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公開番号2024137919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2024046963
出願日2024-03-22
発明の名称管楽器ホルダ及び適合キャリア装置
出願人ヤンチッチ,シルヴィン エム.
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G10G 5/00 20060101AFI20240927BHJP(楽器;音響)
要約【課題】公知のキャリア装置に固定するトランペット、コルネット及びトロンボーンまたはフレンチホルンなどの管楽器用の管楽器ホルダを提供する。
【解決手段】楽器を持ち運ぶためのキャリア装置1のアダプタ要素11に固定可能であるかまたは固定されている管楽器ホルダであって、距離補正バー23と、距離補正バー上で直線的に移動可能かつ固定可能な楽器受け台20とを備える。距離補正バーは、ドラムクロージャ、スプリング、ドラム26、作動ボタンを備えた押しボタンプランジャ及びドラムクロージャ本体によって形成される枢動機構によって様々な固定可能位置に移動させることができ、キャリア装置に対する管楽器ホルダの連続的な直線変位と相対的な枢動とが可能になる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
キャリア装置(1)のアダプタ要素(11)に固定可能であるか、または固定されている、管楽器ホルダ(2)であって、距離補正バー(23)と、前記距離補正バー上で直線的に移動可能かつ固定可能な楽器受け台(20)とを備え、前記管楽器ホルダ上に管楽器を配置することができる、前記管楽器ホルダであって、前記距離補正バーは、枢動機構によって様々な固定可能位置に移動させることができ、前記キャリア装置(1)に対して、定められた固定角度(α)を形成する、前記管楽器ホルダにおいて、
前記楽器受け台(20)は、前記距離補正バー(23)の長手方向軸に沿って直線的に移動可能かつ固定可能に取り付けられており、
前記距離補正バー(23)のそばにある前記枢動機構は、ドラムクロージャ(24)、スプリング(25)、ドラム(26)、作動ボタン(272)を備えた押しボタンプランジャ(27)、及びドラムクロージャ本体(28)によって形成されており、
前記ドラム(26)は、固定ラグ(261)を有し、それによって前記アダプタ要素(11)に固定されるか、または前記アダプタ要素(11)に固定可能であり、
前記ドラム(26)は内側歯を備えた内面(260)を有し、前記押しボタンプランジャ(27)は外側戻り止め歯(270)を有しており、その結果、前記距離補正バー(23)の相対的な枢動が、ドラム軸(T)周りの、前記内側歯に対する、またはそれぞれ前記ドラム(26)及び前記固定ラグ(261)に対する、ならびにそれによって前記キャリア装置(1)に対する、前記定められた固定角度(α)だけ可能である、
ことを特徴とする、
前記管楽器ホルダ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記楽器受け台(20)は、トンネルの周囲に沿って壁厚が変化するガイドトンネル(201)と、トンネル外面(2011)とを備え、前記トンネル外面(2011)を介して、固定接続部品(21)が、その内面が前記ガイドトンネル(201)を部分的に取り囲んだ状態で、部分的に変位可能であり、前記距離補正バー(23)の前記長手方向軸を中心とした前記固定接続部品(21)の回転により、前記固定接続部品(21)と前記ガイドトンネル(201)との前記距離補正バー(23)への圧入が達成され得、それによって前記距離補正バー(23)上での前記楽器受け台(20)の連続した直線的な固定が達成され得る、請求項1に記載の管楽器ホルダ(2)。
【請求項3】
前記固定接続部品(21)の前記内面には、前記ガイドトンネル(201)を介して前記固定接続部品(21)を押すと、前記トンネル外面(2011)上のチャネルを通って環状溝(N)内にガイドされる接続部品スタッド(210)が形成されており、前記固定接続部品(21)と前記楽器受け台(20)とが、安全な様式で相互に取り外し可能にかつ回転可能に接続される、請求項2に記載の管楽器ホルダ(2)。
【請求項4】
前記距離補正バー(23)は、その長手方向軸に沿って少なくとも1つの長手方向溝(230)を有し、特に好ましくは少なくとも2つの長手方向溝(230)を有し、それに応じて、前記ガイドトンネル(201)の内部には、少なくとも1つのカム(2010)が前記ガイドトンネル(201)内に突出して配置される、請求項2または請求項3のうちの1項に記載の管楽器ホルダ(2)。
【請求項5】
前記楽器受け台(20)は、両側に載置ウイング(2000)を形成または固定した載置本体(200)を有する、先行請求項のうちの1項に記載の管楽器ホルダ(2)。
【請求項6】
前記押しボタンプランジャ(27)が、前記ドラム軸(T)の方向に、前記ドラムクロージャ本体(28)のクロージャ本体凹部(281)を通って前記ドラム(26)の前記内部に、少なくとも部分的に突出するように、作動可能に配置される、先行請求項のうちの1項に記載の管楽器ホルダ(2)。
【請求項7】
前記距離補正バー(23)が、前記ドラムクロージャ(24)及び/または前記ドラムクロージャ本体(28)に、前記距離補正バー(23)の一端にあるプレートによって、直接的または間接的に、取り外し可能に固定される、先行請求項のうちの1項に記載の管楽器ホルダ(2)。
【請求項8】
前記ドラムクロージャ(24)に、少なくとも1つの固定穴(242)が凹設されており、及び/または前記ドラムクロージャ本体(28)に、少なくとも1つの穴(283)が凹設されており、その穴に前記距離補正バー(23)を固定するためのネジが導入される、請求項7に記載の管楽器ホルダ(2)。
【請求項9】
前記距離補正バー(23)は、前記ドラムクロージャ(24)及び/又は前記ドラムクロージャ本体(28)に形成されている、請求項1~6のうちの1項に記載の管楽器ホルダ(2)。
【請求項10】
