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公開番号2025108837
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-24
出願番号2024002276
出願日2024-01-11
発明の名称運転支援装置、復号装置、暗号システム、暗号処理方法および復号処理方法
出願人株式会社デンソー,トヨタ自動車株式会社,株式会社ミライズテクノロジーズ
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類G06F 21/60 20130101AFI20250716BHJP(計算;計数)
要約【課題】煩雑な処理を要することなく、特定の分類の情報を提供できる。
【解決手段】車両10に搭載される運転支援装置100は、車両に関する情報である検知情報を検知するセンサ120と、検知情報を暗号化する暗号化部115と、暗号化部が暗号化した情報を送信する通信部112と、を備える。暗号化部は、予め定められた分類毎の検知情報を分類毎に異なる公開鍵を用いてそれぞれ暗号化し、暗号化した分類毎の検知情報を統合して、準同型性を有する暗号方式で暗号化する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両(10)に搭載される運転支援装置(100)であって、
前記車両に関する情報である検知情報を検知するセンサ(120)と、
前記検知情報を暗号化する暗号化部(115)と、
前記暗号化部が暗号化した情報を送信する通信部(112)と、を備え、
前記暗号化部は、
予め定められた分類毎の前記検知情報を前記分類毎に異なる公開鍵を用いてそれぞれ暗号化し、
暗号化した前記分類毎の前記検知情報を統合して、準同型性を有する暗号方式で暗号化する、運転支援装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
請求項1に記載の運転支援装置であって、
前記暗号化部は、前記分類と前記分類の前記検知情報の暗号化に用いた前記公開鍵とを対応づけたテーブルを作成し、
前記通信部は、前記暗号化した情報と併せて前記テーブルを送信する、運転支援装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の運転支援装置によって暗号化された前記検知情報を復号する復号装置(200)であって、
所望する前記分類の前記検知情報である所望情報の前記分類に対応する秘密鍵を用いて、暗号化された前記検知情報のうち前記所望情報のみを復号する復号部(204)を備える、復号装置。
【請求項4】
暗号システム(500、500B)であって、
車両に搭載されているセンサが検知した情報を含む検知情報であって、前記検知情報を暗号化する暗号装置(110、30)と、
前記暗号装置が暗号化した情報を復号する復号装置と、を備え、
前記暗号装置は、
予め定められた分類毎の前記検知情報を前記分類毎に異なる公開鍵を用いてそれぞれ暗号化し、
暗号化した前記分類毎の前記検知情報を統合して、準同型性を有する暗号方式で暗号化した暗号情報を前記復号装置に送信し、
前記復号装置は、所望する前記分類の前記検知情報である所望情報の前記分類に対応する秘密鍵を用いて、前記暗号情報のうち前記所望情報のみを復号する、暗号システム。
【請求項5】
暗号処理方法であって、
車両に関する検知情報を検知するセンサから前記検知情報を取得する取得工程と、
予め定められた分類毎の前記検知情報を前記分類毎に異なる公開鍵を用いてそれぞれ暗号化する第1暗号化工程と、
暗号化した前記分類毎の前記検知情報を統合して、準同型性を有する暗号方式で暗号化する第2暗号化工程と、を含む、暗号処理方法。
【請求項6】
請求項5に記載の暗号処理方法で暗号化された情報を復号する復号処理方法であって、
所望する前記分類の前記検知情報である所望情報の前記分類に対応する秘密鍵を用いて、前記第2暗号化工程において暗号化された情報のうち前記所望情報のみを復号する、復号工程を含む、復号処理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、運転支援装置、復号装置、暗号システム、暗号処理方法および復号処理方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
車両の自動運転や、ADAS(Advanced Driving Assistant System:先進運転支援システム)を用いた運転支援において、各種センサが検出した情報を、車外のデータセンタに送信する技術が知られている。運転支援装置は、情報を送信する場合、例えば、特許文献1に記載されているような、複数種類の秘密鍵を用いた暗号化を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第11,295,028B2公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、車両の各種センサが検出した情報の需要が高まっている。データセンタが所望する情報が、各種センサが検出した情報のうちの一部の情報である場合、所望する情報のみを提供したいという課題があった。またデータセンタが複数存在する場合に、データセンタ毎に所望する情報を提供する必要が生じて、処理が煩雑になるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
本開示の一形態によれば、車両(10)に搭載される運転支援装置(100)が提供される。運転支援装置は、車両に関する情報である検知情報を検知するセンサ(120)と、検知情報を暗号化する暗号化部(115)と、暗号化部が暗号化した情報を送信する通信部(112)と、を備える。暗号化部は、予め定められた分類毎の検知情報を分類毎に異なる公開鍵を用いてそれぞれ暗号化し、暗号化した分類毎の検知情報を統合して、準同型性を有する暗号方式で暗号化する。
【0007】
この形態の運転支援装置によれば、分類毎に異なる公開鍵で暗号化した情報を統合して準同型暗号で暗号化する。そのため、全ての特定の分野の情報を得るために検知情報全てを復号する処理や、特定の分類の検知情報のみを送信する処理を要することなく、特定の分類の情報が復号可能に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
暗号システムの構成を示す概要図である。
暗号化定処理の一例を示すフローチャートである。
復号処理の一例を示すフローチャートである。
第2実施形態における暗号システムの構成を示す概要図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A.第1実施形態:
図1に示すように、第1実施形態における暗号システム500は、暗号装置110を有する運転支援装置100が搭載された車両10と、復号装置200を有するサーバ20と、を備える。
【0010】
運転支援装置100は、ADASにより車両10の運転を支援する装置である。運転支援装置100は、暗号装置110と、センサ120と、制御装置130とを備える。
(【0011】以降は省略されています)

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