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公開番号
2025107908
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-22
出願番号
2024001453
出願日
2024-01-09
発明の名称
正極活物質及び正極活物質の製造方法
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H01M
4/525 20100101AFI20250714BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電池に用いた場合に電池の抵抗を低減できる正極活物質の提供。
【解決手段】Li
x
Ni
a
Co
b
Mn
c
O
y
で表される組成を有し、La及びNiを含む化合物A、並びにLi及びWを含む化合物Bを一次粒子の表面に有し、かつ一次粒子の内部にLa及びWを含む、正極活物質。前記組成において、0.1≦x≦1.5,0.5≦a≦1.0,0≦b≦0.3,0≦c≦0.3,a+b+c=1.0,1.5≦y≦2.1である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
Li
x
Ni
a
Co
b
Mn
c
O
y
で表される組成を有し、La及びNiを含む化合物A、並びにLi及びWを含む化合物Bを一次粒子の表面に有し、かつ一次粒子の内部にLa及びWを含む、正極活物質。
(前記組成において、0.1≦x≦1.5,0.5≦a≦1.0,0≦b≦0.3,0≦c≦0.3,a+b+c=1.0,1.5≦y≦2.1である。)
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記化合物Aが粒状の化合物であり、前記化合物Bが層状の化合物である、請求項1に記載の正極活物質。
【請求項3】
前記化合物AがLa
4
LiNiO
8
及びLaNiO
3
の少なくとも一方を含み、且つ前記化合物BがLi
6
WO
6
を含む、請求項1に記載の正極活物質。
【請求項4】
Ni、Co、及びMnをそれぞれ含む原料、Liを含む原料、Laを含む原料、並びにWを含む原料を混合して混合物を得る工程と、
前記混合物に、温度600℃以上1000℃以下で焼成を行う高温焼成処理、温度400℃以上600℃以下で焼成を行う低温焼成処理、及び温度500℃以上800℃以下且つ前記高温焼成処理での温度よりも低く前記低温焼成処理での温度よりも高い温度で焼成を行う中温焼成処理を、この順に施す段階焼成工程と、を有し、
Li
x
Ni
a
Co
b
Mn
c
O
y
で表される組成を有し、La及びNiを含む化合物A、並びにLi及びWを含む化合物Bを一次粒子の表面に有し、かつ一次粒子の内部にLa及びWを含む正極活物質を製造する、正極活物質の製造方法。
(前記組成において、0.1≦x≦1.5,0.5≦a≦1.0,0≦b≦0.3,0≦c≦0.3,a+b+c=1.0,1.5≦y≦2.1である。)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、正極活物質及び正極活物質の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、電池に用いられる正極活物質において、粒子の結晶を制御する方法が試されている。例えば、特許文献1には、ニッケル塩、コバルト塩及びマンガン塩を混合溶液として調製するステップ、沈殿剤及び配位剤を前記混合溶液に加え、前記混合溶液のpHを10.5~12に調整し、沈殿させて前駆体Aを得るステップ、洗浄後の前記前駆体Aとリチウム塩とを、ボールミルで混合して、前駆体Bを得るステップ、空気又は酸素の雰囲気において、前駆体Bを焼結し、この焼結は、5~15℃/minの速度で400~800℃まで昇温し、1~6h定温焼結してから、さらに1~10℃/minの速度で900~980℃まで昇温し、8~10h定温焼結するものである、ステップ、冷却して大結晶粒凝集体三元正極材料を得るステップ、を備える大結晶粒凝集体三元正極材料の製造方法、が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-36570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電池には抵抗が低いことが求められるが、正極活物質を含む正極を備えた電池においては、正極活物質に起因して抵抗が高くなることがあった。
【0005】
本開示は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、電池に用いた場合に電池の抵抗を低減できる正極活物質、及び該正極活物質の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための手段は、以下の態様を含む。
<1> Li
x
Ni
a
Co
b
Mn
c
O
y
で表される組成を有し、La及びNiを含む化合物A、並びにLi及びWを含む化合物Bを一次粒子の表面に有し、かつ一次粒子の内部にLa及びWを含む、正極活物質。
(前記組成において、0.1≦x≦1.5,0.5≦a≦1.0,0≦b≦0.3,0≦c≦0.3,a+b+c=1.0,1.5≦y≦2.1である。)
<2> 前記化合物Aが粒状の化合物であり、前記化合物Bが層状の化合物である、<1>に記載の正極活物質。
<3> 前記化合物AがLa
4
LiNiO
8
及びLaNiO
3
の少なくとも一方を含み、且つ前記化合物BがLi
6
WO
6
を含む、<1>又は<2>に記載の正極活物質。
<4> Ni、Co、及びMnをそれぞれ含む原料、Liを含む原料、Laを含む原料、並びにWを含む原料を混合して混合物を得る工程と、
前記混合物に、温度600℃以上1000℃以下で焼成を行う高温焼成処理、温度400℃以上600℃以下で焼成を行う低温焼成処理、及び温度500℃以上800℃以下且つ前記高温焼成処理での温度よりも低く前記低温焼成処理での温度よりも高い温度で焼成を行う中温焼成処理を、この順に施す段階焼成工程と、を有し、
Li
x
Ni
a
Co
b
Mn
c
O
y
で表される組成を有し、La及びNiを含む化合物A、並びにLi及びWを含む化合物Bを一次粒子の表面に有し、かつ一次粒子の内部にLa及びWを含む正極活物質を製造する、正極活物質の製造方法。
(前記組成において、0.1≦x≦1.5,0.5≦a≦1.0,0≦b≦0.3,0≦c≦0.3,a+b+c=1.0,1.5≦y≦2.1である。)
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、電池に用いた場合に電池の抵抗を低減できる正極活物質、及び該正極活物質の製造方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<正極活物質>
本開示の実施形態に係る正極活物質は、Li
x
Ni
a
Co
b
Mn
c
O
y
で表される組成を有し、La及びNiを含む化合物A、並びにLi及びWを含む化合物Bを一次粒子の表面に有し、かつ一次粒子の内部にLa及びWを含む。
(前記組成において、0.1≦x≦1.5,0.5≦a≦1.0,0≦b≦0.3,0≦c≦0.3,a+b+c=1.0,1.5≦y≦2.1である。)
【0009】
本開示の実施形態に係る正極活物質によれば、電池における抵抗を低減することができる。この効果が奏される理由は、以下のように推察される。
【0010】
電池に求められる性能の一つとして、抵抗が低いことが挙げられる。しかし、正極活物質を含む正極を備えた電池において、正極活物質に起因して抵抗が高くなることがあった。そのため、正極活物質における抵抗を低下させ、それによって電池の抵抗を低下させることが求められている。
(【0011】以降は省略されています)
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