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公開番号2025133111
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2025053521,2024029538
出願日2025-03-27,2024-02-29
発明の名称プログラム、情報処理方法および情報処理装置
出願人株式会社カプコン
代理人個人
主分類A63F 13/69 20140101AFI20250903BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】ゲームの趣向性を高め、プレイヤがより楽しみやすいゲーム環境を提供する。
【解決手段】一時利用管理手段64は、第1プレイヤと関連付けられたオブジェクトを、第2プレイヤに利用させ得る。感染状態管理手段66は、前記第1オブジェクトの状態が感染状態である場合に、所定の確率で、または所定の条件を満たした場合に他の第2オブジェクトの状態を前記感染状態とする。感染段階管理手段68は、前記感染状態には複数の段階があり、ゲーム内の時間経過などに応じて前記感染状態の段階を変化させる。イベント管理手段70は、感染段階管理手段68で管理されている感染状態の段階が所定の条件を満たしている場合に、厄災イベントを実行するための処理を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
コンピュータを、
第１プレイヤと関連付けられた第１オブジェクトを第２プレイヤに利用させ得る利用手段と、
前記第１オブジェクトの状態が感染状態であり、前記第１オブジェクトを利用した前記第２プレイヤが当該感染状態ではない第２オブジェクトを保有しており、当該感染状態である前記第１オブジェクトおよび当該感染状態でない当該第２オブジェクトが同時に存在する状況において、所定の確率で、または所定の条件を満たした場合に、当該第２オブジェクトの状態を当該感染状態に変更する状態変化手段と、
前記感染状態には複数の段階があり、ゲーム内の時間経過に応じて前記感染状態の段階を変化させる段階変化手段と、
として機能させ、
前記段階変化手段は、時間経過に応じて、有利な効果を付与する段階から不利な効果を付与する段階に前記感染状態の段階を変化させる、
プログラム。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記段階変化手段は、時間経過に応じて、オブジェクトの外見を変更せず、有利な効果を付与する第１段階、オブジェクトの外見を変更し、有利な効果を付与する第２段階、オブジェクトの外見を変更し、不利な効果を付与する第３段階を少なくとも含む前記感染状態の段階を変化させる、
請求項１に記載のプログラム。
【請求項３】
前記感染状態の段階に応じて、前記感染状態のオブジェクトの会話または行動を変化させる段階示唆手段としてさらに機能させる、
請求項１に記載のプログラム。
【請求項４】
前記段階変化手段は、前記感染状態の前記第１オブジェクトが前記第２オブジェクトを前記感染状態とした場合、前記第１オブジェクトの前記感染状態の段階を低下させる、
請求項１に記載のプログラム。
【請求項５】
前記段階変化手段は、前記感染状態の前記第１オブジェクトが、死亡または戦闘不能となった場合、前記第１オブジェクトの前記感染状態の段階を低下させる、
請求項１に記載のプログラム。
【請求項６】
前記段階変化手段は、前記第２プレイヤが利用する前記第１オブジェクトが、前記感染状態の所定の段階であった場合、前記第１オブジェクトの前記感染状態の段階を調整する、
請求項１に記載のプログラム。
【請求項７】
前記段階変化手段は、前記第２プレイヤにより利用されたのちに前記第１プレイヤのもとに戻ってきた前記第１オブジェクトが、前記感染状態の所定の段階であった場合、前記第１オブジェクトの前記感染状態の段階を調整する、
請求項１に記載のプログラム。
【請求項８】
前記段階変化手段は、前記第２プレイヤが前記感染状態の段階が所定の段階のオブジェクトを保有しており、かつ前記第２プレイヤがゲーム内で所定の行動を行った場合に、前記第２プレイヤに不利な効果を付与する、
請求項１又は２に記載のプログラム。
【請求項９】
コンピュータが実行する情報処理方法であって、
第１プレイヤと関連付けられた第１オブジェクトを第２プレイヤに利用させ得る利用ステップと、
