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公開番号2025132824
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024030639
出願日2024-02-29
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06F 21/32 20130101AFI20250903BHJP(計算;計数)
要約【課題】生体情報から得られる特徴量について、本人のプライバシーをより効果的に保護する。
【解決手段】人物の生体情報を取得する。生体情報から抽出される特徴量の利用に関する人物の同意状態を示す同意情報を取得する。人物の生体情報から前記特徴量を抽出する。取得された同意情報に基づいて、特徴量の抽出及び利用のうち、少なくともいずれか一方を制限する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
人物の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報から抽出される特徴量の利用に関する前記人物の同意状態を示す同意情報を取得する同意情報取得手段と、
前記人物の生体情報から前記特徴量を抽出する抽出手段と、
前記同意情報取得手段により取得された同意情報に基づいて、前記特徴量の抽出及び利用のうち、少なくともいずれか一方を制限する制限手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記制限手段は、前記人物が特徴量の利用に非同意であることを前記同意情報が示している場合、前記抽出手段が前記特徴量を抽出しないよう制御することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項３】
前記抽出手段により抽出された特徴量と、前記同意情報取得手段により取得された同意情報とを関連付けて登録する登録手段を有し、
前記制限手段は、前記人物が特徴量の利用に非同意であることを前記同意情報が示している場合、前記登録手段が前記特徴量を登録しないように制御することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項４】
前記登録手段は、前記人物が特徴量の利用に非同意であることを前記同意情報が示している場合、前記人物の生体情報と前記同意情報とを関連付けて登録することを特徴とする請求項３に記載の情報処理装置。
【請求項５】
前記同意情報の変更指示を受け付ける受付手段を有し、
前記抽出手段は、前記同意情報が示す同意状態を非同意から同意に変更するための変更指示を前記受付手段が受け付けたことに応じて、前記同意情報に対応する人物の登録済み生体情報から特徴量を抽出することを特徴とする請求項４に記載の情報処理装置。
【請求項６】
前記登録手段は、前記生体情報取得手段により取得された生体情報と、前記同意情報取得手段により取得された同意情報と、前記抽出手段により抽出された特徴量とを関連付けて登録することを特徴とする請求項５に記載の情報処理装置。
【請求項７】
前記抽出手段により抽出された特徴量と予め登録された特徴量とを用いて照合処理を実行する照合手段を有し、
前記制限手段は、前記同意情報取得手段が取得した同意情報に応じて、前記照合手段による照合結果の利用を制限することを特徴とする請求項１に記載の情報処理装置。
【請求項８】
前記制限手段は、前記同意情報が同意を示していない人物に関する前記照合処理の結果が表示されないように制御することを特徴とする請求項７に記載の情報処理装置。
【請求項９】
撮像手段と、
前記照合手段による照合結果に基づいて前記撮像手段を制御する撮像制御手段と、を有し、
前記制限手段は、前記同意情報が同意を示していない人物のために前記撮像制御手段が前記撮像手段の制御を行わないように制御することを特徴とする請求項７に記載の情報処理装置。
【請求項１０】
前記撮像制御手段が行う制御は、フォーカス制御と露出制御のうち、少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項９に記載の情報処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
画像などのデータから学習したパラメータを用いて検出又は推定などの処理を行うＡＩ処理が知られている。ＡＩ処理は人間のような知的な処理や判断を行うことができるため、近年、様々な分野での応用が進んでいる。一方で、個人の情報（例えば、顔画像、指紋、虹彩等）を勝手にＡＩに利用することに対して制限を求める声もあり、ＡＩ処理の利用には一定の配慮が求められる。特に、ＡＩ処理の一つである生体認証は、用途によっては個人のプライバシーを侵害する恐れがあるため、使い方にはより一層の制限が求められる。特許文献１では、生体認証の対象者を登録する前に、個人の同意を取得する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１１９５４９号公報
【非特許文献】
【０００４】
Ｄｅｎｇ, Ｊｉａｎｋａｎｇ, ｅｔａｌ. “Ｒｅｔｉｎａｆａｃｅ：Ｓｉｎｇｌｅ－ｓｈｏｔｍｕｌｔｉ－ｌｅｖｅｌｆａｃｅｌｏｃａｌｉｓａｔｉｏｎｉｎｔｈｅｗｉｌｄ.” ＰｒｏｃｅｅｄｉｎｇｓｏｆｔｈｅＩＥＥＥ/ＣＶＦｃｏｎｆｅｒｅｎｃｅｏｎｃｏｍｐｕｔｅｒｖｉｓｉｏｎａｎｄｐａｔｔｅｒｎｒｅｃｏｇｎｉｔｉｏｎ. ２０２０．
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１には、顔画像の取得について事前に同意を得ることは記載されているものの、顔画像に代表される生体情報からの特徴量の抽出や、その特徴量の利用等については本人が同意していないにもかかわらず、それらが行われてしまう恐れがあった。
【０００６】
本発明は、生体情報から得られる特徴量について、本人のプライバシーをより効果的に保護できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本発明の目的を達成するために、例えば、一実施形態に係る情報処理装置は以下の構成を備える。すなわち、人物の生体情報を取得する生体情報取得手段と、前記生体情報から抽出される特徴量の利用に関する前記人物の同意状態を示す同意情報を取得する同意情報取得手段と、前記人物の生体情報から前記特徴量を抽出する抽出手段と、前記同意情報取得手段により取得された同意情報に基づいて、前記特徴量の抽出及び利用のうち、少なくともいずれか一方を制限する制限手段と、を有する。
【発明の効果】
【０００８】
生体情報から得られる特徴量について、本人のプライバシーをより効果的に保護できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施形態に係る情報処理装置を使用する状況について説明するための図。
実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図。
実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示すブロック図。
実施形態に係る情報処理装置による登録処理の一例を示すフローチャート。
実施形態に係る情報処理装置における登録辞書を説明するための図。
実施形態に係る情報処理装置による認証処理の一例を示すフローチャート。
実施形態に係る情報処理装置による出力画像の一例を示す図。
実施形態に係るシステム構成の一例を示す図。
実施形態に係る情報処理装置による出力処理の一例を示すフローチャート。
実施形態に係る装置間の登録辞書の比較について説明するための図。
実施形態に係るシステム構成の一例を示す図。
実施形態に係る情報処理装置の機能構成の一例を示すブロック図。
実施形態に係る情報処理装置における登録辞書を説明するための図。
実施形態に係る情報処理装置による同意条件について説明するための図。
実施形態に係る情報処理装置によるＡＩ処理の一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
（【００１１】以降は省略されています）

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