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公開番号2025125915
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-28
出願番号2024022184
出願日2024-02-16
発明の名称パワーコンディショナおよびその制御方法
出願人ダイヤゼブラ電機株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類H02J 7/35 20060101AFI20250821BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】電力システムにおけるパワーコンディショナにおいて、無駄な消費電力を削減する。
【解決手段】パワーコンディショナ10は、太陽電池20の出力を受け、系統電源50および負荷40に接続され、かつ、蓄電池31,33に接続される。パワーコンディショナ10において、制御部13は、ユーザの設定により蓄電池31,33の充電を指定された時間帯において、太陽電池20の出力がない状態で、蓄電池31,33の充電量が上限閾値に達している場合、インバータ回路12のスイッチング動作を停止させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
太陽電池の出力を受け、系統電源および負荷に接続され、かつ、蓄電池に接続されるパワーコンディショナであって、
直流電力と交流電力との変換を行うインバータ回路と、
少なくとも、前記インバータ回路を制御する制御部とを備え、
前記太陽電池または前記蓄電池から出力される直流電力を、前記インバータ回路によって交流電力に変換して、前記系統電源または前記負荷に出力し、かつ、前記系統電源から入力する交流電力を、前記インバータ回路によって直流電力に変換して、前記蓄電池に出力するものであり、
前記制御部は、
ユーザの設定により前記蓄電池の充電を指定された時間帯において、前記太陽電池の出力がない状態で、前記蓄電池の充電量が上限閾値に達している場合、前記インバータ回路のスイッチング動作を停止させる
パワーコンディショナ。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
太陽電池の出力を受け、系統電源および負荷に接続され、かつ、蓄電池に接続されるパワーコンディショナであって、
直流電力と交流電力との変換を行うインバータ回路と、
少なくとも、前記インバータ回路を制御する制御部とを備え、
前記太陽電池または前記蓄電池から出力される直流電力を、前記インバータ回路によって交流電力に変換して、前記系統電源または前記負荷に出力し、かつ、前記系統電源から入力する交流電力を、前記インバータ回路によって直流電力に変換して、前記蓄電池に出力するものであり、
前記制御部は、
ユーザの設定により前記蓄電池の放電を指定された時間帯において、前記太陽電池の出力がない状態で、前記蓄電池の充電量が下限閾値に達している場合、前記インバータ回路のスイッチング動作を停止させる
パワーコンディショナ。
【請求項3】
請求項1または2記載のパワーコンディショナにおいて、
前記蓄電池は、
定置蓄電池、または、V2H(Vehicle to Home)スタンドを介して前記パワーコンディショナに接続される車両蓄電池のうち、少なくともいずれか一方である
パワーコンディショナ。
【請求項4】
太陽電池の出力を受け、系統電源および負荷に接続され、かつ、蓄電池に接続されるパワーコンディショナの制御方法であって、
前記パワーコンディショナは、
直流電力と交流電力との変換を行うインバータ回路を備え、
前記太陽電池または前記蓄電池から出力される直流電力を、前記インバータ回路によって交流電力に変換して、前記系統電源または前記負荷に出力し、かつ、前記系統電源から入力する交流電力を、前記インバータ回路によって直流電力に変換して、前記蓄電池に出力するものであり、
前記制御方法は、
ユーザの設定により前記蓄電池の充電を指定された時間帯において、前記太陽電池の出力がない状態で、前記蓄電池の充電量が上限閾値に達している場合、前記インバータ回路のスイッチング動作を停止させるステップを備える
パワーコンディショナの制御方法。
【請求項5】
太陽電池の出力を受け、系統電源および負荷に接続され、かつ、蓄電池に接続されるパワーコンディショナの制御方法であって、
前記パワーコンディショナは、
直流電力と交流電力との変換を行うインバータ回路を備え、
前記太陽電池または前記蓄電池から出力される直流電力を、前記インバータ回路によって交流電力に変換して、前記系統電源または前記負荷に出力し、かつ、前記系統電源から入力する交流電力を、前記インバータ回路によって直流電力に変換して、前記蓄電池に出力するものであり、
前記制御方法は、
ユーザの設定により前記蓄電池の放電を指定された時間帯において、前記太陽電池の出力がない状態で、前記蓄電池の充電量が下限閾値に達している場合、前記インバータ回路のスイッチング動作を停止させるステップを備える
パワーコンディショナの制御方法。
【請求項6】
請求項4または5記載のパワーコンディショナの制御方法において、
前記蓄電池は、
定置蓄電池、または、V2H(Vehicle to Home)スタンドを介して前記パワーコンディショナに接続される車両蓄電池のうち、少なくともいずれか一方である