前記ドラムクロージャ(24)が中央スプリングマウント(240)を有し、前記押しボタンプランジャ(27)が中央スプリング凹部(271)を有し、設置状態では、前記ドラム(26)を横断する前記スプリング(25)が取り付けられる、先行請求項のうちの1項に記載の管楽器ホルダ(2)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、キャリア装置のアダプタ要素に固定可能であるか、または固定されている、管楽器ホルダであって、距離補正バーと、その距離補正バー上で直線的に移動可能かつ固定可能な楽器受け台とを備え、その管楽器ホルダ上に管楽器を配置することができる、管楽器ホルダであって、距離補正バーは、枢動機構によって様々な固定可能位置に移動させることができ、キャリア装置、及びY字型フレームとしてのキャリア装置に対して、定められた固定角度を形成する、管楽器ホルダについて説明する。
続きを表示(約 2,200 文字)【0002】
先行技術
ここではトランペットを例に取り、キャリア装置及び管楽器ホルダについて説明する。トランペットは、ミュージシャンが楽器の典型的な音を出すことができるように、実際のトランペットを形成するいくつかのコンポーネントで構成されている。
【0003】
通常、トランペットを演奏するのに必要なのは片手だけである。ほとんどの場合、片手でバルブが操作され、その間、もう一方の手が、トランペットのベルとマウスピースとの間にある中央のバルブハウジングの領域でトランペットを保持する。トランペット奏者の右手は、ピッチを変更するためにバルブを動さなければならない。このような動きには、様々なバルブの組み合わせの間を素早く、正確に変えることを可能にするために、正確さと速さが求められる。左手でトランペット全体を保持して安定させるので、ミュージシャンは、様々な音及びピッチで演奏するために、右手の指をより自由に、より速く動かすことができる。
【0004】
より長時間リラックスして演奏できるように、ミュージシャンの身体に巻き付けられ、トランペットを身体にしっかりと固定する、ストラップまたはハーネスといったトランペット用の取り付け具が使用され得る。これは、例えば、長時間のコンサートまたはリハーサルで演奏するマーチングバンドまたはオーケストラミュージシャンなど、トランペットを長時間持ち運ぶ必要があるミュージシャンにとって特に便利である。
【0005】
トランペットストラップなどのキャリア装置は、一般に、ミュージシャンの首または肩の周りに配置される調節可能なバンドまたはコードで構成されている。ストラップのもう一方の端は、バルブハウジング下のループまたはリングのいずれかでトランペットに固定される。それによって、ミュージシャンは、トランペットの重量を肩または首の周りに分散させることができ、そのため、長時間演奏する場合には特に役立つ。
【0006】
トランペットハーネスまたはトランペットキャリアストラップは、ミュージシャンの肩と背中にかけてリュックサックのように持ち運ぶ、さらなるタイプのキャリア装置である。ハーネスは、トランペットに固定され、ミュージシャンの肩にかかる楽器の重量を分散させる、調節可能なストラップで構成されている。一部のハーネスモデルにはチェストサポートが付いており、追加の支えを提供し、トランペットの重量をさらに分散させる。ストラップまたはハーネスの使用は、トランペットを保持している間に生じる筋肉のストレス及び疲労の軽減に寄与し得る。したがって、例えばマーチングバンドまたはストリートミュージシャンなど、長時間の演奏、または移動を行うミュージシャンにとって特に有用であり得る。
【0007】
WO205259には、ネックループと、それに固定されたチェストプレートと、枢動可能アームとを有する管楽器ホルダであって、枢動可能アームが、本体及びチェストプレートに対して所定の角度でバランスビームに固定され保持されることが可能である、管楽器ホルダが示されている。枢動可能アームの外端には、バルブハウジングの領域でトランペット、トロンボーン、またはフレンチホルンの管を支持するための管軸受が設けられている。WO205259による構成では、ミュージシャンやその楽器の違いに合わせて、ほとんど変えることのできない調節が可能である。管楽器ホルダは、いくつかのコンポーネントを有しているが、十分に多用途かつ簡単な方法で調節することができず、あまり精密ではないようである。
【0008】
さらなる管楽器ホルダがUS2005145094に示されており、好ましくはホルン用であり、より複雑なショルダーホルダを有しており、全体として非常に安定した方法で具体化され、2つの直線状可動チューブスペーサーを備える。2つのチューブスペーサー間の定義された角度約90°で、ホルンは、垂直に延びるチューブにネジ接続によって固定されており、ホルンをミュージシャンまたはミュージシャンの口に対して様々な距離に配置することができ、楽器から両手さえも離すことができる。この管楽器ホルダは非常に安定しており、複数のコンポーネントを備えており、楽器の角度は可変ではない。しかしながら、構造全体はかなりかさばり、重く、今日の設計要件にとっては不利である。もちろん、このような楽器付属品の製造コストも考慮する必要があり、顧客による除外基準に至る可能性がある。
【0009】
サクソフォンまたはクラリネットなどの管楽器は形状が異なるため、そのようなサクソフォンまたはクラリネットのホルダは使いにくい場合がある。
【発明の概要】
【0010】
本発明は、トランペット、コルネット、及びトロンボーンまたはフレンチホルンなどの他の楽器用の管楽器ホルダを作成することを目的とする。このホルダは、可能な限り少ないコンポーネントから、精密で軽量であるように製造され、今日の設計要件にかなう最高の堅牢性を備えている。管楽器ホルダは、公知のキャリア装置に固定することができ、その結果、キャリア装置、したがって使用者に対する管楽器ホルダの連続的な直線変位及び相対的な枢動が可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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