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公開番号2024016329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-07
出願番号2022118352
出願日2022-07-26
発明の名称ヘッドアップディスプレイ
出願人日本精機株式会社
代理人
主分類G02B 27/01 20060101AFI20240131BHJP(光学)
要約【課題】簡易に三次元的表示が可能なヘッドアップディスプレイを提供する。
【解決手段】本実施形態におけるヘッドアップディスプレイ1は、メイン表示光L1を出射するメイン表示器11と、反射面12a、13aと透過面12b、13bとを有し、メイン表示光L1を反射面12a、13aにおいてウインドシールド3に向かうように反射することによりメイン表示光L1を運転者4にウインドシールド3の前方でメイン虚像V1として視認させる反射鏡12、13と、サブ表示光L2、L3を透過面12b、13bを透過してウインドシールド3に向うように出射することにより、反射しサブ表示光L2、L3を運転者4にメイン虚像V1の後方でサブ虚像V2、V3として視認させるサブ表示器20、30と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
メイン表示光を出射するメイン表示器と、
第一反射面と、前記第一反射面と反対の面である第一透過面とを有し、前記メイン表示光を前記第一反射面において投影部材に向かうように反射することにより、前記投影部材で反射した前記メイン表示光を前記投影部材の後方に位置する視認者に前記投影部材の前方でメイン虚像として視認させる第一反射鏡と、
第一サブ表示光を前記第一透過面を透過して前記投影部材に向うように出射することにより、前記投影部材で反射した前記第一サブ表示光を前記視認者に前記投影部材の前方であって前記メイン虚像の後方で第一サブ虚像として視認させる第一サブ表示器と、を備えるヘッドアップディスプレイ。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記メイン表示器と前記第一反射鏡との間に配置され、第二反射面と、前記第二反射面と反対の面である第二透過面とを有し、前記メイン表示光を前記第二反射面において前記第一反射面に向かうように反射する第二反射鏡と、
第二サブ表示光を前記第二透過面を透過して前記第一反射面に向うように出射することにより、前記第一反射面及び前記投影部材で反射した前記第二サブ表示光を前記視認者に前記メイン虚像と前記第一サブ虚像との間で第二サブ虚像として視認させる第二サブ表示器と、を更に備える、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項3】
前記第二サブ表示器は、前記第一サブ虚像に比べて前記第二サブ虚像が前記メイン虚像の表示領域の中心側に配置されるように前記第二サブ表示光を出光する、請求項2記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項4】
前記第一サブ表示器又は前記第二サブ表示器は、前記第一サブ表示光又は前記第二サブ表示光の少なくとも一部の光路が前記メイン表示光の光路の外側に位置するように配置される、請求項2記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項5】
前記第一透過面は、透過領域と不透過領域とを有し、
前記第一サブ表示器は、前記透過領域を透過する光により前記第一サブ虚像の意匠に係る前記第一サブ表示光を形成する、請求項1記載のヘッドアップディスプレイ。
【請求項6】
前記第二透過面は、透過領域と不透過領域とを有し、
前記第二サブ表示器は、前記透過領域を透過する光により前記第二サブ虚像の意匠に係る前記第二サブ表示光を形成する、請求項2記載のヘッドアップディスプレイ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両用等のヘッドアップディスプレイに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
ヘッドアップディスプレイ(HUD、Head Up Display)は、走行に必要な情報を運転者が視認する実景と対応付けて直感的に把握できるように虚像として表示する。これにより、HUDは、運転者の視線方向を前方から逸らすことなく情報を視認させる。今日、表示に奥行き感を持たせることで、三次元的に表現できるHUDも知られている。例えば、左右の目にそれぞれ異なる画像を視認させ、裸眼のままで立体視を可能にする技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-050062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した技術は、左右の目に異なる表示光を入射させるために、高解像度の画像を形成することが求められる。このため、上述した技術には、大きなメモリ容量や高性能なGPU(Graphics Processing Unit)等が必要であることから部品コストが高く、コスト的な制約がある場合には、三次元的表示が可能なHUDを車両等に搭載することが困難であった。
【0005】
本開示はこのような事情を考慮してなされたもので、簡易に三次元的表示が可能なヘッドアップディスプレイを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示のヘッドアップディスプレイは、上述した課題を解決するために、メイン表示光を出射するメイン表示器と、第一反射面と、前記第一反射面と反対の面である第一透過面とを有し、前記メイン表示光を前記第一反射面において投影部材に向かうように反射することにより、前記投影部材で反射した前記メイン表示光を前記投影部材の後方に位置する視認者に前記投影部材の前方でメイン虚像として視認させる第一反射鏡と、第一サブ表示光を前記第一透過面を透過して前記投影部材に向うように出射することにより、前記投影部材で反射した前記第一サブ表示光を前記視認者に前記投影部材の前方であって前記メイン虚像の後方で第一サブ虚像として視認させる第一サブ表示器と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示のヘッドアップディスプレイにおいては、簡易に三次元的表示が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態におけるHUDのシステム構成例を示す図。
表示領域に表示される虚像の表示例を示す図。
HUDの装置構成を概念的に示す説明図。
平面鏡及び平面鏡側サブ表示器並びに凹面鏡及び凹面鏡側サブ表示器の装置構成を説明する図。
HUDの変形例としてのHUDの装置構成を概念的に示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示のヘッドアップディスプレイの実施形態を添付図面に基づいて説明する。本開示のヘッドアップディスプレイは、例えば自動車や二輪車等の車両や、船舶、農業機械、建設機械に搭載されるヘッドアップディスプレイに適用することができる。本実施形態においては、ヘッドアップディスプレイが車両に搭載され、車両から取得した各種情報等に基づいて所要の情報を表示するヘッドアップディスプレイである例を用いて説明する。
【0010】
図1は、本実施形態におけるHUD1のシステム構成例を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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