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公開番号2024072235
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-27
出願番号2023069124
出願日2023-04-20
発明の名称水力発電設備の事故判断方法
出願人中国長江電力股ふん有限公司
代理人弁理士法人ATEN
主分類F03B 15/18 20060101AFI20240520BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】人力に頼る事故判断や困難な総合分析や難しい事故の早期警告や長い判断周期や遅い決断などの問題を解決し、事故の知的な判断を実現するための水力発電設備の事故判断方法を提供する。
【解決手段】水力発電設備の事故判断方法は、(S1)特徴信号と結果信号とを定義し、中枢信号ベースと特徴信号ベースを設定することと、(S2)事故判定類別を定義して事故判定論法を設定し、前記事故判定類別は、懐疑事故と確定事故と正確な作動事故とを含めることと、(S3)事故判定規則を設定することと、(S4)規則の例示化を行うことと、(S5)規則を実行して事故の監視と判断を完了すること、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水力発電設備の事故判断方法であって、
(S1)特徴信号と結果信号とを定義し、中枢信号ベースと特徴信号ベースを設定することと、
(S2)事故判断類別を定義することと、
(S3)S2の事故判断類別を判断するために事故判断規則を設定することと、
(S4)規則の例示化を行うことと、
(S5)規則を実行して事故の監視と判断を完了すること、
を備え、
前記S1において、前記特徴信号は事故が起こる前とその際の信号であり、前記結果信号は事故が起こった後の信号であり、前記特徴信号ベースは各事故の特徴信号を管理するために用いられ、前記中枢信号ベースは各事故の特徴信号及び結果信号を管理するために用いられ、
前記S2において、前記事故判断類別は、少なくとも懐疑事故と確定事故と正確な作動事故という3つの類型を含めることを特徴とする水力発電設備の事故判断方法。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記S2において、懐疑事故の定義は、前記特徴信号と前記結果信号のいずれかの発生を懐疑事故と判断し、
前記確定事故の定義は、同じ共有性の具わる特徴信号全体の発生を確定事故と判断し、
前記同じ共有性の具わる特徴信号の定義は、同一の事故に対して複数の監視システムを使う場合、同一のシステムで検出された信号を前記同じ共有性の具わる特徴信号とし、
前記正確な作動事故の定義は、前記同じ共有性の具わる特徴信号と結果信号全体が発生し、且つ特徴信号の後ろに結果信号の発生を正確な作動事故と判断することを特徴とする請求項1に記載の水力発電設備の事故判断方法。
【請求項3】
前記S3において、XML言語とJavaプログラミング言語で前記S2の事故判断の論理的な規則を実現し、当該規則は、本方法中の事故判断の通用規則として、各事故判断規則を複製して設定することを特徴とする請求項1に記載の水力発電設備の事故判断方法。
【請求項4】
前記S4において、事故毎に一つの規則を設定して、特徴信号ベース及び中枢信号ベース中の同事故の監視点に対してそれの特徴信号をそれの結果信号の監視点と照合させることで、事故規則を例示化することを特徴とする請求項1に記載の水力発電設備の事故判断方法。
【請求項5】
前記S5において、信号の蓄積による誤判定を避けるために、各事故信号の統計時間が定義され且つ同事故のために設定された予想持続時間より大きくなる場合は、前の事故判断の実行を完了し、信号処理の作業量を軽減するように例示時間を定義し、その時間の長さの信号リストを一回規則として信号ユニットを取得して一回規則を実行し、水力発電所全体の事故規則の設定及び例示化を完了することを特徴とする請求項1に記載の水力発電設備の事故判断方法。
【請求項6】
規則は、監視点の信号リスト情報をリアルタイムで取得して事故判断を行って事故判断の結果を出力し、且つ例示化された全ての規則を同時に監視して水力発電所全体の事故監視を実現することを特徴とする請求項1に記載の水力発電設備の事故判断方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水力発電故障を検出するという技術分野に属し、特に水力発電設備の事故判断方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
水力発電所には水力タービンや発電機や変圧器などの多くの設備が稼働し、一旦事故が起これば、特に巨大な組立ユニットを備える水力発電所に対して機械停止及び停電を引き起こす場合、発電所の運転、送電網の安定性及び社会的な経済的発展に大きな影響を与える。現在、水力発電所の事故を判断する方法は、事故後の設備の記録とそれに関連する監視及び監視点の信号を調べることで異常な信号が記録されているかどうかを観察し、次いで異常な監視点とその信号の因果的及び時間的な関係を分析することで事故の種類、事故の原因、事故の経過及び事故の結果を判定し、最後に事故に対する判断に従って事故に対処する。このプロセス全体は、運転及び保全人員とそれらの経験に頼って判断を行う。
【0003】
この従来の方法は、設備の既存の信号実時間監視に基づいて総合分析と知的な判断を達成せず、設備事故の特性により初期段階で有効的な早期警告を提供できず、事故後迅速な判断、位置決め、原因分析及び事故決断を達成できない。従来の事故判断方法は、高い人件費及び時間費用、低い効率及び長い反応時間が原因で迅速な決断及び事故対処ができない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
背景技術に存在する技術的問題を鑑みて、本発明に提供された水力発電設備の事故判断方法は、人力に頼る事故判断や困難な総合分析や難しい事故の早期警告や長い判断周期や遅い決断などの問題を解決し、事故の知的な判断を実現する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の技術的問題を解決するために、本発明は、次の技術的解決策を採用する。
【0006】
水力発電設備の事故判断方法は、
(S1)特徴信号と結果信号とを定義し、中枢信号ベースと特徴信号ベースを設定することと、
(S2)事故判断類別を定義することと、
(S3)S2の事故判断類別を判断するために事故判断規則を設定することと、
(S4)規則の例示化を行うことと、
(S5)規則を実行して事故の監視と判断を完了すること、を備える。
【0007】
S1において、前記特徴信号は事故が起こる前と際の信号であり、前記結果信号は事故が起こった後の信号であり、前記特徴信号ベースは各事故の特徴信号を管理するために用いられ、前記中枢信号ベースは各事故の特徴信号及び結果信号を管理するために用いられる。
【0008】
S2において、前記事故判断類別は、少なくとも懐疑事故と確定事故と正確な作動事故という3つの類型を含める。
【0009】
好ましくは、S2において、懐疑事故の定義は、特徴信号と結果信号のいずれかの発生を懐疑事故と判断し、
確定事故の定義は、同じ共有性の具わる特徴信号全体の発生を確定事故と判断し、
前記同じ共有性の具わる特徴信号の定義は、同一の事故に対して複数の監視システムを使う場合、同一のシステムで検出された信号を同じ共有性の具わる特徴信号とし、
前記正確な作動事故の定義は、同じ共有性の具わる特徴信号と結果信号全体が発生し、且つ特徴信号の後ろに結果信号の発生を正確な作動事故と判断する。
【0010】
好ましくは、S3において、XML言語とJavaプログラミング言語でS2の事故判断の論理的な規則を実現し、この規則は、本方法中の事故判断の通用規則として、それぞれ複製されて各事故判断規則を設定する。
(【0011】以降は省略されています)

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