TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025122532
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-21
出願番号2024018097
出願日2024-02-08
発明の名称レーザ装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類H01S 3/101 20060101AFI20250814BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】1つのレーザ光源から出射されるレーザビームをそれぞれ異なるファイバに任意のパワー比率で導光を可能とするレーザ装置を提供する。
【解決手段】レーザビームL1を出射するレーザ光源2と、レーザビームの入射位置に基づくパワー比率でレーザビームを分岐する回折光学素子3と、回折光学素子で分岐された複数のレーザビームL2A,L2Bをそれぞれ集光する複数の集光レンズ4A,4Bと、複数の集光レンズでそれぞれ集光されたレーザビームL3A,L3Bのファイバ入射側の端面に対する角度をそれぞれ変更する複数のプリズム5A,5Bと、複数のプリズムをそれぞれ透過したレーザビームL4A,L4Bをファイバ入射側の端面からそれぞれ入射させて伝送する複数のファイバ6A,6Bと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
レーザビームを出射するレーザ光源と、
前記レーザビームの入射位置に基づくパワー比率で前記レーザビームを分岐する回折光学素子と、
前記回折光学素子で分岐された複数のレーザビームをそれぞれ集光する複数の集光レンズと、
前記複数の集光レンズでそれぞれ集光されたレーザビームのファイバ入射側の端面に対する角度をそれぞれ変更する複数のプリズムと、
前記複数のプリズムをそれぞれ透過したレーザビームを前記ファイバ入射側の端面からそれぞれ入射させて伝送する複数のファイバと、を備えたレーザ装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記回折光学素子は、表面に、互いに異なる複数の回折格子パターンを備え、
前記回折光学素子を前記レーザビームの伝搬方向と交差する方向に移動させて、前記レーザビームの前記複数の回折格子パターンに対する入射位置を変更する駆動部をさらに備えた、請求項1に記載のレーザ装置。
【請求項3】
レーザ照射中の前記レーザビームの状態の変動を示す特性量を検出する検出部と、
前記検出部で検出された前記特性量に基づいて前記レーザビームのパワー比率ズレ量と焦点位置ズレ量とのうちの少なくとも一方を算出する演算部と、
前記演算部で算出された前記レーザビームの前記パワー比率ズレ量と前記焦点位置ズレ量とのうちの前記少なくとも一方を補正するように前記レーザ装置の光学部品の位置を移動制御する制御部とをさらに備えた、請求項2に記載のレーザ装置。
【請求項4】
前記演算部で前記パワー比率ズレ量が算出されたとき、前記レーザビームの前記パワー比率ズレ量の補正は、前記光学部品として前記回折光学素子の位置を移動させることにより行う、請求項3に記載のレーザ装置。
【請求項5】
前記演算部で前記焦点位置ズレ量が算出されたとき、前記レーザビームの前記焦点位置ズレ量の補正は、前記光学部品として、前記ファイバ入射側の端面の位置と前記集光レンズの位置とのうちの少なくとも一方を移動させることにより行う、請求項3に記載のレーザ装置。
【請求項6】
前記回折光学素子に入射する前記レーザビームのプロファイル形状を変更する光学系をさらに備えた、請求項1から5のいずれか一項に記載のレーザ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、レーザビームを出射するレーザ装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
レーザ光源から出射されるレーザビームを、例えば、光学素子を用いて分岐させ、それぞれ異なるファイバにレーザビームの導光を可能とする、ビームスイッチを有したレーザ装置がある。
【0003】
ビームスイッチは、例えば、複数ラインあるような生産設備において、必要なレーザ光源数の抑制につながることから、設備導入コストの削減等に効果がある。また、例えば、ファイバが何らかの影響で損傷した場合でも、ビームスイッチがあることでレーザ光源に直接影響を与えるリスクを抑えることができる。
【0004】
1つのレーザ光源から出射されるレーザビームを複数ファイバのうちいずれか1つのファイバ、あるいは複数ファイバへ導光されるように選択的に切り替えるためのミラーと、レーザビームを集光する2つの集光レンズと、2本のファイバとを備えた、ビームスイッチを有したレーザ装置が特許文献1に開示されている。図21は、従来技術のレーザ装置101の構成を示す概略図である。
【0005】
図21のレーザ装置101は、レーザ光源102と、モータ103と、ビームスプリッタ104と、全反射ミラー105と、第1ファイバ106Aと、第2ファイバ106Bとを備えている。また、レーザ光源102は、レーザビームL101を出射する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許第7982935号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
レーザ装置101は、レーザ光源102から出射されたレーザビームL101をビームスプリッタ104を用いて分岐させることから、各ファイバ106A、106Bへ導光されるレーザパワー比率はビームスプリッタ104の光学仕様に依って決定され、複数ファイバへ任意のパワー比率でレーザビームを導光することが困難である。
【0008】
そこで、本開示は、このような状況を鑑みてなされたものであって、レーザ光源からのレーザビームを複数ファイバへ任意のパワー比率で導光することができるレーザ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本開示の一態様に係るレーザ装置は、レーザビームを出射するレーザ光源と、
前記レーザビームの入射位置に基づくパワー比率で前記レーザビームを分岐する回折光学素子と、
前記回折光学素子で分岐された複数のレーザビームをそれぞれ集光する複数の集光レンズと、
前記複数の集光レンズでそれぞれ集光されたレーザビームのファイバ入射側の端面に対する角度をそれぞれ変更する複数のプリズムと、
前記複数のプリズムをそれぞれ透過したレーザビームを前記ファイバ入射側の端面からそれぞれ入射させて伝送する複数のファイバと、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示の前記一態様に係るレーザ装置によれば、例えば1つのレーザ光源から出射されるレーザビームを、回折光学素子を用いて前記レーザビームの入射位置に基づくパワー比率で前記複数のレーザビームに分岐することで、それぞれ異なるファイバに任意のパワー比率で導光することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
雄端子
10日前
個人
後付地震遮断機
14日前
個人
超精密位置決め機構
15日前
東レ株式会社
積層多孔質膜
18日前
愛知電機株式会社
電力機器
7日前
ヒロセ電機株式会社
端子
7日前
日機装株式会社
加圧装置
2日前
CKD株式会社
巻回装置
17日前
ローム株式会社
半導体装置
2日前
三菱電機株式会社
回路遮断器
3日前
住友電装株式会社
端子
9日前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
今日
日本化薬株式会社
電流遮断装置
15日前
株式会社村田製作所
アンテナ装置
16日前
三菱自動車工業株式会社
放熱構造
2日前
住友電装株式会社
コネクタ
9日前
日新イオン機器株式会社
イオン注入装置
2日前
株式会社東芝
回路素子
16日前
三菱電機株式会社
半導体装置
17日前
富士電機株式会社
半導体装置
9日前
トヨタ自動車株式会社
交換式バッテリ
今日
矢崎総業株式会社
すり割り端子
7日前
トヨタ自動車株式会社
交換式バッテリ
今日
日本特殊陶業株式会社
保持部材
2日前
株式会社アイシン
加湿器
10日前
TDK株式会社
電子部品
17日前
TDK株式会社
電子部品
1日前
株式会社アイシン
加湿器
10日前
日本バイリーン株式会社
負極部材および電池
17日前
本田技研工業株式会社
積層装置
14日前
住友電装株式会社
中継コネクタ
7日前
株式会社村田製作所
コイル部品
15日前
株式会社村田製作所
コイル部品
2日前
東洋技研株式会社
接続器具
今日
キーコム株式会社
組立式アンテナ
8日前
続きを見る