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公開番号
2024148273
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023061273
出願日
2023-04-05
発明の名称
遊技機
出願人
株式会社藤商事
代理人
弁理士法人テイクオフ
主分類
A63F
7/02 20060101AFI20241010BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約
【課題】スマートパチンコ機であるにも拘わらず球詰まり等による遊技球の循環不良を効果的に防止することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】遊技領域を含む遊技球循環経路内で所定個数の遊技球を循環させる遊技球循環装置を備え、遊技球循環経路は、遊技領域から排出されたアウト球を案内する揚上前通路121と、揚上前通路121によって案内されてきた遊技球を揚上する揚上装置20と、揚上装置20によって揚上された遊技球を発射装置19に向けて案内する揚上後通路と、ファール球を揚上装置20に向けて案内するファール球通路123とを備え、揚上前通路121における過多検出位置で遊技球を検出可能な過多位置検出手段125による検出結果に基づいて、遊技球循環経路内に封入されている遊技球の個数が過多であるか否かを判定し、ファール球通路123は、過多検出位置よりも上流側の合流部162で揚上前通路121に合流する。
【選択図】図35
特許請求の範囲
【請求項1】
遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、
前記遊技領域を含む遊技球循環経路内で所定個数の遊技球を循環させる遊技球循環装置とを備え、
前記遊技球循環装置は、前記遊技領域から排出されたアウト球を案内する揚上前通路と、該揚上前通路によって案内されてきた遊技球を前記発射装置による発射位置よりも高い位置まで揚上する揚上装置と、該揚上装置によって揚上された遊技球を前記発射装置に向けて案内する揚上後通路と、前記発射装置により発射されたにも拘わらず前記遊技領域に到達しなかったファール球を前記揚上装置に向けて案内するファール球通路とを備えた
遊技機において、
前記揚上前通路における過多検出位置で遊技球を検出可能な過多位置検出手段を備え、
所定の検出タイミングにおける前記過多位置検出手段による検出結果に基づいて、前記遊技球循環経路内に封入されている遊技球の個数が過多であるか否かを判定し、
前記ファール球通路は、前記過多検出位置よりも上流側の合流部で前記揚上前通路に合流する
ことを特徴とする遊技機。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
前記ファール球通路は、前記発射装置の後側を経て前記合流部に接続される
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記ファール球通路におけるファール球検出位置で遊技球を検出可能なファール球検出手段を備え、
前記ファール球検出位置から前記合流部における最下流側の合流点までの距離を、前記合流点から前記過多検出位置までの距離よりも大とした
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関するものである。
続きを表示(約 3,700 文字)
【背景技術】
【0002】
パチンコ機等の遊技機では、従来、島設備側から供給される遊技球を遊技者に実際に払い出し、遊技者はその遊技球を遊技領域に向けて発射することによって遊技を行い、入賞口或いはアウト口を経て遊技領域から排出されたアウト球は島設備側に回収されるように構成されていた。しかしながら最近では、遊技機内部に封入した遊技球を循環させて遊技に使用し、遊技者が保有する遊技球の数は遊技球数データとして内部で管理するように構成された、いわゆるスマートパチンコ機が新たに開発されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-118175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の遊技機では、遊技機内の限られたスペースに遊技球の循環経路が配設されているため、従来の遊技機に比べて球詰まり等が発生しやすくなることが懸念される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、遊技機内部に封入した遊技球を循環させて遊技に使用する、いわゆるスマートパチンコ機であるにも拘わらず球詰まり等による遊技球の循環不良を効果的に防止することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、遊技領域に向けて遊技球を発射する発射装置と、前記遊技領域を含む遊技球循環経路内で所定個数の遊技球を循環させる遊技球循環装置とを備え、前記遊技球循環装置は、前記遊技領域から排出されたアウト球を案内する揚上前通路と、該揚上前通路によって案内されてきた遊技球を前記発射装置による発射位置よりも高い位置まで揚上する揚上装置と、該揚上装置によって揚上された遊技球を前記発射装置に向けて案内する揚上後通路と、前記発射装置により発射されたにも拘わらず前記遊技領域に到達しなかったファール球を前記揚上装置に向けて案内するファール球通路とを備えた遊技機において、前記揚上前通路における過多検出位置で遊技球を検出可能な過多位置検出手段を備え、所定の検出タイミングにおける前記過多位置検出手段による検出結果に基づいて、前記遊技球循環経路内に封入されている遊技球の個数が過多であるか否かを判定し、前記ファール球通路は、前記過多検出位置よりも上流側の合流部で前記揚上前通路に合流するように構成したものである。
また、前記ファール球通路は、前記発射装置の後側を経て前記合流部に接続されるように構成してもよい。
