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公開番号
2025118920
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-13
出願番号
2025083018,2024082951
出願日
2025-05-19,2020-05-19
発明の名称
吐出装置及び吐出タイミングの決定方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41J
2/01 20060101AFI20250805BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】インク滴の吐出速度の算出精度を向上させることを目的とする。
【解決手段】記録ヘッドから吐出された液滴を検出する液滴検出センサ、および記録ヘッドと液滴検出センサの距離を変化させる変化手段とを備え、記録ヘッドからインク滴を吐出してから、インク滴を液滴検出センサで検出するまでの時間を、記録ヘッドと液滴検出センサまでの距離を変化させて複数回測定し、距離差と時間差に基づいてインク滴の吐出速度を算出する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
吐出口面に形成された吐出口から液滴を吐出する吐出ヘッドと、
光を発光する発光部と前記発光部が発光した光を受光する受光部とを有する検知手段と、
前記吐出ヘッドと前記検知手段との位置関係が、前記吐出ヘッドから吐出された液滴が前記発光部と前記受光部との間を通過する検出用の位置関係となった状態で、前記吐出ヘッドから吐出された液滴を前記受光部の受光量に基づいて検出する液滴検出手段と、
前記吐出ヘッドが前記液滴の吐出を開始してから前記液滴検出手段により前記液滴が前記光を通過したことを検出するまでの時間を検出する時間検出手段と、
前記時間検出手段が検出した時間と、前記吐出口面と前記発光部が発光する光との距離とに基づいて前記液滴の吐出速度を算出する算出手段と、
を有する吐出装置であって、
前記位置関係における前記吐出ヘッドの前記吐出口面と前記検知手段との距離を変化させる変化手段を更に有し、
前記時間検出手段は、前記吐出ヘッドの前記吐出口面と前記発光部が発光する光との距離が第1の距離の状態で前記吐出口から液滴の吐出を開始してから前記液滴検出手段が前記液滴を検出するまでの第1の時間を検出し、前記変化手段によって前記吐出ヘッドの前記吐出口面と前記発光部が発光する光との距離が前記第1の距離とは異なる第2の距離とした状態で前記吐出口から液滴の吐出を開始してから前記液滴検出手段が前記液滴を検出するまでの第2の時間を検出し、
前記算出手段は、前記第1の距離、前記第2の距離、前記第1の時間及び前記第2の時間に基づいて前記液滴の吐出速度を算出することを特徴とする吐出装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記算出手段は、前記第1の距離と前記第2の距離の差と、前記第1の時間と前記第2の時間の時間差に基づいて前記液滴の吐出速度を算出することを特徴とする請求項1に記載の吐出装置。
【請求項3】
前記算出手段が算出した吐出速度に基づいて、前記吐出ヘッドが記録媒体に画像を記録する際の液滴の吐出タイミングを決定する決定手段を更に有することを特徴とするタイミング制御手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の吐出装置。
【請求項4】
前記変化手段によって、前記位置関係における前記吐出ヘッドの前記吐出口面と前記発光部が発光する光との距離が前記第1の距離、前記第2の距離とは異なる第3の距離に変化させ、
前記時間検出手段は、前記第3の状態で前記吐出口から液滴の吐出を開始してから前記液滴検出手段が前記液滴を検出するまでの時間である第3の時間を検出し、
前記算出手段は、前記第2の距離、前記第3の距離、前記第2の時間及び前記第3の時間に基づいて吐出速度を算出し、
前記第1の距離と前記第2の距離において前記時間検出手段が検出した時間に基づいて算出した吐出速度と、前記第2の距離と前記第3の距離において前記時間検出手段が検出した時間に基づいて算出した吐出速度と、に基づいて前記第1の距離、前記第2の距離、及び前記第3の距離と異なる第4の距離のときの吐出速度を算出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の吐出装置。
【請求項5】
前記算出手段が算出した吐出速度に基づいて、前記吐出ヘッドが記録媒体に画像を記録する際の液滴の吐出タイミングを決定する決定手段を更に有し、
前記第4の距離は、前記吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドが前記液滴の吐出を開始して画像を記録する記録媒体との距離であって、
前記決定手段は、前記算出手段が算出した前記第4の距離における吐出速度に基づいて前記記録媒体に記録を行う際の液滴の吐出タイミングを決定することを特徴とする請求項4に記載の吐出装置。
【請求項6】
前記吐出ヘッドと前記記録媒体との距離を測定する測定手段を有することを特徴とする請求項5に記載の吐出装置。
【請求項7】
前記決定手段は、液滴の吐出速度と吐出タイミングとの関係を示すテーブルに従って吐出タイミングを決定することを特徴とする請求項3、5及び6のいずれか1項に記載の吐出装置。
【請求項8】
前記吐出ヘッドは、前記吐出タイミングを調整するためのパターンを前記記録媒体に記録し、
前記算出手段は、前記パターンに基づいて決定された吐出タイミングに基づいて液滴の吐出速度を算出し、
前記時間検出手段は、前記パターンを記録したタイミングとは異なる所定のタイミングにおいて前記吐出ヘッドが前記液滴の吐出を開始してから前記液滴検出手段により前記液滴が前記光を通過したことを検出するまでの時間を検出し、
前記算出手段は、前記時間検出手段が検出した前記時間に基づいて吐出速度を算出し、
前記決定手段は、前記算出手段が前記パターンに基づいて決定された吐出タイミングに基づいて算出した吐出速度と、前記時間検出手段が検出した時間に基づいて算出した吐出速度から吐出タイミングを決定することを特徴とする請求項3、及び請求項5から7のいずれか1項に記載の吐出装置。
