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公開番号2024089464
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204845
出願日2022-12-21
発明の名称硬化性組成物および硬化物
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類C08F 290/04 20060101AFI20240626BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】圧縮永久歪と、破断時伸びと、に優れる硬化物を提供し得る、硬化性組成物を提供する。
【解決手段】本発明の一態様に係る硬化性組成物は、1分子当たり平均して1.8個以上の(メタ)アクリロイル基を分子の末端に有する(メタ)アクリル系重合体(A)と、1分子当たり平均して0.8~1.0個の(メタ)アクリロイル基を分子の一方の末端に有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、多官能(メタ)アクリルモノマー(C)と、ラジカル開始剤(D)と、を含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
1分子当たり平均して1.8個以上の(メタ)アクリロイル基を分子の末端に有する(メタ)アクリル系重合体(A)と、
1分子当たり平均して0.8~1.0個の(メタ)アクリロイル基を分子の一方の末端に有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、
多官能(メタ)アクリルモノマー(C)と、
ラジカル開始剤(D)と、
を含有する硬化性組成物。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
前記(メタ)アクリル系重合体(A)および前記(メタ)アクリル系重合体(B)の少なくともいずれか一方の分子量分布(Mw/Mn)が1.8以下である、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項3】
前記(メタ)アクリル系重合体(A)は、ポリ(アクリル酸n-ブチル/アクリル酸エチル/アクリル酸2-メトキシエチル)共重合体である、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項4】
前記(メタ)アクリル系重合体(B)は、ポリ(アクリル酸n-ブチル)である、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項5】
前記(メタ)アクリル系重合体(A)100重量部に対して、前記(メタ)アクリル系重合体(B)を5~50重量部含有する、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項6】
前記(メタ)アクリル系重合体(A)100重量部に対し、前記多官能(メタ)アクリルモノマー(C)を0.5~2.0重量部含有する、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項7】
前記多官能(メタ)アクリルモノマー(C)は、1分子当たり平均して2.5~3.5個の(メタ)アクリロイル基を有する、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項8】
前記ラジカル開始剤(D)は、光ラジカル開始剤である、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項9】
さらに、酸化防止剤(E)を含有する、請求項1に記載の硬化性組成物。
【請求項10】
さらに、単官能(メタ)アクリルモノマー(F)を含有する、請求項1に記載の硬化性組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化性組成物および硬化物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ゴム材料は、建築、自動車等様々な分野において、接着剤、シール材および封止材等として利用されている。
【0003】
このようなゴム材料に好適なものとして、これまでに末端に(メタ)アクリロイル基を有し、主鎖がリビングラジカル重合により得られる(メタ)アクリル系重合体およびそれらを用いた硬化性組成物について報告されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-147616号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述のような従来技術では、硬化性組成物を硬化させて得られる硬化物において、優れた圧縮永久歪と、破断時伸びと、を両立することが困難であり、この観点から改善の余地があった。
【0006】
上記のような状況にあって、本発明の一態様は、圧縮永久歪と、破断時伸びと、に優れる硬化物を提供し得る、硬化性組成物を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る硬化性組成物は、1分子当たり平均して1.8個以上の(メタ)アクリロイル基を分子の末端に有する(メタ)アクリル系重合体(A)と、1分子当たり平均して0.8~1.0個の(メタ)アクリロイル基を分子の一方の末端に有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、多官能(メタ)アクリルモノマー(C)と、ラジカル開始剤(D)と、を含有する硬化性組成物である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様によれば、圧縮永久歪と、破断時伸びと、に優れる硬化物を提供し得る、硬化性組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態について、以下に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、本明細書において特記しない限り、数値範囲を表す「A~B」は、「A以上、B以下」を意味する。本明細書において、「(メタ)アクリル」とは、アクリルおよび/またはメタクリルを意味する。
【0010】
〔1.硬化性組成物〕
本発明の一実施形態に係る硬化性組成物(以下、「本硬化性組成物」と称する場合がある)は、1分子当たり平均して1.8個以上の(メタ)アクリロイル基を分子の末端に有する(メタ)アクリル系重合体(A)と、1分子当たり平均して0.8~1.0個の(メタ)アクリロイル基を分子の一方の末端に有する(メタ)アクリル系重合体(B)と、多官能(メタ)アクリルモノマー(C)と、ラジカル開始剤(D)と、を含有する。
(【0011】以降は省略されています)

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