また、前記ファール球通路におけるファール球検出位置で遊技球を検出可能なファール球検出手段を備え、前記ファール球検出位置から前記合流部における最下流側の合流点までの距離を、前記合流点から前記過多検出位置までの距離よりも大としてもよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、いわゆるスマートパチンコ機であるにも拘わらず球詰まり等による遊技球の循環不良を効果的に防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の第1の実施形態に係るパチンコ機の全体正面図である。
同パチンコ機の全体側面図である。
同パチンコ機の外枠及び内枠の分解斜視図である。
同パチンコ機の下部前側部分の平面図である。
同パチンコ機の遊技盤の正面図である。
同パチンコ機の演出ボタンユニットとその収容部の分解斜視図である。
同パチンコ機の演出ボタンユニットとその収容部の分解斜視図である。
同パチンコ機の遊技球数表示ユニットとその収容部の分解斜視図である。
同パチンコ機のボタンユニットロック手段及びその周辺部における側面断面図である。
同パチンコ機のボタンユニットロック手段及びその周辺部における平面断面図で、(a)がロック状態、(b)がロック解除状態を示している。
同パチンコ機の第2固定操作具、ロックカバー部材及びその周辺部における斜視図で、(a)がロックカバー部材を閉じた状態、(b)がロックカバー部材を開いた(閉じることができない)状態を示している。
同パチンコ機のボタンユニットロック手段、演出ボタンユニット67及びその周辺部における側面断面図である。
同パチンコ機の中央前飾りパネルの平面断面図である。
同パチンコ機の中央前飾りパネルにおけるシート保持片の正面図である。
同パチンコ機の左前飾りパネルの平面断面図である。
同パチンコ機の左前飾りパネルにおけるシート保持片の正面図である。
同パチンコ機の中央前飾りパネル及び左前飾りパネルの接続部分における平面断面図である。
同パチンコ機の発射ハンドル及びハンドレスト周辺の斜視図である。
同パチンコ機のハンドレスト周辺の分解斜視図である。
同パチンコ機の発射ハンドル及びハンドレスト周辺の正面断面図である。
同パチンコ機の発射ハンドル及びハンドレスト周辺の正面断面図である。
同パチンコ機の発射ハンドル及びハンドレスト周辺の側面断面図である。
同パチンコ機の遊技球循環装置の概略構成(揚上前)を示す説明図である。
同パチンコ機の遊技球循環装置の概略構成(揚上後)を示す説明図である。
同パチンコ機の内枠下部の正面図である。
同パチンコ機の内枠下部(球送り発射ユニットから開閉カバー部を外した状態)の正面図である。
同パチンコ機の内枠下部(球送り発射ユニットから開閉体を外した状態)の正面図である。
同パチンコ機の球送り発射ユニットの分解斜視図である。
同パチンコ機の揚上装置の正面図である。
同パチンコ機の揚上装置の正面断面図である。
同パチンコ機の揚上装置の側面図である。
同パチンコ機の揚上前第1通路部及びその周辺の背面側斜視図である。
同パチンコ機の下部前側部分の側面断面図である。
同パチンコ機の揚上前第1通路部及びその周辺の背面図である。
同パチンコ機の下部前側部分の平面断面図である。
同パチンコ機の図35におけるA-A,B-B,C-C断面図である。
同パチンコ機の球零れ防止手段の正面図である。
同パチンコ機の球零れ防止手段及びその周辺部における側面断面図である。
同パチンコ機の球零れ防止手段及びその周辺部における平面断面図で、(a)が開閉体を閉じた状態、(b)が開閉体を開いた状態を示している。
同パチンコ機の球送り動作を説明するための正面断面図である。
同パチンコ機の球送り動作を説明するための側面断面図である。
同パチンコ機の球送り発射動作に関する動作周期を示すタイムチャートである。
同パチンコ機の発射ハンドルの回転角度と発射強度との関係を示す図である。
同パチンコ機の可変抵抗値、発射ハンドルの回転角度、発射駆動手段に流れる電流値の各最小-最大範囲の対応関係を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係るパチンコ機の遊技球循環装置の概略構成(揚上後)を示す説明図である。
同パチンコ機の球送り発射ユニットの分解斜視図である。
同パチンコ機の球送り発射ユニットにおける開閉カバー部を外した状態)の正面図である。
本発明の第3の実施形態に係るパチンコ機の全体正面図である。
同パチンコ機の下部前側部分の平面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1~図44は、本発明をいわゆるスマートパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。ここで、スマートパチンコ機とは、内部に封入した遊技球を循環させて遊技に使用するもので、遊技者が保有する遊技球の数は遊技球数データとして内部で管理される。
【0009】
図1及び図2において、遊技機本体1は、外枠2と、この外枠2の前側に配置された前枠3とを備えている。前枠3は、左右方向一端側、例えば左端側に配置された上下方向の第1ヒンジ4を介して外枠2に開閉自在及び着脱自在に枢着されており、左右方向における第1ヒンジ4と反対側、例えば右端側に設けられた施錠手段5によって外枠2に対して閉状態で施錠可能となっている。
【0010】
前枠3は、内枠6と、その内枠6の前側に配置された前扉7とを備えている。前扉7は、左右方向一端側、例えば左端側に配置された上下方向の第2ヒンジ8を介して内枠6に開閉自在及び着脱自在に枢着されており、施錠手段5によって内枠6に対して閉状態で施錠可能となっている。なお、第1ヒンジ4と第2ヒンジ8とは例えば同一軸心となるように配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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