TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025109068
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-24
出願番号
2024002771
出願日
2024-01-11
発明の名称
電気回路体、電力変換装置、電気回路体の製造方法
出願人
Astemo株式会社
代理人
弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類
H01L
25/07 20060101AFI20250716BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】生産性を向上させながら、インダクタンスの増大を抑制できる。
【解決手段】電気回路体は、第1導体板および第2導体板の間に上アーム半導体素子を厚み方向に挟んで形成される第1組立体と、第3導体板および第4導体板の間に下アーム半導体素子を厚み方向に挟んで形成される第2組立体と、第1組立体および第2組立体を封止する封止材と、を備え、第1導体板および第4導体板は、互いに対向する側の辺に形成された接合部において、機械的および電気的に接続され、第1導体板および第4導体板は第1の略同一平面上に配置され、第2導体板および第3導体板は第1の略同一平面とは異なる第2の略同一平面上に配置され、上アーム半導体素子および下アーム半導体素子は表裏反転の関係にある。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第1導体板および第2導体板の間に上アーム半導体素子を厚み方向に挟んで形成される第1組立体と、
第3導体板および第4導体板の間に下アーム半導体素子を前記厚み方向に挟んで形成される第2組立体と、
前記第1組立体および前記第2組立体を封止する封止材と、を備え、
前記第1導体板および前記第4導体板は、互いに対向する側の辺に形成された接合部において、機械的および電気的に接続され、
前記第1導体板および前記第4導体板は第1の略同一平面上に配置され、
前記第2導体板および前記第3導体板は前記第1の略同一平面とは異なる第2の略同一平面上に配置され、
前記上アーム半導体素子および前記下アーム半導体素子は表裏反転の関係にある、電気回路体。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の電気回路体において、
前記上アーム半導体素子を制御する第1制御端子および前記下アーム半導体素子を制御する第2制御端子は、前記封止材により前記第1導体板、前記第2導体板、前記第3導体板、および前記第4導体板と一体に構成される、電気回路体。
【請求項3】
請求項1に記載の電気回路体において、
前記第1導体板における前記上アーム半導体素子とは逆側の端面、および前記第4導体板における前記下アーム半導体素子とは逆側の端面は、前記厚み方向の位置が一致し、
前記第2導体板における前記上アーム半導体素子とは逆側の端面、および前記第3導体板における前記下アーム半導体素子とは逆側の端面は、前記厚み方向の位置が一致する、電気回路体。
【請求項4】
請求項1に記載の電気回路体において、
前記接合部は、機械的な接合、または材料的な接合である、電気回路体。
【請求項5】
請求項1に記載の電気回路体において、
前記接合部は半田材または導電性接着剤を用いた接合である、電気回路体。
【請求項6】
請求項1に記載の電気回路体において、
前記第1導体板および前記第4導体板の少なくとも一方は、他方と対向する側の辺に前記他方に突出する突起部を有し、
前記突起部が前記接合部を構成する、電気回路体。
【請求項7】
請求項1に記載の電気回路体において、
前記第1導体板および前記第4導体板に少なくとも第1の熱伝導部材を介して接する上部冷却部材と、
前記第2導体板および前記第3導体板に少なくとも第2の熱伝導部材を接する下部冷却部材と、をさらに備える電気回路体。
【請求項8】
請求項7に記載の電気回路体において、
前記第1の熱伝導部材および前記第2の熱伝導部材の熱伝導率は5~10W/(m・K)である、電気回路体。
【請求項9】
請求項1に記載の電気回路体において、
前記第1導体板および前記第4導体板に第1の熱伝導部材および第1の絶縁シートを介して接する上部冷却部材と、
前記第2導体板および前記第3導体板に第2の熱伝導部材および第2の絶縁シートを介して接する下部冷却部材と、をさらに備える電気回路体。
【請求項10】
請求項1に記載の電気回路体を1または複数備え、直流電力を交流電力に変換する電力変換装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気回路体、電力変換装置、および電気回路体の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、車載用の電力変換装置には、高出力化および高密度化が要求されている。高出力と高密度を両立させるためには、損失を低減し発熱を抑える必要がある。スイッチング速度を上げることでスイッチング損失を低減する手法が知られている。スイッチング速度が上がることによってサージ電圧が大きくなる問題が発生する。特許文献1には、パワー半導体素子と、前記パワー半導体素子と電気的に接続される導体板と、前記パワー半導体素子と前記導体板を収納する金属製ケースと、前記金属製ケースの一方の外面に接合される表面側カバーと、前記金属製ケースの他方の外面に接合される裏面側カバーと、前記金属製ケースの一辺側に配置される入口部と、前記金属製ケースの前記一辺側に配置される出口部と、を備え、前記金属製ケースは、第1放熱部と、前記導体板を挟んで前記第1放熱部と対向する第2放熱部とを有し、前記表面側カバーは、前記第1放熱部との間に表面側流路の空間を形成するように前記第1放熱部と対向した位置に配置され、前記裏面側カバーは、前記第2放熱部との間に裏面側流路の空間を形成するように前記第2放熱部と対向した位置に配置され、前記入口部は、前記表面側流路及び前記裏面側流路と繋がっており、前記出口部は、前記表面側流路及び前記裏面側流路と繋がるパワー半導体モジュールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-23327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている発明では、生産性の向上およびインダクタンスの低減に改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様による電気回路体は、第1導体板および第2導体板の間に上アーム半導体素子を厚み方向に挟んで形成される第1組立体と、第3導体板および第4導体板の間に下アーム半導体素子を前記厚み方向に挟んで形成される第2組立体と、前記第1組立体および前記第2組立体を封止する封止材と、を備え、前記第1導体板および前記第4導体板は、互いに対向する側の辺に形成された接合部において、機械的および電気的に接続され、前記第1導体板および前記第4導体板は第1の略同一平面上に配置され、前記第2導体板および前記第3導体板は前記第1の略同一平面とは異なる第2の略同一平面上に配置され、前記上アーム半導体素子および前記下アーム半導体素子は表裏反転の関係にある。
