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公開番号
2025102359
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219755
出願日
2023-12-26
発明の名称
LEDグループの異常検知装置
出願人
フェニックス電機株式会社
代理人
個人
主分類
H10H
20/00 20250101AFI20250701BHJP()
要約
【課題】各LEDの特定にばらつきがあったり、外部からの操作が加わったりしても正しく異常判定ができる、LEDグループの異常検知装置を提供する。
【解決手段】異常検知装置10は、複数のLED104で構成されたひとつあるいは複数のLEDグループ100に流れる電流値および印加される電圧値の変化に基づいてLED104に異常が生じたことを検知する。異常検知装置10は、個々のLEDグループ100に流れる電流値を測定するひとつあるいは複数の電流計12と、複数回測定された電流値に基づいて異常検知を行う検知装置16とを備えている。検知装置16は、各LEDグループ100に流れる電流の実測定値の時間変化分が、測定誤差やLED104の特性のばらつきによって予想される測定値のばらつきから定めた閾値を超えたとき、LED104に異常が生じたと判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のLEDで構成されたひとつあるいは複数のLEDグループに流れる電流値の変化に基づいて、いずれかの前記LEDグループに属する前記LEDに異常が生じたことを検知する異常検知装置であって、
個々の前記LEDグループに流れる電流値を測定するひとつあるいは複数の電流計と
複数回測定された前記電流値に基づいて異常検知を行う検知装置とを備えており、
前記検知装置は、前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の時間変化分が、測定誤差や前記LEDの特性のばらつきによって予想される測定値のばらつきから定めた閾値を超えたとき、前記LEDに異常が生じたと判定する
異常検知装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
複数のLEDで構成されたひとつあるいは複数のLEDグループに流れる電流値および印加される電圧値の変化に基づいて、いずれかの前記LEDグループに属する前記LEDに異常が生じたことを検知する異常検知装置であって、
個々の前記LEDグループに流れる電流値を測定するひとつあるいは複数の電流計と、
各前記LEDグループに印加される電圧値を測定する電圧計と、
複数回測定された前記電流値および電圧値に基づいて異常検知を行う検知装置とを備えており、
前記検知装置は、前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の時間変化分が、測定誤差や前記LEDの特性のばらつきによって予想される測定値のばらつきから定めた閾値を超えたとき、または、前記各LEDグループに印加される電圧の実測定値の時間変化分が、測定誤差や前記LEDの特性のばらつきによって予想される測定値のばらつきから定めた閾値を超えたとき、前記LEDに異常が生じたと判定する
異常検知装置。
【請求項3】
前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の平均値の時間変化分と、前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の時間変化分とを用いて、前記各LEDグループに流れる電流の総和を変更したときの異常が発生していない各LEDグループの電流の時間変化が0になるように補正をかけることを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の異常検知装置。
【請求項4】
前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の平均値及びその時間変化分と、前記各LEDグループに印加される電圧の実測定値の時間変化分の差と、予め用意しておいたLEDグループの電流電圧特性のデータとを用いて、前記各LEDグループに流れる電流の総和を変更したときの異常が発生していない前記各LEDグループに印加される電圧の時間変化が0になるように補正をかけることを特徴とする、
請求項2に記載の異常検知装置。
【請求項5】
予め用意しておいた前記LEDグループの電流電圧特性のデータと、前記各LEDグループに印加される電圧の実測定値の時間変化分と、各LEDグループに流れる電流の実測定値の平均値とから、いずれかのLEDに異常が発生した際に、異常が発生していない前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の時間変化分が0になるように補正をかけることを特徴とする、
請求項2に記載の異常検査装置。
【請求項6】
前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の時間変化分に、前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の平均の逆数をかけてから、異常があるか判定することを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の異常検査装置。
【請求項7】
前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の時間変化分に、前記各LEDグループのうち、これまでの異常検知で一度も異常が生じたと判定されていない前記LEDグループに流れる電流の実測定値の平均の逆数をかけてから、異常があるか判定することを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の異常検査装置。
【請求項8】
