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公開番号2024080523
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2022193800
出願日2022-12-02
発明の名称車両側部構造
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20240606BHJP(車両一般)
要約【課題】スライドドアのロアヒンジが、側面視でバッテリとオーバーラップする位置に配置されていても、車両の側面衝突時に、そのロアヒンジがバッテリに干渉するのを抑制できる車両側部構造を得る。
【解決手段】車両のフロアパネルの車両下方側に配置されたバッテリ80と、車両の側部を開閉するスライドドア20の下部に設けられ、スライドドア20を車両前後方向にスライド可能に支持するとともに、スライドドア20の閉状態で、少なくとも車幅方向内側部分40が、側面視でバッテリ80とオーバーラップする位置に配置されるロアヒンジ30と、を備えた車両側部構造10であって、スライドドア20の閉状態で、ロアヒンジ30の車幅方向内側部分40が車幅方向で対向するバッテリ80の一部に、ロアヒンジ30の車幅方向内側部分40の少なくとも一部が挿入可能な大きさの凹部84を形成する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車両のフロアパネルの車両下方側に配置されたバッテリと、
前記車両の側部を開閉するスライドドアの下部に設けられ、前記スライドドアを車両前後方向にスライド可能に支持するとともに、前記スライドドアの閉状態で、少なくとも車幅方向内側部分が、側面視で前記バッテリとオーバーラップする位置に配置されるロアヒンジと、
を備え、
前記スライドドアの閉状態で、前記ロアヒンジの前記車幅方向内側部分が車幅方向で対向する前記バッテリの一部に、前記ロアヒンジの前記車幅方向内側部分の少なくとも一部が挿入可能な大きさの凹部が形成されている車両側部構造。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記凹部における底面の高さは、前記ロアヒンジの下面の高さ以下とされている請求項1に記載の車両側部構造。
【請求項3】
前記凹部を埋めるように該凹部に衝撃吸収部材が嵌められている請求項2に記載の車両側部構造。
【請求項4】
前記衝撃吸収部材の上面には、車幅方向に沿った複数のリブが形成されている請求項3に記載の車両側部構造。
【請求項5】
前記バッテリは、バッテリケースに収容されている請求項1~請求項4の何れか1項に記載の車両側部構造。
【請求項6】
前記バッテリケースに、前記凹部に対応した凹部が形成されている請求項5に記載の車両側部構造。
【請求項7】
車両のフロアパネルの車両下方側に配置されたバッテリケースと、
前記車両の側部を開閉するスライドドアの下部に設けられ、前記スライドドアを車両前後方向にスライド可能に支持するとともに、前記スライドドアの閉状態で、少なくとも車幅方向内側部分が、側面視で前記バッテリケースとオーバーラップする位置に配置されるロアヒンジと、
を備え、
前記スライドドアの閉状態で、前記ロアヒンジの前記車幅方向内側部分が車幅方向で対向する前記バッテリケースの一部に、前記ロアヒンジの前記車幅方向内側部分の少なくとも一部が挿入可能な大きさの凹部が形成されている車両側部構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両側部構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
フロアパネルの車両下方側に複数の電池セルからなる電池スタックを収容したバッテリケースが配置され、左右の両側部を開閉するスライドドアが設けられた車両は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。この車両では、スライドドアの下部に取り付けられて、スライドドアを車両前後方向にスライド可能に支持するロアヒンジが、バッテリケースよりも車両上方側に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-214314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、車内の空間を広げるために、閉状態のスライドドアのロアヒンジが、側面視でバッテリケースの周壁における側部とオーバーラップする位置に配置される場合があり、この場合には、ロアヒンジの少なくとも車幅方向内側端部が、バッテリケースの側部と車幅方向で対向する。そのため、車両が側面衝突してロアヒンジが車幅方向内側へ変位すると、ロアヒンジの少なくとも車幅方向内側端部が、バッテリケースに干渉し(当たり)、そのバッテリケース、更にはバッテリケースに収容されているバッテリとしての電池スタック(電池セル)を破損させてしまうおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、スライドドアのロアヒンジが、側面視でバッテリ又はバッテリケースとオーバーラップする位置に配置されていても、車両の側面衝突時に、そのロアヒンジがバッテリ又はバッテリケースに干渉するのを抑制できる車両側部構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明に係る第1の態様の車両側部構造は、車両のフロアパネルの車両下方側に配置されたバッテリと、前記車両の側部を開閉するスライドドアの下部に設けられ、前記スライドドアを車両前後方向にスライド可能に支持するとともに、前記スライドドアの閉状態で、少なくとも車幅方向内側部分が、側面視で前記バッテリとオーバーラップする位置に配置されるロアヒンジと、を備え、前記スライドドアの閉状態で、前記ロアヒンジの前記車幅方向内側部分が車幅方向で対向する前記バッテリの一部に、前記ロアヒンジの前記車幅方向内側部分の少なくとも一部が挿入可能な大きさの凹部が形成されている。
【0007】
第1の態様の発明によれば、スライドドアの閉状態で、スライドドアのロアヒンジの車幅方向内側部分が車幅方向で対向するバッテリの一部に、そのロアヒンジの車幅方向内側部分の少なくとも一部が挿入可能な大きさの凹部が形成されている。したがって、車両が側面衝突して、スライドドアのロアヒンジが車幅方向内側へ変位した際、そのロアヒンジの車幅方向内側部分の少なくとも一部は、凹部内に収容される。つまり、スライドドアのロアヒンジの車幅方向内側部分の少なくとも一部は、バッテリに干渉し難くなる(当たり難くなる)。このように、本発明によれば、スライドドアのロアヒンジ(車幅方向内側部分)が、側面視でバッテリとオーバーラップする位置に配置されていても、車両の側面衝突時に、そのロアヒンジ(車幅方向内側部分)がバッテリに干渉するのが抑制される。
【0008】
また、本発明に係る第2の態様の車両側部構造は、第1の態様の車両側部構造であって、前記凹部における底面の高さは、前記ロアヒンジの下面の高さ以下とされている。
【0009】
第2の態様の発明によれば、バッテリの一部に形成されている凹部における底面の高さが、ロアヒンジの下面の高さ以下とされている。したがって、車両が側面衝突して、スライドドアのロアヒンジが車幅方向内側へ変位した際、そのロアヒンジの車幅方向内側部分の少なくとも一部は、凹部内に確実に収容され、ロアヒンジの車幅方向内側部分からバッテリへ衝突荷重が伝達され難くなる。
【0010】
また、本発明に係る第3の態様の車両側部構造は、第2の態様の車両側部構造であって、前記凹部を埋めるように該凹部に衝撃吸収部材が嵌められている。
(【0011】以降は省略されています)

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