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公開番号2024083164
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197529
出願日2022-12-09
発明の名称風力発電装置のメンテナンスシステム
出願人株式会社ブリヂストン
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類F03D 17/00 20160101AFI20240613BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】風力発電装置の予防保全、及び異常発生時の迅速な対応を可能にする。
【解決手段】風力発電装置のメンテナンスシステム10は、弾性材料を用いて中空に形成された浮体14を有する支持部16にタワー18が立設されタワー18に設けられた風車20の回転力を受けて発電する風力発電装置のメンテナンスシステムであって、浮体14に設けられ、浮体14が受けた外力を見積もるための外力センサ22と、外力センサ22からのデータと浮体14が受けた紫外線暴露量とから浮体14の劣化状況を予測し、外力センサ22からのデータと浮体14の撮影データとから浮体14の異常を検出する制御部24と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
弾性材料を用いて中空に形成された浮体を有する支持にタワーが立設され前記タワーに設けられた風車の回転力を受けて発電する風力発電装置のメンテナンスシステムであって、
前記浮体に設けられ、前記浮体が受けた外力を見積もるための外力センサと、
前記外力センサからのデータと前記浮体が受けた紫外線暴露量とから前記浮体の劣化状況を予測し、前記外力センサからのデータと前記浮体の撮影データとから前記浮体の異常を検出する制御部と、
を有する風力発電装置のメンテナンスシステム。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記外力センサは、前記浮体の内圧を検知する圧力センサ、及び前記浮体に設けられた加速度センサの少なくとも一方である、請求項1に記載の風力発電装置のメンテナンスシステム。
【請求項3】
前記外力センサとして、前記浮体に設けられたひずみセンサを更に有する、請求項2に記載の風力発電装置のメンテナンスシステム。
【請求項4】
前記紫外線暴露量として、紫外線センサからのデータ又は気象データを利用する、請求項1に記載の風力発電装置のメンテナンスシステム。
【請求項5】
前記撮影データは、前記風力発電装置に設けられたカメラ、人工衛星のカメラ及びドローンカメラの少なくとも1つから得る請求項1に記載の風力発電装置のメンテナンスシステム。
【請求項6】
前記制御部は、前記浮体の劣化状況及び前記浮体の異常をメンテナンス当事者へ連絡する請求項1~請求項5の何れか1項に記載の風力発電装置のメンテナンスシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、風力発電装置のメンテナンスシステムに係り、特に浮体式洋上風力発電装置のメンテナンスシステムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
風力発電装置として、例えば、特許文献1に記載の浮体式洋上風力発電装置がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国特許第110080952号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洋上風力発電装置は、陸上風力発電装置と比べて効率的な発電や風車の大型化が可能であり、実用化が進んでいる。特に浮体式洋上風力発電装置においては、着床式洋上風力発電のような水深の制限がなく、特に日本のような海洋国においては非常に高いポテンシャルを持った再生可能エネルギーとして注目されている。
【0005】
しかしながら、浮体式の場合、設置場所が沿岸から遠いこともあり、適切なメンテナンス頻度を割り出すことが難しく、また異常発生時における迅速な対応が難しい。また、ドローンによる画像診断を活用したメンテナンス技術が低床されているが、画像解析だけでは正確な診断が難しい。
【0006】
本発明は、風力発電装置の予防保全、及び異常発生時の迅速な対応を可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様に係る風力発電装置のメンテナンスシステムは、弾性材料を用いて中空に形成された浮体を有する支持にタワーが立設され前記タワーに設けられた風車の回転力を受けて発電する風力発電装置のメンテナンスシステムであって、前記浮体に設けられ、前記浮体が受けた外力を見積もるための外力センサと、前記外力センサからのデータと前記浮体が受けた紫外線暴露量とから前記浮体の劣化状況を予測し、前記外力センサからのデータと前記浮体の撮影データとから前記浮体の異常を検出する制御部と、を有する。
【0008】
この風力発電装置のメンテナンスシステムでは、弾性材料を用いた浮体の劣化状況を、浮体に設けられた外力センサからのデータと、浮体が受けた紫外線暴露量とからリアルタイムで予測できる。浮体の最適な交換タイミングが分かるので、予防保全が可能である。したがって、設備に異常が発生するリスクを低減できる。
【0009】
また、外力センサからのデータと浮体の撮影データとから、浮体の異常を検出できるので、異常に対して迅速に対応することができる。
【0010】
第2の態様は、第1の態様に係る風力発電装置のメンテナンスシステムにおいて、前記外力センサが、前記浮体の内圧を検知する圧力センサ、及び前記浮体に設けられた加速度センサの少なくとも一方である。
(【0011】以降は省略されています)

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