本発明の第2の態様による電力変換装置は、上述の電気回路体を1または複数備え、直流電力を交流電力に変換する。
本発明の第3の態様による電気回路体の製造方法は、第1導体板および第2導体板の間に上アーム半導体素子を厚み方向に挟んで第1組立体を形成する第1形成工程と、第3導体板および第4導体板の間に下アーム半導体素子を前記厚み方向に挟んで第2組立体を形成する第2形成工程と、前記第1形成工程および前記第2形成工程の後に、前記第1導体板および前記第4導体板を第1の略同一平面上に存在し、かつ、前記第2導体板および前記第3導体板を前記第1の略同一平面とは異なる第2の略同一平面上に存在し、かつ、前記上アーム半導体素子と前記下アーム半導体素子とが表裏反転した状態となるように前記第1組立体および前記第2組立体を配置する組立体配置工程と、前記第1導体板および前記第4導体板を、機械的および電気的に接合する接合工程とを含む。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、生産性を向上させながら、インダクタンスの増大を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
電気回路体の平面図
電気回路体のII-II断面図
電気回路体のIII-III断面斜視図
半導体装置における1組の上下アームの半透過平面図
半導体装置における1組の上下アームの回路図
比較例半導体装置の半透過平面図
半導体装置の製造工程を示す図
電気回路体の製造工程を示す図
電気回路体の製造工程を示す図
半導体装置の断面図
変形例1における電気回路体の平面図
変形例1における電気回路体のXII-XII断面図
変形例1における電気回路体のXIII-XIII断面斜視図
変形例1における半導体装置の半透過平面図
変形例1における半導体装置の製造工程を示す図
変形例2における電力変換装置の回路図
電力変換装置の外観斜視図
電力変換装置のXVIII-XVIII断面図
変形例4における接合部の形状を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
―第1の実施の形態―
以下、図1~図10を参照して、電気回路体およびその製造方法の実施の形態を説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
【0009】
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。同一または同様な機能を有する構成要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。ただし、これらの複数の構成要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
【0010】
図1は、電気回路体400の平面図である。本実施の形態では、図面間の相関関係を明示するために相互に直交するXYZ軸を記載している。図1では図示右側がX軸のプラス側、図示上側がY軸のプラス側、図示奥側がZ軸のプラス側である。電気回路体400は、半導体装置300と冷却部材340とを備える。電気回路体400は、全く同一の構成を有する半導体装置300を3つ備える。そのため以下では3つの半導体装置300のうち、1つにしか符号を付さない場合がある。冷却部材340は、Z軸プラス側の上部冷却部材340Uと、Z軸マイナス側の下部冷却部材340Lとを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
Astemo株式会社
撮像装置
17日前
Astemo株式会社
環境認識装置
4日前
Astemo株式会社
画像処理装置
5日前
Astemo株式会社
コンデンサユニット
14日前
Astemo株式会社
回路基板及び電子制御装置
10日前
Astemo株式会社
バンパキャップ、緩衝装置
14日前
Astemo株式会社
ポンプ装置及び船舶推進機
14日前
Astemo株式会社
回転子、回転電機および電動駆動システム
25日前
Astemo株式会社
充放電制御装置、充放電制御装置の制御方法
10日前
Astemo株式会社
電気回路体、電力変換装置、電気回路体の製造方法
18日前
Astemo株式会社
ソフトウェア開発支援装置及びソフトウェア開発支援方法
6日前
個人
後付地震遮断機
3日前
個人
超精密位置決め機構
4日前
東レ株式会社
積層多孔質膜
7日前
株式会社ExH
電流開閉装置
1か月前
株式会社潤工社
同軸ケーブル
1か月前
個人
鉄心用材料とその製造方法
1か月前
CKD株式会社
巻回装置
6日前
エイブリック株式会社
半導体装置
1か月前
個人
マルチバンドコイルアンテナ
19日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
10日前
矢崎総業株式会社
電線
14日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電素子
13日前
株式会社大阪ソーダ
複合固体電解質
13日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
オムロン株式会社
電磁継電器
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
1か月前
日本特殊陶業株式会社
保持装置
11日前
日星電気株式会社
ケーブルアセンブリ
1か月前
日本化薬株式会社
電流遮断装置
4日前
株式会社ダイヘン
変圧器
25日前
続きを見る
他の特許を見る