パワーコンディショナの制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、太陽電池の出力を受け、系統電源および負荷に接続され、かつ、蓄電池に接続されるパワーコンディショナに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1では、電力系統への逆潮流を回避しつつ、蓄電された電力を変換して確実に負荷に供給する充放電装置の構成が開示されている。特許文献1では、停電から復帰する場合に、制御ユニットの指令によりインバータを停止することが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-51909号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
パワーコンディショナは、直流電力と交流電力との変換を行うインバータ回路を備える。太陽電池の出力を受け、系統電源および負荷に接続され、かつ、蓄電池に接続されるパワーコンディショナにおいて、太陽電池の出力がなく、蓄電池が充放電動作を行わない場合でも、パワーコンディショナは、内部のDC電圧を維持している。この状況で、パワーコンディショナは、インバータ回路を動作させているため、これにより、インバータ回路やその駆動ICで、無駄な消費電力が発生してしまう。
【0005】
本発明では、太陽電池の出力を受け、系統電源および負荷に接続され、かつ、蓄電池に接続されるパワーコンディショナにおいて、無駄な消費電力を削減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様では、太陽電池の出力を受け、系統電源および負荷に接続され、かつ、蓄電池に接続されるパワーコンディショナであって、直流電力と交流電力との変換を行うインバータ回路と、少なくとも、前記インバータ回路を制御する制御部とを備え、前記太陽電池または前記蓄電池から出力される直流電力を、前記インバータ回路によって交流電力に変換して、前記系統電源または前記負荷に出力し、かつ、前記系統電源から入力する交流電力を、前記インバータ回路によって直流電力に変換して、前記蓄電池に出力するものであり、前記制御部は、ユーザの設定により前記蓄電池の充電を指定された時間帯において、前記太陽電池の出力がない状態で、前記蓄電池の充電量が上限閾値に達している場合、前記インバータ回路のスイッチング動作を停止させる。
【0007】
この構成によると、パワーコンディショナにおいて、制御部は、ユーザの設定により蓄電池の充電を指定された時間帯において、太陽電池の出力がない状態で、蓄電池の充電量が上限閾値に達している場合、インバータ回路のスイッチング動作を停止させる。これにより、蓄電池の充電が必要とされない状況において、インバータ回路のスイッチング動作を停止することができるので、パワーコンディショナにおいて、無駄な消費電力を削減することができる。
【0008】
また、本発明の態様では、太陽電池の出力を受け、系統電源および負荷に接続され、かつ、蓄電池に接続されるパワーコンディショナであって、直流電力と交流電力との変換を行うインバータ回路と、少なくとも、前記インバータ回路を制御する制御部とを備え、前記太陽電池または前記蓄電池から出力される直流電力を、前記インバータ回路によって交流電力に変換して、前記系統電源または前記負荷に出力し、かつ、前記系統電源から入力する交流電力を、前記インバータ回路によって直流電力に変換して、前記蓄電池に出力するものであり、前記制御部は、ユーザの設定により前記蓄電池の放電を指定された時間帯において、前記太陽電池の出力がない状態で、前記蓄電池の充電量が下限閾値に達している場合、前記インバータ回路のスイッチング動作を停止させる。
【0009】
この構成によると、パワーコンディショナにおいて、制御部は、ユーザの設定により蓄電池の放電を指定された時間帯において、太陽電池の出力がない状態で、蓄電池の充電量が下限閾値に達している場合、インバータ回路のスイッチング動作を停止させる。これにより、蓄電池の放電が必要とされない状況において、インバータ回路のスイッチング動作を停止することができるので、パワーコンディショナにおいて、無駄な消費電力を削減することができる。
【0010】
また、本発明の態様では、太陽電池の出力を受け、系統電源および負荷に接続され、かつ、蓄電池に接続されるパワーコンディショナの制御方法であって、前記パワーコンディショナは、直流電力と交流電力との変換を行うインバータ回路を備え、前記太陽電池または前記蓄電池から出力される直流電力を、前記インバータ回路によって交流電力に変換して、前記系統電源または前記負荷に出力し、かつ、前記系統電源から入力する交流電力を、前記インバータ回路によって直流電力に変換して、前記蓄電池に出力するものであり、前記制御方法は、ユーザの設定により前記蓄電池の充電を指定された時間帯において、前記太陽電池の出力がない状態で、前記蓄電池の充電量が上限閾値に達している場合、前記インバータ回路のスイッチング動作を停止させるステップを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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