前記第１オブジェクトの状態が感染状態であり、前記第１オブジェクトを利用した前記第２プレイヤが当該感染状態ではない第２オブジェクトを保有しており、当該感染状態である前記第１オブジェクトおよび当該感染状態でない当該第２オブジェクトが同時に存在する状況において、所定の確率で、または所定の条件を満たした場合に、当該第２オブジェクトの状態を当該感染状態に変更する状態変化ステップと、
前記感染状態には複数の段階があり、ゲーム内の時間経過に応じて前記感染状態の段階を変化させる段階変化ステップと、
を含み、
前記段階変化ステップは、時間経過に応じて、有利な効果を付与する段階から不利な効果を付与する段階に前記感染状態の段階を変化させる、
情報処理方法。
【請求項１０】
第１プレイヤと関連付けられた第１オブジェクトを第２プレイヤに利用させ得る利用手段と、
前記第１オブジェクトの状態が感染状態であり、前記第１オブジェクトを利用した前記第２プレイヤが当該感染状態ではない第２オブジェクトを保有しており、当該感染状態である前記第１オブジェクトおよび当該感染状態でない当該第２オブジェクトが同時に存在する状況において、所定の確率で、または所定の条件を満たした場合に、当該第２オブジェクトの状態を当該感染状態に変更する状態変化手段と、
前記感染状態には複数の段階があり、ゲーム内の時間経過に応じて前記感染状態の段階を変化させる段階変化手段と、
を備え、
前記段階変化手段は、時間経過に応じて、有利な効果を付与する段階から不利な効果を付与する段階に前記感染状態の段階を変化させる、
情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、プログラム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
近年のゲームなどにおいて、ゲームの趣向性を高めることを目的に、例えば、プレイヤの操作キャラクタなどのゲームデータを一時的に他のプレイヤとの間で貸し借りできる機能が採用されることがある。例えば、特許文献１には、他のプレイヤとの交流において、モンスターにウイルスが感染するという思想が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００１－１２９２４３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ここで、上述の特許文献１では、単にモンスターにウイルスが感染し、有利または不利な効果を付与し、一定時間の経過によってもとに戻るというものである。しかしながら、このような仕様のみでは、ゲームの趣向性を高めるには不十分である。
【０００５】
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ゲームの趣向性を高め、プレイヤがより楽しみやすいゲーム環境を提供することを目的とする。
【０００６】
上記目的を達成するため、本開示の第１の側面は、
コンピュータを、
第１プレイヤと関連付けられた第１オブジェクトを、第２プレイヤに利用させ得る利用手段と、
前記第１オブジェクトの状態が感染状態である場合に、所定の確率で、または所定の条件を満たした場合に他の第２オブジェクトの状態を前記感染状態とする状態変化手段と、
前記感染状態には複数の段階があり、ゲーム内の時間経過に応じて前記感染状態の段階を変化させる段階変化手段と、
として機能させるプログラムである。
【０００７】
また第１の側面において、前記段階変化手段は、時間経過に応じて、オブジェクトの外見を変更せず、有利な効果を付与する第１段階、オブジェクトの外見を変更し、有利な効果を付与する第２段階、オブジェクトの外見を変更し、不利な効果を付与する第３段階を少なくとも含む前記感染状態の段階を変化させてもよい。
【０００８】
また第１の側面において、上述のプログラムは、前記感染状態の段階に応じて、前記感染状態のオブジェクトの会話または行動を変化させる段階示唆手段としてさらに機能させてもよい。
【０００９】
また第１の側面において、前記状態変化手段は、前記感染状態の前記第１オブジェクトと前記第２オブジェクトが同一の仮想空間に存在し、かつ所定の確率で、または所定の条件を満たした場合に、前記第２オブジェクトの状態を前記感染状態としてもよい。
【００１０】
また第１の側面において、前記段階変化手段は、前記感染状態の前記第１オブジェクトが前記第２オブジェクトを前記感染状態とした場合、前記第１オブジェクトの前記感染状態の段階を低下させてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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