【請求項9】
前記吐出ヘッドは駆動パルスを印加することにより液滴を吐出し、
前記吐出ヘッドは、前記吐出タイミングを調整するためのパターンを前記記録媒体に記録し、
前記算出手段は、前記パターンに基づいて決定された吐出タイミングに基づいて液滴の吐出速度を算出し、
前記時間検出手段は、前記パターンを記録したタイミングとは異なる所定のタイミングにおいて前記吐出ヘッドが前記液滴の吐出を開始してから前記液滴検出手段により前記液滴が前記光を通過したことを検出するまでの時間を検出し、
前記算出手段は、前記時間検出手段が検出した前記時間に基づいて吐出速度を算出し、前記決定手段は、前記算出手段が前記パターンに基づいて決定された吐出タイミングに基づいて算出した吐出速度と、前記時間検出手段が検出した時間に基づいて算出した吐出速度から前記吐出ヘッドに印加する駆動パルスの長さを決定することを特徴とする請求項3、及び請求項5から7のいずれか1項に記載の吐出装置。
【請求項10】
前記吐出ヘッドは、前記吐出ヘッドが吐出装置に装着されたときに前記パターンの記録を行うことを特徴とする請求項8または9に記載の吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は吐出装置及び吐出速度の算出方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェット方式の記録装置においては、使用を続けていくと記録装置や記録ヘッドの個体差およびインクの物性、さらにはその使用状況や環境影響によってインク滴の吐出速度が変化することがある。インク滴の吐出速度が変化すると、例えば記録ヘッドの往復走査によって画像を記録するときには、往路方向で吐出したインク滴と復路方向で吐出したインク滴の着弾位置の関係がずれてしまい、画質に影響が生じる。
【0003】
特許文献1は、吐出するインクの吐出速度を計測する光学的検出器を備え、計測結果に基づき記録ヘッドの移動速度と吐出速度とから吐出タイミングを適切に設定するためのレジストレーション調整方法が開示されている。また、この文献にはインクの吐出速度の測定方法として、インクの吐出タイミングから光学的検出器から照射される光束に到達するまでの時間を測定し、その測定結果と記録ヘッドから光束までの距離に基づいて吐出速度を算出することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-152853号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のように、吐出ヘッドと液滴検出センサの距離を一定に設定して吐出速度を算出する方法では、吐出ヘッドと液滴検出センサの距離に誤差があると高精度に吐出速度を求めることができない。
【0006】
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、インク滴の吐出速度の算出精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、吐出口面に形成された吐出口から液滴を吐出する吐出ヘッドと、光を発光する発光部と前記発光部が発光した光を受光する受光部とを有する検知手段と、前記吐出ヘッドと前記検知手段が、前記吐出ヘッドから吐出された液滴が前記発光部と前記受光部との間を通過する位置となった状態で、前記吐出ヘッドから吐出された液滴を前記受光部の受光量に基づいて検出する液滴検出手段と、前記吐出ヘッドが前記液滴の吐出を開始してから前記液滴検出手段により前記液滴が前記光を通過したことを検出するまでの時間を検出する時間検出手段と、前記時間検出手段が検出した時間と、前記吐出口面と前記発光部が発光する光との距離とに基づいて前記液滴の吐出速度を算出する算出手段と、を有する吐出装置であって、前記吐出ヘッドと前記検知手段との距離を変化させる変化手段を更に有し、前記時間検出手段は、前記吐出ヘッドの前記吐出口面と前記発光部が発光する光との距離が第1の距離の状態で前記吐出口から液滴の吐出を開始してから前記液滴検出手段が前記液滴を検出するまでの第1の時間を検出し、前記変化手段によって前記吐出ヘッドの前記吐出口面と前記発光部が発光する光との距離が前記第1の距離とは異なる第2の距離とした状態で前記吐出口から液滴の吐出を開始してから前記液滴検出手段が前記液滴を検出するまでの第2の時間を検出し、前記算出手段は、前記第1の距離、前記第2の距離、前記第1の時間及び前記第2の時間に基づいて前記液滴の吐出速度を算出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、吐出ヘッドからインク滴を吐出してから、インク滴を液滴検出センサで検出するまでの時間を、吐出ヘッドと液滴検出センサまでの距離を変化させて複数回測定することで、インク滴の吐出速度の算出精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係る記録装置の外観を示す図である。
第1の実施形態に係る記録装置の内部構成を示す斜視図である。
第1の実施形態に係る記録装置の制御構成を示すブロック図である。
インク滴の吐出速度と着弾位置の相関関係を示す模式図である。
第1の実施形態におけるインク滴の吐出速度の算出方法について説明するための図である。
第1の実施形態における検出時間および吐出速度を示す図である。
第1の実施形態における吐出速度を算出する処理のフローチャートである。
第2の実施形態における距離検出センサの内部構成と検出の例を示す図である。
第2の実施形態における検出時間および吐出速度を示す図である。
第3の実施形態における吐出速度を算出する処理のフローチャートである。
第3の実施形態における記録位置ずれを調整するためのパターンを示す図である。
第3の実施形態における検出時間および吐出速度を示す図である。
第3の実施形態における吐出タイミングの補正処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1の実施形態)
<記録装置の全体概要>
図1は、実施形態に係る液滴吐出装置の一例としてのインクジェット記録装置(以下、記録装置)100の外観を示す図である。
(【0011】以降は省略されています)
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