コマンドを読み出して前記駆動制御手段に対して出力する制御コマンド出力処理を行うものである。
従来の遊技機では、演出制御手段が、例えば1ms周期等のタイマ割込み周期で役物モータの動作を指示する制御信号をドライバに出力するようにされていた為、演出役物の動作制御を実現するにあたっての演出制御手段の処理負担が増大する傾向にあった。上記構成によれば、演出役物の一連動作を実現するにあたり、演出制御手段が従来のようにタイマ割込み周期でドライバに制御信号を出力する必要がなくなる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、演出役物の駆動制御に係る演出制御手段の処理負担軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
遊技機の外観を示す斜視図である。
遊技機において前枠を開放したときの斜視図である。
遊技機の遊技盤の構成を示す図である。
可動体役物の動作例の説明図である。
遊技機の制御構成を示すブロック図である。
先読み予告演出の例についての説明図である。
主制御側メイン処理を示したフローチャートである。
メインループ処理を示したフローチャートである。
主制御側タイマ割込み処理を示したフローチャートである。
普通図柄管理処理を示すフローチャートである。
普図当り判定テーブルの一例を説明する図である。
普通図柄変動表示ゲームに関する当り種別、変動時間、確定時間の一例を説明する図である。
特別図柄管理処理を示したフローチャートである。
特図1始動口チェック処理を示したフローチャートである。
特別図柄変動開始処理を示したフローチャートである。
大当り乱数判定処理を示したフローチャートである。
大当り判定テーブルの一例を示した図である。
大当り乱数判定手法を説明する図である。
図柄抽選処理を示したフローチャートである。
図柄テーブルの一例を示した図である。
変動パターン抽選処理を示したフローチャートである。
変動パターン抽選テーブルの一例を示した図である。
演出制御側メイン処理を示したフローチャートである。
演出制御側タイマ割込み処理を示したフローチャートである。
従来の可動体役物制御系の構成概要を示した図である。
実施形態としての可動体役物制御系の構成概要を示した図である。
実施形態におけるモータ駆動制御部の概略内部構成例を示したフロック図である。
実施形態におけるカレントアップダウン制御回路の動作説明図である。
実施形態としての可動体役物制御を実現するために用いられる各種制御データの説明図である。
実施形態における役物サブシナリオデータのデータ構造例の説明図である。
実施形態における区分動作管理データのデータ構造例の説明図である。
実施形態における制御コマンド管理データのデータ構造例の説明図である。
動作パーツを定義するための作業画面の例を示した図である。
実施形態におけるSOL・MOT出力処理を示したフローチャートである。
実施形態におけるモータ駆動制御部の周辺回路の構成例を示した回路・ブロック図である。
実施形態における駆動モード端子への入力値と駆動モードとの対応関係を示した図である。
カレントアップダウン信号に応じたモータ駆動電流値の切り替えの様子を例示した図である。
実施形態における起動時モード制御回路についての説明図である。
演出制御基板がモータ駆動制御部のセルフリセットを検知するための手法例についての説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照し、本発明に係る実施形態を次の順序で説明する。
<1.遊技機の構造>
<2.遊技機の制御構成>
[2.1 主制御基板]
[2.2 演出制御基板]
<3.動作の概要説明>
[3.1 遊技状態]
[3.2 図柄変動表示ゲーム]
[3.3 大当りについて]
[3.4 演出について]
<4.主制御基板の処理>
[4.1 主制御側メイン処理]
[4.2 主制御側タイマ割込み処理]
<5.演出制御基板の処理>
[5.1 演出制御側メイン処理]
[5.2 演出制御側タイマ割込み処理]
<6.実施形態としての可動体役物制御>
[6.1 実施形態としての制御手法の概要]
[6.2 モータ駆動制御部について]
[6.3 実施形態としての制御データ作成手法]
[6.4 実施形態としての可動体役物制御処理]
(6.4.1 処理フロー)
(6.4.2 マイクロステップ駆動について)
(6.4.3 プリレジスタの使用について)
[6.5 実施形態としての電流値切り替え、及び起動時のモータ誤動作対策]
[6.6 起動時の役物落下対策]
[6.7 その他構成例]
<7.変形例>
<8.実施形態のまとめ>
【0010】
<1.遊技機の構造>
図1及び図2を参照して、本発明に係る実施形態としての遊技機1の全体構造について説明する。図1は、本発明に係る実施形態の遊技機1の外観を示す斜視図であり、図2は、実施形態の遊技機1において前枠4を開放したときの斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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