前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の時間変化分の算出を、直近に測定した前記各LEDグループに流れる電流の実測定値と、少なくとも2回以上前に測定した前記各LEDグループに流れる電流の実測定値との差分から行うことを特徴とする、
請求項1または請求項2に記載の異常検知装置。
【請求項9】
前記各LEDグループに印加される電圧の実測定値の時間変化分の算出を、直近に測定した前記各LEDグループに印加される電圧の実測定値と、少なくとも2回以上前に測定した前記各LEDグループに印加される電圧の実測定値との差分から行うことを特徴とする、
請求項2に記載の異常検知装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、LEDグループを構成する複数のLEDのいずれかに異常が生じたことを検知する異常検知装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
定電流電源によってLEDグループが定常状態で運転されており、外部からは何も操作をせず、また、各LEDが壊れたり特性の変化がない場合、各LEDへの電流値が変化することはない。換言すると、外部からは何も操作をせず、かつ、各LEDの特性の変化がない状況であるにもかかわらずLEDへの電流値が変化したときは、いずれかのLEDが壊れたことになる。このため、LEDへの電流値の時間変化を見ることによってLEDに異常が発生したことを検知することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特願2004-134147号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、各LEDが理想状態を維持し続けるのであれば、LEDの異常判定は各LEDグループへの電流値の変化を見ればよい。しかし、実際には、電流値の測定誤差や各LEDの特性のばらつきがあり、さらには、外部からの操作が加わることもある。このため、単に各LEDグループへの電流値の変化を見ているだけでは異常検知を行うことはできず、これらばらつきや外部からの操作が加わっても正しく異常判定ができるようにする必要がある。
【0005】
あらかじめ測定し、記憶させておいたLEDの電圧や電流のデータと、電流や電圧の測定結果との比較を行うことで、異常が発生したか否かを判定する手法は広く知られている。しかし、新品の頃のLEDの電圧や電流の特性と、ある程度の期間使用した後のLEDの電圧や電流の特性とは大きく異なるため、この手法では、ある程度の期間使用した後のLEDを正しく異常判定できない可能性が高いという問題があった。また、LEDの電圧は自身の温度によって変化するため、温度の変化が大きいとLEDを正しく異常判定できない可能性が高いという問題がある。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、各LEDの特性にばらつきがあったり、外部からの操作が加わったり、LEDが劣化したり、LEDの温度が変化したりしても正しく異常判定ができる、LEDグループの異常検知装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一局面によれば、
複数のLEDで構成されたひとつあるいは複数のLEDグループに流れる電流値の変化に基づいて、いずれかの前記LEDグループに属する前記LEDに異常が生じたことを検知する異常検知装置であって、
個々の前記LEDグループに流れる電流値を測定するひとつあるいは複数の電流計と
複数回測定された前記電流値に基づいて異常検知を行う検知装置とを備えており、
前記検知装置は、前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の時間変化分が、測定誤差や前記LEDの特性のばらつきによって予想される測定値のばらつきから定めた閾値を超えたとき、前記LEDに異常が生じたと判定する
異常検知装置が提供される。
【0008】
本発明の別の局面によれば、
複数のLEDで構成されたひとつあるいは複数のLEDグループに流れる電流値および印加される電圧値の変化に基づいて、いずれかの前記LEDグループに属する前記LEDに異常が生じたことを検知する異常検知装置であって、
個々の前記LEDグループに流れる電流値を測定するひとつあるいは複数の電流計と、
各前記LEDグループに印加される電圧値を測定する電圧計と、
複数回測定された前記電流値および電圧値に基づいて異常検知を行う検知装置とを備えており、
前記検知装置は、前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の時間変化分が、測定誤差や前記LEDの特性のばらつきによって予想される測定値のばらつきから定めた閾値を超えたとき、または、前記各LEDグループに印加される電圧の実測定値の時間変化分が、測定誤差や前記LEDの特性のばらつきによって予想される測定値のばらつきから定めた閾値を超えたとき、前記LEDに異常が生じたと判定する
異常検知装置が提供される。
【0009】
好適には、
前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の平均値の時間変化分と、前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の時間変化分とを用いて、前記各LEDグループに流れる電流の総和を変更したときの異常が発生していない各LEDグループの電流の時間変化が0になるように補正をかける。
【0010】
好適には、
前記各LEDグループに流れる電流の実測定値の平均値及びその時間変化分と、前記各LEDグループに印加される電圧の実測定値の時間変化分の差と、予め用意しておいたLEDグループの電流電圧特性のデータとを用いて、前記各LEDグループに流れる電流の総和を変更したときの異常が発生していない前記各LEDグループに印加される電圧の時間変化が0になるように補正をかける。
(【0011】以降は省略されています)
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